採用 活動

採用活動の基礎知識|募集〜内定までの6ステップを解説【事例つき】

企業発展のために欠かせない人材の確保。経営資源の中でも最も重要な「人材」を獲得するためには、何をすれば良いのでしょうか。本記事では、採用活動に必要な知識や、すぐに使える採用活動の具体的なステップを紹介しています。

▶︎採用コストを30%以上削減した採用施策集を無料ダウンロード

低コストで自社にマッチする人材を採用する方法

月額5万円から利用できるWantedlyは、会社の目指すミッションや価値観への共感でマッチングする採用サービスです。

成果報酬0円、募集の掲載も無制限なため、採用単価を大幅に抑えることができます。

350万人いる登録ユーザーの特徴や、詳しい料金を知りたい方は、ぜひ資料をダウンロードしてください。

まずは無料ダウンロード

企業が採用活動を行う理由

企業は何のために採用活動をするのでしょうか。採用の目的は2つあります。

1つは、企業が設定した目標と経営戦略を実現するために「不足している(不足すると予想される)人材を補うため」です。

もう1つは、新しい人材を獲得することで、「企業や組織を活性化させるため」です。採用活動は、「企業を発展させるための事業の1つ」という認識を持つことが大切です。

事業計画から逆算した考えが必要

採用活動は、採用戦略を練るところからはじめるのではなく、事業計画を基にして考える必要があります。

まず、組織の在り方を考えてみましょう。組織の基盤は、達成したい「ビジョン」にあります。そして、そのビジョンを達成するために「何をするのか」という事業計画があり、その事業計画を「どうやるのか」という組織戦略があります。

その組織をどのような人材で構成するか、どれを採用するのか、それが採用活動を含む「人事戦略」なのです。

採用活動を行う際は、「経営・事業計画>組織戦略>採用戦略」の軸を念頭に、自社に”なぜ人材が必要なのか”、”事業のどんな目標をいつまでに達成するために、どんな人材がいつまでに必要なのか”を把握する必要があります。

採用 活動 戦略 

【参考】採用マーケティングとは|すぐ使えるフレームワークと活用事例をご紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruitment_marketing/

採用活動に必要なステップとポイント

それでは次に、具体的な採用活動のステップを確認してみましょう。採用活動というと、求人掲載と選考をイメージされる方が多いかもしれませんが、本来は、採用戦略・計画の考案、採用媒体・選考プロセスの決定、入社後の育成まで一貫して行う活動を指します。

こちらでは、採用活動の各ステップを実施時のポイントとともに紹介しています。

▼採用活動における6つのステップ
1.採用計画を立てる
2.採用戦略を立てる
3.採用手法を決める
4.募集活動を行う
5.選考を行う
6.内定・入社フォローを行う

1.採用計画を立てる

採用計画とは、「何人採用するのか」、「どの雇用形態で採用するのか」、「いつ採用するのか」を決めることです。必要な採用人数の決め方は、人件費や業務量から割り出す方法や、事業戦略から策定するという方法があります。

雇用形態については、自社雇用だけでなく、派遣やアウトソーシングのような外部資源活用も含めて、柔軟に考えることで選択肢を広げることが可能です。

採用のタイミングは、入社時期ではなく、その人材が活躍できる時期から逆算して決めるようにしましょう。いずれも、現場と経営層とのすり合わせが重要となります。

採用計画の正しい立て方は以下の記事で詳しく解説しています。

【参考】採用計画の正しい立て方|採用に失敗しないための3ステップを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/plan/

以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。こちらもぜひご一読ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

2.採用戦略を立てる

採用戦略とは、自社に必要な人材を獲得するための「採用活動における戦略」です。採用戦略の主な内容は、「採用市場・求職者、競合、自社の理解」、「勝ち筋となる条件の策定」、「ペルソナ設計」です。

まず、事業計画と現在の組織体制を確認し、必要な人材像を明確にします。次に、欲しい人材を取り巻く市場やその候補者が求めているものを分析し、どう自社をアピールするかを考えます。そして、最後に採用媒体や採用プロセスを決定していきます。

