人材獲得において、求人媒体の選定に悩まれる採用担当者の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、求人広告の料金形態や具体的なサービス紹介をはじめ、掲載の手順や成功するポイントまで事例付きでまとめています。
主要な求人広告媒体を徹底比較
「とりあえず知っているサービスで」といった考えで採用手法を選択してしまうと、「多額の費用だけを支払い、結果採用できなかった」といった最悪の結果が起きてしまう可能性も。
そんな人事・経営者の方のために、5つの主要求人広告媒体を徹底比較した資料を作成しました。
以下から資料をダウンロードして、採用手法を決める上で必要な情報を集めましょう。
求人広告とは？
求人広告とは、企業の求人情報を掲載し、求職者を集める媒体のことです。
折込チラシや紙媒体からはじまった求人広告ですが、最近ではWebサイトでの求人広告が主流となりつつあります。
無料から有料までさまざまな求人広告が存在していますが、最近では先に報酬を払わず採用に成功してから費用を払う成果報酬型や、月額利用で継続的に費用を払うモデルなど、さまざまな料金形態の求人広告が誕生しています。
求人広告を掲載するメリットとデメリット
ここでは、求人広告を利用するメリットとデメリットを紹介します。自社が利用したときをイメージしながらみていきましょう。
メリット
・より多くの求職者に見てもらえるため、多くの母集団を獲得できる。
・基本的に無料か、先行投資型のため、複数名採用しても費用は変わらない。
デメリット
・広告枠のサイズによって掲載順位が変わるため、より上位プランを利用しないと応募が集まらない可能性がある。
・採用数が0人でも掲載料金を支払う必要がある。
求人広告掲載するためにかかる料金は？
求人広告媒体は、無料で利用できるものと有料のものがあります。
料金は2種類、4パターンに分けられます。それぞれの特徴を理解し、求人掲載における費用感覚を掴みましょう。
▼求人広告の料金モデルと媒体例
・完全無料型：ハローワーク
・一部無料型：Indeed、求人ボックス、ジモティー
・先行投資型：マイナビ転職、リクナビNEXT、エン転職
・成果報酬型：Green
各求人広告の費用や詳細については、「求人広告の掲載にかかる料金は？｜無料から有料まで一覧をまとめ」で解説していますので、ぜひ確認してみてください。
求人広告を掲載するための手順
求人広告を掲載する流れを確認しましょう。媒体と掲載日の決定、求人掲載内容に必要な取材と広告の作成、公開までの手順を説明します。
1.掲載媒体を決める
求人媒体の選定は、欲しい人材を獲得できるかどうかを大きく左右します。
媒体の選定に必要なのは、自社の欲しい人材像「ペルソナ」を明確に設定することを前提に、どの媒体を使えば「ペルソナ」に出会えるのか、どの媒体を使えば自社の魅力を「ペルソナ」にアピールしやすいかの視点を持つことです。
費用対効果をあげるには、求めるターゲットが多い、かつ自社の魅力を伝えやすい求人広告を選ぶことが大切です。
求人広告にかかる料金の具体的な解説は『求人広告の掲載にかかる料金は？｜無料から有料まで一覧をまとめ』で詳しく解説しています。
また、求人媒体の詳しい解説、比較をまとめた資料も用意しましたので、ぜひ確認してみてください。
2.掲載日を決める
登録してすぐに掲載が可能な媒体も増えてきていますが、掲載スケジュールが決まっているものもあります。
掲載日の設定は、登録から求人公開までの準備に必要な日数から決める方法と、採用した人材が活躍できる時期から逆算して、「活躍＞オンボーディング＞入社日＞候補者探し期間＞掲載日」のように、採用スケジュールから決める方法があります。
媒体の掲載可能期間も含めて、検討するようにしましょう。
3.取材・広告を作成・公開する
応募が集まるかどうかは、求人広告の内容によるといっても過言ではありません。
求人広告の内容は、採用担当者がひとりで考えるのではなく、採用ポジションのチームメンバーなど、現場スタッフの取材を行い、仕事内容や求める人材像の解像度が高い内容に仕上げましょう。
作成のポイントは、「目に留まる魅力的なタイトル」、「ターゲット人材の志向性を意識した自社アピール」、「自社らしさの伝わる写真」、「コンプライアンスの遵守」の4点です。
求人広告作成4つのポイントについては、「応募が集まる求人広告の書き方｜成功事例・失敗事例まで公開」で詳しく解説しています。ぜひご確認ください。
求人広告で成果をあげている企業の共通点
求人広告で採用を成功させるポイントは、「自社の魅力を打ち出し方」と「能動的なアクション」です。
