LINEを使った採用活動の方法とメリット・注意点

採用でLINEを活用するメリットとは?発信すべき3つのコンテンツ

採用活動にLINEを取り入れる企業が増えています。圧倒的な普及率や、情報発信の効率性、相互コミュニケーションの促進などに強みを持つLINEの特性は、採用活動でも大いに活かせるためです。

LINEを使った採用活動には具体的にどのようなメリットがあり、どのように開始・運用したらよいのでしょうか? 本記事では、LINEを活用した採用活動の概要や、発信するべきコンテンツについて解説します。

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LINEで採用活動はできる?

日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとして親しまれているLINEですが、最近ではビジネスシーンでの活用事例も見られるようになりました。採用活動においても同様に、活用されるケースが増えてきています。

採用活動にLINEを取り入れる際、企業はまずLINE公式アカウントを作成します。LINE公式アカウントの作成で、メッセージ配信やタイムライン投稿、LINEチャットなどの機能をまとめて使えるようになります。

LINE公式アカウントでの採用活動は、「友だち登録」で求職者を集め、求職者が求める情報を発信し、企業への興味を醸成していくのが大まかな流れです。企業説明会などで配布する資料にLINEアカウントのQRコードを添付するなどして求職者の友だち登録を促し、情報発信につなげるケースが一般的に見られます。

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採用活動でLINEを使う3つのメリット

採用活動でLINEを使うメリット

LINEを活用した採用活動には、次のようなメリットがあります。

  • 求職者に内容を見てもらいやすい
  • 求職者からのリアクションをもらいやすい
  • 求職者が求める情報を届けやすい

1.求職者に内容を見てもらいやすい

LINEで発信する情報は、求職者に見てもらいやすい傾向があります。

LINEは日常的に利用されており、アプリは1日に複数回起動されます。求人サイトなどから発信する情報などと比較して、目に留まるまでのハードルは低いです。

また、LINEはメッセージが届くとポップアップなどで通知がくる設定にしている人が多く、メールなどの連絡手段よりも見落としを減らせます。結果、企業から発信する内容を求職者に効率的に届けられます。

2.求職者からのリアクションをもらいやすい

メールや求人サイトなどで送るメッセージは、かしこまった文面になりがちです。求職者に届けたい熱量が伝わらないこともあるほか、求職者はメッセージを見てどのように受け取ったのか、どのような行動につながったかなどを理解することも難しいです。

一方、LINEはカジュアルなやり取りにも日常的に使われているツールです。やり取りに堅苦しさがない特性から、求職者からのリアクションも得やすくなります。求職者からの気軽な返信があったりと、接触機会が増える可能性が高いです。

3.求職者が求める情報を届けやすい

LINE公式アカウントの「チャットタグ」の利用で、求職者が望む情報を届けやすくなります。

チャットタグとは、自由にタグを作成してユーザーをグルーピング・管理できる機能です。企業説明会などでLINEの友だち登録を促し、卒業年次や希望職種、専攻などの要素でグルーピングします。そしてグループの属性に応じて、ニーズに合致した情報を発信していく流れです。

チャットタグによるグルーピングは、面接予定者や説明会参加者、内定者など、選考ステップごとの設定も可能です。グループ全体に向けて選考情報などを抜け漏れなく届けられるようになり、採用担当者の負担軽減にもつながります。

LINEで発信する主なコンテンツ

LINEを採用活動に用いるなら、企業のWebサイトなどに掲載している情報「以外」の内容を発信するように意識しましょう。

LINEで発信するべき具体的なコンテンツには、次のようなものが挙げられます。

  • 社員や社内の雰囲気がわかるコンテンツ
  • 業務内容がわかるコンテンツ
  • 選考に関するコンテンツ

以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。こちらもぜひご一読ください。

コンテンツを作る前にトレンドを知り、効果的な採用活動を進めましょう。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

1.社員の雰囲気がわかるコンテンツ

働いている社員の内面や社員同士の関係性など、社員の雰囲気がわかるコンテンツは、求職者からの人気が高いです。

社員同士の関係や空気感などは、企業のWebサイトからでは把握できません。その一方で、求職者が就職先を決める際に重視するポイントのひとつでもあります。社員インタビューや社員座談会などを実施し、ひとつのコンテンツとしてまとめてLINEで発信すると、求職者に社員の雰囲気を効率的に伝えられます。

また、社員だけでなく、社内の雰囲気がわかるコンテンツもLINEで発信してみましょう。

採用活動のオンライン化が進み、職場見学などの機会が減っており、求職者が職場の雰囲気を実際に体感するのは難しくなっています。その代替として、職場の雰囲気が伝わる動画コンテンツなどを制作し、LINEで発信すると求職者の興味を惹きつけられます。

2.業務内容がわかるコンテンツ

業務内容の詳細がわかるコンテンツの発信も有効です。入社後に働いている姿を求職者が具体的にイメージできるようになるほか、採用ミスマッチの防止にもつながります。

大まかな仕事内容は、企業のWebサイトなどでも公開されているケースが多いです。そうしたコンテンツとは趣向や粒度を変え、1日のスケジュールや成功したプロジェクト、成長につながったエピソードなど、より具体的な業務内容をうかがい知れるようなコンテンツの発信がポイントになります。