採用戦略の具体的な立て方については以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

【参考】採用戦略の具体的な立て方を解説|必要な3つのステップを紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/strategy/

3.採用手法を決める

採用手法の選定は、欲しい人材を獲得できるかどうかに大きく影響します。採用戦略で設計した”ペルソナ”を基に、どの媒体を利用し、どのようなアプローチを行えば、効果的に自社をアピールできるかを考えるようにしましょう。

主な採用手法は、求人広告、スカウト、エージェント、リファラル採用(紹介)、SNS採用です。それぞれに強みがあるため、組み合わせて実施することで効果があがります。

なかでも採用サービスWantedlyは募集掲載、SNSとの連携、ダイレクトスカウトなどさまざまな機能が低コストで利用が可能です。料金や特徴の詳細が気になる方は一度サービス資料をダウンロードして確認してみてください。

▶Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

【参考】採用手法9選|自社に合う手法をマトリクスで解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/method/

4.募集活動を行なう

採用手法が決まったら、「募集要項作成」や「スカウト」などの募集活動に取り組みましょう。募集要項には、必要なスキルや経験をMust(必要事項)とWant(歓迎事項)に分け、欲しい人材像の解像度を高めるようにしましょう。

また、組織の目指すビジョンとミッションを明示し、自社カルチャーへの理解を促すことも大切です。

求人広告を出してもなかなか応募が来ない場合は、自社の魅力を求職者に伝えきれていないことが多いです

求人広告を出しても応募がこない

採用活動を進めるにあたってサービス選びも重要ですが、まずは土台となる発信を強化しましょう

「どんな人が働いているのか?」「どんな創業ストーリーがあるのか?」など、入社後のイメージが膨らむコンテンツや、会社の想いを伝えると効果的です。

こちらの資料では、なぜ会社の魅力の発信が重要かについて詳しく記載しています。その上で、会社の魅力を発信するためのWantedlyの活用方法を説明しています。ぜひご覧ください。

発信の重要性・Wantedlyの活用方法についての資料をダウンロードする

転職潜在層へ向けた採用活動が主流になっている近年、候補者に直接アプローチできるスカウトは採用活動のメインと言っても過言ではありません。

スカウト作成のポイントは、不特定多数に送るようなテンプレメールではなく、「候補者にとって魅力的なスカウト」になるよう、一通一通書き分けることです。スカウトした理由が明確で、候補者にとって入社のメリットが分かる内容になっていれば、候補者からの返信率も高まります。

Wantedlyでは、現場メンバーを巻き込みながら採用に取り組まれている2社をお招きし、具体的なスカウト文面ノウハウやスカウト体制に向けた採用体制づくりについてトークセッションを行いました。

イベントの内容は以下の資料にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

▶︎スカウト採用の成功事例を無料ダウンロードする

5.選考を行う

一般的に、応募があったら次のステップは選考になりますが、こちらからスカウトした場合や候補者の志望度によっては、「カジュアル面談」からはじめるなど、接点の持ち方は柔軟に対応しましょう。

カジュアル面談とは、お互いを良く知るために情報交換の場としてコミュニケーションをとる機会のことです。企業側のメリットとしては、転職意思のない層にもアプローチできる、自社の魅力をアピールできる、ミスマッチを防げるという点があげられます。

選考や面接では、募集要項であげた”Must”と”Want”を具体的に測定できる中身を意識し、評価基準を明確にしておくことで、面接官によって採用基準が異なるという混乱を避けられます。

Wantedlyでは、カジュアル面談の運用に悩む方々のために、カジュアル面談で必ず知っておくべき知識や失敗しないための方法などのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。

ぜひ一度確認してみてください。

▶カジュアル面談の基礎知識をまとめた資料を無料ダウンロードする

6.内定・入社フォローを行う

辞退を防ぐためにも、選考中そして内定後のフォローは重要です。候補者の疑問や不安を解消するためには、候補者が欲している情報を隠さずに開示し、会社の”リアル”をそのまま見せることが大切です。

また、候補者が抱えている”働くことへの問題や課題”を、自社では解消できることをイメージさせることで、志望度をあげられます。

採用活動には、入社後の定着・活躍につながる人材育成も含まれます。とくに、新しいメンバーがチームに早くなじみ、活躍できるように行う施策、「オンボーディング施策」の設計は、離職リスクをさげるためにも必須といえるでしょう。

