「インターンシップの募集方法がわからない」「募集してもなかなか応募が集まらない」など、インターンシップの母集団形成に苦戦している方は多いと思います。大手求人サイトを利用しているものの、より費用対効果の高い手法を求めている方もいるでしょう。
そこで本記事では、6つの募集方法を取り上げ、それぞれの特徴を解説していきます。応募を増やすポイントや募集開始のタイミングも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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優秀な学生を採用する、長期インターンシップのススメ
インターンシップは優秀な学生を早期に囲い込む、会社の魅力を選考以外で知ってもらう機会を作るために、欠かせないものとなっています。
しかし、説明会の延長のような、1日~3日のインターンシップで優秀な学生に興味をもってもらえるのでしょうか。
この資料では、長期インターンシップを利用して優秀な学生を採用する方法、コツについてご紹介します。
インターンシップの重要性
インターンシップとは、就職を考えている学生が実際に企業の業務を体験する制度のことです。「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれます。
インターンシップの企業側・学生側のメリットは以下の通りです。売り手市場で採用難易度が高まっている今、新卒採用を成功させるためには動機づけ・ミスマッチ防止・認知度UPが効果的にできるインターンシップの導入は必須といえるでしょう。
【参考】インターンシップとは?定義・種類・企業側の目的をわかりやすく解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_top/
とくに、実践的な内容で社員と同様の働き方をする「長期インターン」は、早期離職の防止や優秀層との接触がはかれます。長期インターンが注目されている背景や基本的な考え方は以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。
【採用の新常識】なぜ採用に”ファンづくり”と”カジュアル面談”が必要なのか
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook_2/
インターンシップの種類
インターンシップと一口にいっても、実施期間・時期・形式によって以下のように分類されます。
実施期間:短期インターン or 長期インターン
実施時期:夏インターン or 秋冬インターン
実施形式:オンライン or オフライン(対面形式)
それぞれメリット・デメリットが異なるため、各インターンの特徴を理解し、自社にとって最適なインターンシップを実施しましょう。インターンシップの種類と特徴は、以下の記事で詳しく解説しています。
【参考】インターンシップ内容の決め方|夏と冬の違いや具体的な事例を紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_contents/
インターンシップの募集をする前に確認すべきポイント
インターンシップを成功させるためには、母集団形成だけでなく、コンテンツや事前準備も重要です。募集を開始する前に、以下の2点を必ずチェックしましょう。
1.コンテンツは適切か
インターンシップの内容は、人気企業のコンテンツをなぞるだけでは上手くいきません。
「入社後のミスマッチを減らしたい」「認知度を高めたい」など、インターンシップを実施する目的や、もっとも解決したい採用課題は各企業で異なります。また、インターンシップを通して伝えるべき企業の魅力も異なるため、「自社の魅力が十分に伝わり、採用課題の解決にもつながるコンテンツ」にする必要があります。
コンテンツの正しい決め方・具体例は以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【参考】インターンシップ内容の決め方|夏と冬の違いや具体的な事例を紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_contents/
2.募集後の流れは押さえているか
応募が十分に集まっても、その後の選考や受け入れ体制に不備があれば、インターンシップは失敗に終わってしまいます。
インターンシップを実施する流れは以下の通りです。募集後の流れや準備事項を把握し、募集期間中に着々と準備を進めましょう。
インターンシップ実施の流れ
実施日とコンテンツの決定→募集→選考→合否連絡および事前案内→実施→フォローアップインターンシップ実施までに準備すべきこと
・社内調整(関連部署への周知・受け入れ体制の整備など)
・選考方法の決定および選考(書類選考・Webテスト・面接など)
・同意書や誓約書の作成
・雇用契約書の作成(有給の場合)
・スライドや配布資料の作成
・会場、備品、飲食物の手配 など
【参考】インターン採用を成功させるポイント|実施の流れ・注意点も解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship/
インターンシップの募集方法6選
続いて、インターンシップの募集方法を6つご紹介します。それぞれの特徴やメリットを解説しますので、ぜひ自社にあう方法を選んでみてください。
1.求人サイト
マイナビ・リクナビなどの求人サイトに募集を掲載する方法です。もっとも一般的な募集方法で、数十万人の登録者にリーチできるのが魅力です。