まずは、自社の魅力を正しく知ることからはじめましょう。他社と比較したした際の優位点は何か、求職者の求める価値と自社のベネフィットについて、何を打ち出すかを分析することからはじめましょう。
また、近年は、外部的動機づけ（報酬や待遇など）より、内部的動機づけ（ビジョンやミッションへの共感）によって転職を決める人が増えているため、企業理念や自社カルチャーの発信をしっかり行うことが大切です。
「どんな人が働いているのか？」「どんな創業ストーリーがあるのか？」など、入社後のイメージが膨らむコンテンツや、会社の想いを伝えると効果的です。
こちらの資料では、なぜ会社の魅力の発信が重要かについて詳しく記載しています。その上で、会社の魅力を発信するためのWantedlyの活用方法を説明しています。ぜひご覧ください。
発信の重要性・Wantedlyの活用方法についての資料をダウンロードする
知っておくべき、採用活動を成功させる考え方
求人広告で募集を開始する前に、現在の採用活動の進め方について間違いがないか、見直しておくのも肝心です。
たとえば、「どんな人材を採用したいのか」、「自社の何が問題だから新しい人が必要なのか」、「いつまでに何人欲しいのか」といった細かい部分まで考えられていますか。
しっかりと体系立てて考えることで、ムダな採用費用をなくせたり、効率のよい採用ができたりするのです。
これを簡略化してしまうと思ったような効果が得られないこともありますので、ある程度時間をかけて取り組むのが理想です。
▼採用活動における6つのステップ
1.採用計画を立てる
2.採用戦略を立てる
3.採用手法を決める
4.募集活動を行う
5.選考を行う
6.内定・入社フォローを行う
理想の採用活動の詳細については、「採用活動をはじめる時に知っておくべき基本事項｜6つのステップを解説」で解説していますので、ぜひ確認してみてください。
採用活動で課題を感じたときに抑えておくべきポイント
採用活動において、「求める人材から応募がこない」「選考中に辞退になってしまう」「入社してもすぐに辞めてしまう」これらの状況に陥った経験はありませんか。
採用活動がうまくいかない時、媒体の変更を検討しがちですが、媒体を変えること以外にも適した解決方法があります。原因を正しく見極めることが大切です。
▼よくある採用課題4選とその原因
1.母集団形成｜応募がこない、求める人材に出会えない
・採用サービスをうまく使えていない
・必要な情報を発信できていない、発信している情報が間違っている
・採用要件が市場に合っていない、ペルソナ設計が間違っている2.選考｜選考に進んでも辞退される
・候補者を評価することのみを選考の目的とし、候補者の志望度を高める施策がとれていない3.選考｜選考でNGばかりでる
・評価基準が明確でないため、時期や面接担当者によって評価が曖昧
・求める人材像の解像度が低く、MustとWantに分けられていない4.入社｜入社してもすぐやめてしまう
・デメリットを含めたリアルな会社情報を提供できていない
・求める人材像に合うかどうか、正しく判断できる選考プロセスになっていない
採用における4つの課題について、それぞれの具体的な解決策は、「新卒・中途に共通する5つの採用課題｜採用できない原因を解説」で解説していますので、ぜひ確認してみてください。
採用でミスマッチを起こさないためにできること
採用活動において、ミスマッチはできる限りなくしたいものです。
ミスマッチの原因は、企業側と候補者のニーズの「ズレ」にあります。とくに、入社後のギャップを感じやすい内容は、「人間関係」と「労働環境」と言われています。
ギャップをなくし、ミスマッチを減らすためには、以下2つの視点を持つようにしましょう。
①デメリットを含めた情報の開示
②自社フィット度合いを多角的に測る
具体的な行動施策としては、「なぜ採用のミスマッチは起きるのか｜原因の共通点と対策方法【事例を元に解説】」で解説していますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
いかがでしたか。本記事で紹介したように、求人広告は母集団を多く集められ、複数名を比較的低コストで採用できるメリットがあります。採用コストを抑えながら、多くの母集団を集めたいと考えている企業はぜひ活用してみましょう。
また、弊社が提供している採用サービス「Wantedly」では、利用期間中何職種でも募集掲載が可能です。採用人数や採用職種が多い企業にとっては、低コストで募集を掲載できるメリットがあります。
サービスの詳細を知りたい、自社に合う活用事例を知りたい場合は、ぜひ資料をダウンロードし、確認してみてください。