入社前から社内SNSやイベントに招待する、入社後のメンターによる1on1の実施など、採用ポジションのチームを巻き込んだプログラムを導入すると効果的です。

ミスマッチ防止についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

【参考】採用のミスマッチを防ぐためには|原因と有効な対策
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/mismatch/

採用活動の年間スケジュール

中途採用の場合、欠員補充や事業拡大にともなう増員によって都度採用を行うため、とくに決まった繁忙期・閑散期はありません。ただ、以下の転職活動が活発な時期にあわせて募集・選考を進める企業がほとんどのため、「転職活動が活発な時期=中途採用の繁忙期」と考えてよいでしょう。

転職活動が活発な時期(中途採用の繁忙期)
・1〜2月:新年度の4月から再スタートすることを見据えて転職活動を開始
・6〜7月:夏の賞与を受け取ってから転職活動を開始
・9〜10月:下期から再スタートすることを見据えて転職活動を開始

一方、新卒採用は「新卒一括採用」とも呼ばれ、採用活動の解禁日が以下のように決まっています。

新卒採用のスケジュール
・広報活動:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・選考活動:卒業・修了年度の6月1日以降
・内定出し:卒業・修了年度の10月1日以降

しかし、新卒採用は年々早期化が進んでおり、株式会社ディスコの調査によると面接開始時期のピークは3月中旬、内定出しのピークは4月下旬となっています。

中途採用・新卒採用ともに、選考期間がとくに忙しくなりますが、内定後のフォローや入社準備も重要な採用業務です。また、閑散期にしっかりと振り返りを行うことが、次年度以降の採用成功につながります。

【参考】中途採用に最適な時期は?繁忙期・閑散期にやるべきことを解説https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruit_season/

【参考】新卒採用スケジュールの立て方|企業側がすべき準備を月ごとに解説https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/newgrads_schedule/

採用活動の最新トレンド

採用活動は、時代によって変化する求職者の志向や採用競合の動向を把握したうえで、やり方を柔軟に変えていく必要があります。ここでは、新卒・中途別に最新動向を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

中途採用の最新トレンド

中途採用の最新トレンドは、大きく分けて次の2つです。

・自社にマッチした人材を獲得するため、個別採用に注力
・成果の高いリファラル採用を導入する企業が増加

中途採用では、人材紹介と求人広告が定番の採用手法です。しかし、従来の手法ではなかなか理想の人材に出会えず、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用などの1対1での丁寧なアプローチを行う「個別採用」に注力する企業が増えています。

とくにリファラル採用は、実際に導入した企業の8割以上が効果を実感しています。他の手法と比べてコストが低いという利点もあるため、今後さらに導入する企業が増えるでしょう。

引用:HR総研 キャリア採用に関する調査

新卒採用の最新トレンド

新卒採用の最新トレンドは、大きく分けて次の3つです。

・マス型採用と個別採用の併用が進んでいる
・ナビサイト主催の合同説明会よりも、大学主催の学内セミナーを重視
・SNS活用の重要性が増している

多くの人材にリーチでき、コスト削減もはかれる「オンライン採用」が、コロナ禍で一気に浸透・定着。採用のオンライン化が後押しとなり、ダイレクトリクルーティングによる個別採用に注力する企業が増えています。

また、従来のマス型採用に関しても、大手ナビサイト主催の合同説明会よりも大学主催の学内セミナーを重視し、アプローチ対象を絞って母集団形成する企業が増加。より自社にマッチした人材を獲得するため、従来のマス型採用を継続しつつも、ダイレクトリクルーティングによる個別採用にも注力するのが最近のトレンドです。

また、株式会社ディスコの調査によると、就職活動でSNSを活用する学生がここ数年で急増しており、今では7割以上の学生がSNSで企業情報を収集しています。SNSを活用した採用広報・採用ブランディングが、企業認知度向上・応募数増加のカギとなるでしょう。

Wantedlyでは、採用にSNSを活用したいと考えている方々のために、SNSごとの登録属性や必要な専門知識、活用時に失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

▶採用におけるSNS採用の使い方資料を無料ダウンロードする

ここまで解説した通り、採用成功するためには、時代の変化やトレンドにあわせて考え方をアップデートしていく必要があります。以下の記事では、これからの採用に必要な考え方をわかりやすくまとめています。採用が上手くいかずに悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

低コストで優秀な人材を採用するには?