業務内容を具体的に語る、社員インタビュー形式のコンテンツなども有効でしょう。

【参考】社員のインタビューを成功させるための質問とは?取材・執筆ノウハウも解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/employee_interview_questions/

3.選考に関するコンテンツ

選考に関するコンテンツをLINEで発信すると、求職者の応募を促進できます。職種ごとの採用情報や選考スケジュールなど、選考に関わる重要な情報はトーク画面で流れてしまわないよう「リッチメニュー」を活用して発信するのがオススメです。

リッチメニュー

画像引用元:LINE for Business – 【公式】リッチメニューの活用法│作成から設定方法まで解説

リッチメニューはLINE公式アカウントの機能のひとつで、トーク画面の下部に常時表示されるメニューのことです(上図赤枠線内)。

このリッチメニューの活用で、求職者は選考情報に常時アクセスできるようになります。情報を見逃すこともありません。

採用活動にLINEを活用する際の注意点

LINEを活用する際の注意点

LINEは手軽に取り入れられ、採用活動にも役立つ便利なサービスですが、活用にあたってはいくつかの注意点もあります。

  • アカウントの管理体制を作る
  • 運用ルールを定める
  • 閲覧数などのKPIを定める
  • 情報漏洩のリスクを理解する

それぞれの注意点の概要や対策を紹介します。

1.アカウントの管理体制を作る

適切な運用が継続的になされなければ、LINEを活用した採用活動の成果は望めません。アカウント管理者を複数選任し、特定の人材に負荷が集中することなく、中長期的な運用を確実に遂行できるようなオペレーションを構築しましょう。

LINE公式アカウントは、管理メンバーを100人まで増やせます。アカウント管理を複数人で担うことで、運用が途切れてしまうといったリスクの軽減も可能です。複数人でLINE公式アカウントを管理すると、負担も分散しやすくなります。

また、複数人が運用に携わることで、求職者からの返信へのレスポンスを早められたり、求職者からのメッセージの見逃しをなくせたりすることも、管理体制構築のメリットです。

2.運用ルールを定める

複数人での管理体制を構築すると、作業の効率化が見込める一方で、社員同士で様子を見あってしまう、あるいは責任の所在があいまいになるなどのデメリットも懸念されます。明確な運用ルールを定めておきましょう。

どの業務を誰がいつまでにやるのか、問題発生時はまず誰に相談するかなど、ルールを個別に設定していきます。実際に手を動かす担当者だけでなく、責任者も含めた適切な役割分担を行いましょう。

3.閲覧数などのKPIを定める

LINEを採用活動に使う場合は、KPI(key performance indicators:最終目標の達成に向け必要な個別プロセスの定量評価指標)の設定が不可欠です。

具体的な目標を設定せず、パフォーマンスのデータ分析もしないままLINEアカウントを運用していても、採用活動への成果は可視化されません。

  • 発信するコンテンツの閲覧数
  • LINEから企業説明会などのイベントに応募した人数

これらをKPIに設定し定量数値で評価し、進捗や課題に応じて施策の見直しを行いましょう。

4.情報漏洩のリスクを理解する

LINEを用いた採用活動において見逃してはいけない注意点が、情報漏洩のリスクです。

LINEは便利なツールですが、企業が所有するサービスではありません。たとえば求職者の個人情報を収集するにあたっても、企業の管理が行き届かない社外プラットフォームを経由する構図になります。採用活動で集めた求職者の個人情報の漏洩は、大きなトラブルを招くことはいうまでもありません。

とはいえ、これはLINEに限定される注意点ではなく、他社のメールサービスや求人サイトなどでも、情報漏洩のリスクはゼロではありません。一定のリスクは常にあることを理解したうえで、どのような目的で活用していくかは、企業が独自に判断することになります。

Wantedlyで求職者が望む「リアル」を発信

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これまで紹介してきたように、LINEを活用した採用活動にはさまざまなメリットがあります。

なかでも着目すべきは、社員の仕事に対するモチベーションや詳細な業務内容、社内のリアルな雰囲気など、フォーマット化された求人サイトなどでは届けられない情報を気軽に発信できる点でしょう。また、企業からの発信に対し、返信などのアクションを求職者が起こしやすい、相互コミュニケーションが推進される特性も利点です。

求職者が求める「リアル」な情報を届ける媒体として、また求職者と直接コミュニケーションを交わせるツールとして、Wantedlyの活用もぜひご検討ください。

Wantedlyでは、ブログ機能である「ストーリー」を活用できます。構成や内容に決まりはなく、企業が自由に作成可能。企業の日常の様子やメンバーの紹介、ストーリーを投稿でき、募集だけでは伝わらない企業や社員の魅力を届けられます。

Wantedlyでできることや具体的な料金についてサービス資料にまとめています。一度確認してみてください。

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まとめ

LINEを取り入れた採用活動には、求職者への情報の届けやすさや、相互コミュニケーションへの高い期待値など、多くのメリットがあります。また、社員や社内の雰囲気など、求人サイトなどでは伝えきれないようなリアリティのある情報の発信で、求職者の興味を惹き応募を促す効果も期待されます。

管理ルールの明確化やKPIの設定などの注意点を押さえ、効果的な運用を心がけましょう。

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