ただし、大手サイトの掲載料金は約30万〜80万円と高額で、掲載社数が多く他社情報に埋もれてしまう恐れがあります。求人サイトを利用する場合は、各媒体の登録属性や料金を比較し、自社にマッチしていて費用対効果の高い媒体を選びましょう。
短期インターンの求人サイト | 長期インターンの求人サイト |
・マイナビ | ・Infraインターン |
2.キャリアセンター
各大学のキャリアセンター(就職課・キャリア支援課)に依頼すれば、無料で募集を掲載してもらえます。大学によっては、企業案内やパンフレットの設置も可能です。
株式会社学情の調査によると、キャリアセンターを利用したことがある学生は5割以上となっています。
過去の採用実績から自社とマッチングの高そうな大学がある場合や、自社の事業領域に近い研究を行っている大学がある場合は、ぜひキャリアセンターを利用してみましょう。
3.オウンドメディア
採用サイトやブログなどのオウンドメディアに募集を掲載する方法です。オウンドメディアを保有している場合はすぐに掲載でき、自社サイトをチェックしている志望度の高い学生にリーチできる点がメリットです。
しかし、学生からの認知度が低く、オウンドメディアのアクセス数が少ない場合は十分な応募が見込めません。次に紹介するSNSなどと掛け合わせて、アクセス数を増やす工夫が必要です。
4.SNS
X(旧Twitter)・Instagram・TikTok・FacebookなどのSNSを使って募集掲載する方法です。
SNSは、日常的に使われるサービスであるうえに拡散性が高いため、多くのユーザーにリーチできます。無料で運用できる点や、投稿を通じてリアルな魅力を発信できる点もメリットです。
「#サマーインターン」「#長期インターン」などのハッシュタグを活用して投稿すれば、インターン情報を探している学生に効率よくリーチできるでしょう。
Wantedlyでは、採用にSNSを活用したいと考えている方々のために、SNSごとの登録属性や必要な専門知識、活用時に失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。
5.リファラル
内定者や新入社員に後輩を紹介してもらう方法です。長期インターンの場合は、現役インターン生に紹介してもらうのもよいでしょう。
自社をよく知る人材や、自社で活躍する社員の力を借りれば、優秀かつ価値観のあう学生に効率よくリーチできます。
社内告知など周囲の協力体制を整える必要はありますが、低コストで質の高い母集団を形成できる方法です。
【参考】リファラル採用とは?かかる費用から進め方まで解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/refferal_top/
6.ダイレクトスカウト
自社にマッチした学生を探し、スカウトを送ってインターンに招待する方法です。1〜5の応募を「待つ」手法と違い、企業側からアプローチする「攻め」の手法として近年注目されています。
採用担当者自らが学生のプロフィールを見たうえでスカウトするため、質が高く無駄のない母集団形成が可能です。企業側からアプローチするため、認知度にも左右されません。
また学生側からすると、スカウトされたことで応募のハードルが下がります。「せっかくの機会だから参加してみよう」と、現時点ではそこまで志望度が高くない学生も取り込めるでしょう。
ダイレクトスカウトサービスは色々ありますが、Wantedlyならキャリア形成意欲の高い優秀な学生に効率よくリーチできます。長期インターンを探す目的で早い時期から利用している学生が多く、他媒体と比較しても返信率は高水準です。
Wantedlyの登録属性や特徴は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。
インターンシップの募集をはじめるタイミング
インターンシップは、遅くても開催1ヶ月前から募集開始しましょう。
募集期間が短いと認知されないまま終わってしまう可能性があるうえに、開催日が近々だと学生側はスケジュール調整が難しく、十分な応募が見込めません。また、Webテストや面接を行う場合は、選考や合否判定にかかる日数を加味し、一層前倒しで募集をはじめる必要があります。
さらに、募集をはじめるタイミングは、大手求人サイトと学生の動向にあわせることも重要です。
マイナビ・リクナビなどの大手求人サイトは、毎年6月1日にインターンシップ情報サイト(プレサイト)をオープンします。申し込みから掲載開始まで通常2週間〜1ヶ月程度かかるため、大手求人サイトを利用する場合は4月中旬頃から見積もりおよび原稿制作を進めるとよいでしょう。
学生も、大手求人サイトがオープンする6月頃から情報収集をはじめます。学生が意欲的に情報収集しているときに募集掲載できるよう、早い段階から準備を進めましょう。
インターンシップの応募を増やすポイント
ただ募集掲載しただけでは、採用競合と差別化できず、十分な応募は確保できません。ここでは、インターンシップの応募を増やすコツを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.さまざまな手法を組み合わせて認知度を高める
近年では、学生の情報収集源が多様化しています。株式会社ディスコの調査によると、インターンシップを知ったきっかけは、もっとも多い求人サイトで約5割、次いで採用サイトが約2割となっています。
また、株式会社No Companyの調査によると、Z世代就活生の約6割がSNSで企業情報を収集しています。