自社にマッチした人数を採用計画通りに採用しつつ、採用単価を抑えることができれば、採用担当としては最高の成果です。

低コストで優秀な人材を採用することを考えている方は、以下で紹介するWantedlyも候補に入れてみてください。

Wantedly

Wantedlyは給与などの条件ではなく、やりがいで企業と求職者がマッチングできるサービスです。

6ヶ月27万円から求人を掲載することができ、求人の掲載数に制限がなく成果報酬もないため、他の媒体や手法よりも採用単価を抑えることができます。

登録者としては20~30代の若手人材が多く、エンジニア、デザイナーなどのIT人材の登録が半数近くを占めています。

▶︎Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

採用活動を成功させた企業の事例を紹介

いかがでしたか。さいごに、採用活動を経て優秀な人材を採用した企業の事例を紹介します。自社でも真似できる部分を見つけていただき、より採用に成功する確率を上げてきましょう。

欲しい人材が地方に注目してくれるような情報を発信。香川県IT会社の募集作成方法

Dreamly Ltd様は、香川県でIT事業を展開する企業です。

海外から人材を採用するもミスマッチを経験をしたため、会社情報が柔軟に掲載できるWantedlyの活用を決意しました。結果、県外から2名の優秀なエンジニアの採用に成功しています。

採用ミスマッチが起きた原因を「自社のいいところばかり伝え過ぎた」と分析し、「欲しい人材が注目するような地方の魅力」「社内の働き方」「会社の雰囲気」などを写真とともに掲載しました。それにより多数のシェアやいいねを獲得し認知度アップに大きく貢献しました。

候補者とのカジュアル面談では「2年目で制度が整っていない」「地方で不便」などありのままの姿を伝えたことで採用ミスマッチが防げたとのことです。

▶︎Dreamly Ltdの採用成功事例を無料ダウンロードする

認知度も予算もない中ではじめてた新卒採用。20卒〜22卒まで一気に採用に成功

リスタンダード株式会社はアスリートのセカンドキャリアを支援している会社です。

はじめての新卒採用の際、予算をあまりかけられなかった同社は、山のような求人に埋もれてしまうリスクを考え、求人広告媒体ではなく、Wantedlyを活用し採用活動を行いました。

結果、1年で20卒〜22卒合わせて複数名を採用しています。少額の金額で全学生にアプローチし、インターンシップや選考を並行して募集を出していったことが成功のポイントだと語っています。

▶︎リスタンダード株式会社の採用成功事例を無料ダウンロードする

社員全員で会社の魅力を言語化。広島県民泊企業のはじめての採用活動

breakfast合同会社は広島県にある民泊事業を展開している会社です。

はじめての採用活動で、Wantedlyを利用し学生インターン生を採用しています。募集を作成する際、「なにをやっているのか」、「なぜやっているのか」「どのようにやっているのか」というWantedlyのフォーマットに沿って、議論を積み重ねて会社の魅力を言語化していったとのことです。

他社に埋もれない独自の魅力を記載することで、学生からの応募後返信率も100%を超え、見事採用にいたりました。

【参考】採用コストを30%以上削減した採用施策集を無料ダウンロード
https://biz.wantedly.com/ebook/form/casestudy-lowcost

まとめ

いかがでしたか。今回は失敗しない採用活動を紹介しました。ぜひ参考にしていただき、実りのある採用活動を行いましょう。

また、Wantedlyでは、利用期間中何職種でも募集掲載が可能です。採用人数や採用職種が多い企業にとっては、低コストで募集を掲載できるメリットがあります。

サービスの詳細を知りたい、自社に合う活用事例を知りたい場合は、ぜひ資料をダウンロードし、確認してみてください。

Wantedlyのサービス資料を見る
タイトルとURLをコピーしました