情報源が多岐にわたる今、1つの手法ではリーチできる層が限られます。SNSも活用しつつ、さまざまな手法を組み合わせて募集するのが認知度を高めるコツといえるでしょう。
2.学生のニーズを押さえる
募集する際、企業情報やスケジュールなどの基本的な情報を掲載するだけでは学生を引きつけられません。学生のニーズを押さえることではじめて魅力的な募集要項が書けるようになります。
学生がインターンシップに参加する主な目的は、「業務内容や社風を深く知りたい」「本選考を有利に進めたい」などです。また、学生がインターン選びで重視するのは「プログラム内容が詳細に書かれているか」「学業と両立できるか」「本選考での優遇が期待できるか」がトップ3となっています。
したがって募集要項では、コンテンツ・スケジュールを詳細に記載し、参加するメリットや学べる内容をアピールしましょう。社員と交流する機会や、参加後のフォローアップがあるかどうかも言及するのがオススメです。
3.参加日程を選べるようにする
近年では多くの企業がインターンシップを実施しているため、学生はスケジュール調整に悩まされています。「興味はあるけれど、他のインターンと日程が重なってしまうから」という理由で見送られてしまっては、大きな機会損失となります。
したがって短期インターンの場合は、学生が参加日程を選べるよう複数回開催するのがオススメです。参加ハードルを下げることで、志望度がそこまで高くない学生も取り込めるようになります。
また、オンラインで開催するのも1つの手です。自宅から参加できるため、地方の学生や多忙な学生も気軽に応募できるでしょう。
長期インターンの場合は、「週1日からOK」「1日3時間からOK」など、勤務条件を緩めると応募のハードルを下げられます。
Wantedlyでは、長期インターンを活用して優秀な学生を採用する方法や、募集・選考のコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。
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優秀な学生をインターンで採用するなら
Wantedlyは、企業が掲げる「想い」への共感を通じて求職者とのマッチングをはかる採用サービスです。
Wantedlyに登録している学生は、自己の成長を求めて長期インターンを探す方が多く、一般的な新卒採用の求人媒体では希少なキャリア形成意欲の高い優秀な学生が多いのが特徴です。
成功報酬料金は発生せず、インターン・新卒・中途・業務委託の募集を同一料金で掲載できるため、採用単価を抑えた効率的な採用活動が実現できます。
Wantedlyでできることや具体的な料金は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。
インターンシップの募集に成功した企業事例3選
最後に、Wantedlyを活用してインターンシップの募集に成功した企業事例をご紹介します。ぜひ各社の施策を参考にしてみてください。
1.株式会社ミトラ
株式会社ミトラは、岡山県で産婦人科向けの周産期管理システムの開発・販売を行っている企業です。同社はWantedlyを活用したことで、長期インターン生8名の採用に成功しています。
Wantedlyの募集ページは高確率でGoogle検索の1ページ目に表示されるため、「岡山」「長期インターンシップ」で検索した学生にリーチでき、スピーディーに認知度UPできたのが成功の要因です。
また、Wantedlyでは企業のミッションやカルチャーを自由に発信できるため、企業理念に共感した学生からの応募が増加。地方企業でありながら、100件以上の応募を獲得できています。
2.リスタンダード株式会社
リスタンダード株式会社は、アスリートに特化した採用トータルプロモーション事業を展開している企業です。
同社は認知度の低さが一番の課題だったため、大手企業に埋もれることなく企業の魅力を発信できるWantedlyの利用を開始。また、Wantedlyではどの学年にもリーチできるため、長期インターンの募集と新卒採用の募集を並行して掲載しました。
その結果、インターン生20名以上の採用に成功。採用コストも大幅に削減できています。
3.株式会社ミツモア
株式会社ミツモアは、ローカルビジネスの運営者と利用者をつなげるマッチングプラットフォームを提供している企業です。
同社は認知度を高めるために、Wantedlyの募集やブログ機能である「ストーリー」をほぼ毎日更新。学生の目に留まるような写真を掲載したり、複数名の候補者と交流できる「ミートアップ機能」を活用しました。
その結果、長期インターン生20名の採用に成功。Wantedly経由で採用した学生は、ベンチャー志向で起業意欲の高い学生や、就活を見据えて早くから行動しているキャリア形成意欲の高い学生が多く、インターンで非常に活躍しているそうです。
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まとめ
インターンシップの募集方法は、求人サイト・キャリアセンター・オウンドメディア・SNS・リファラル・ダイレクトスカウトの6つに分けられます。それぞれメリット・デメリットが異なるうえに、学生の情報収集源は多様化しているため、さまざまな手法を組み合わせるのが成功の秘訣です。
またインターンシップの募集は、学生が意欲的に情報収集しはじめる6月に間に合うよう、早い時期から計画的に進める必要があります。ぜひ本記事を参考にして、自社にあう募集方法やスケジュールを検討してみてください。