SNSを活用した採用方法「ソーシャルリクルーティング」が急速に浸透しています。いまでは多くのSNSが採用活動に使われていますが、なかでもFacebookは求人募集機能を備えており、しかも無料で利用できることから注目度が高まってきています。
本記事では、Facebookの求人機能について紹介します。
▶︎Facebookの登録属性・広告の使い方の資料を無料ダウンロードする
低コストで自社にマッチする人材を採用する方法
月額5万円から利用できるWantedlyは、会社の目指すミッションや価値観への共感でマッチングする採用サービスです。
成果報酬0円、募集の掲載も無制限なため、採用単価を大幅に抑えることができます。
今なら無料でお試しできるトライアル登録が利用可能。一度Wantedlyを利用してみませんか。
Facebookの求人募集機能
Facebookは、フォーマットに沿って内容を記入するだけで求人募集ができる「求人募集機能」を備えています。ただし、ビジネスアカウント限定の機能となっているので、導入にあたってはビジネスアカウントをあらかじめ作成しておきましょう。
【参考】Facebook(フェイスブック)を採用に活用するメリットや運用のコツ
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/facebook/
SNSを使った採用の重要性
採用の現場では、とにかく人を集めて学歴などで足切りをし、そこからふるいにかけて残った人材を採用するという考え方が残っています。
しかし労働人口が減少していくこれからの時代は、数を撃てば当たるだろうと母集団を増やすために求人メディアへの掲載を繰り返す戦略では効率が悪く、コストがかさみ、採用担当者の負担は増していくでしょう。
そこで必要なのは、限られた母集団の中で「採用のマッチング精度」を高めていくという思考です。
これからの採用は、1対1の関係にもとづいて自社にマッチする人材に情報を届け、質の高いコミュニケーションを実現できるかどうかが重要になっているのです。
その手段として、たとえば採用担当者の人柄が見える採用向けSNSアカウントを作れば、今までナビサイトから行っていた画一的な発信が、リアルな1対1の関係を感じられる発信となります。
これからの採用の基本となる考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひご一読ください。
【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook
Facebookで求人募集するメリット
Facebookで求人を募集するメリットとしては下記のような点が挙げられます。
- 意欲の高い求職者が集まる
- 求職者の人物像が見えやすい
- 求職者と気軽にやり取りできる
1.意欲の高い求職者が集まる
Facebookのメインユーザーは30〜50代となっており、InstagramやTwitterと比較すると年齢層は高めです。精力的なビジネスパーソンがボリュームゾーンを占めており、ビジネス用途を念頭に利用しているユーザーも珍しくありません。
また、メインユーザーの属性から企業の役員や採用担当者の利用も想定されるため、就職・転職に意欲的な学生や20代の利用も盛んです。
そのため、Facebookで求人募集を展開すると、モチベーションの高い求職者へのリーチが期待できます。
以下の資料では、Facebookの登録属性や、その他のSNS(Twitter、LINE、YouTubeなど)の登録属性などを比較しています。あわせてご覧ください。
▶︎Facebookの登録属性・広告の使い方の資料を無料ダウンロードする
2.求職者の人物像が見えやすい
Facebookは他のSNSと異なり、実名制が原則です。また先述のとおり、ビジネス用途でも活用されています。
学歴や職歴、キャリアやスキルセットなどを詳細に記載しているユーザーも多く、ビジネスに関連する内容の投稿も見られるため、ユーザーの仕事に対する考え方やパーソナリティを把握しやすい利点があります。
3.求職者と気軽にやり取りできる
Facebookの利用者同士でやり取りできるコミュニケーションアプリが「Messenger(メッセンジャー)」です。シンプルなメッセージ機能や、過去に共有したファイルの確認の容易さといった特徴から、ビジネスシーンでの利用頻度が増加しています。
通常の求人募集であればメールなどでのコミュニケーションが一般的ですが、Facebookで求人を募集する場合は、メッセンジャーで求職者とやり取りを交わします。チャット形式で気軽に会話を展開できるため、コミュニケーションコストの軽減に寄与します。
Facebookで求人募集するデメリット
メリットの反面、Facebookでの求人募集にはいくつかの注意点もあります。
- Facebookユーザーに限定される
- 他媒体と別で管理しなければならない
- Facebook=求人という認知がまだ少ない
1.Facebookユーザーに限定される
当然ですが、Facebookで求人を出してもリーチできるのはFacebookユーザーのみです。企業が求める人材がFacebookアカウントを保有していなければ、施策の効果は望めません。
とくに注意すべきは、新卒世代の求人をメインに展開する場合です。10〜20代のFacebookユーザーの母数は比較的少ないため、別のSNSや他の求人媒体と併用する必要があります。
▶︎Facebookの登録属性・広告の使い方の資料を無料ダウンロードする
2.他媒体と別で管理しなければならない
前述したように、別媒体と併用して求人を出す場合は、管理が煩雑化します。管理方法が分散されるため、求職者の管理工数やコストは高まります。
3.Facebook=求人という認知がまだ少ない
Facebookの求人機能は一般的に認知されているものではありません。ビジネス用途のユーザーは少なくないとはいえ、特定のコミュニティやフォロー、DMなどから就職・転職につなげているユーザーがほとんどです。
現時点では、求人情報を求めてFacebookを利用する人の割合はそれほど多いものではありません。
Facebookで求人募集する方法
Facebookで求人を募集する方法は下記のとおりです。
- 「求人」から投稿を作成する
- 条件など詳細情報を記入する
- 広告出稿の可否を選択して公開する
1.「求人」から投稿を作成する
タイムラインの左側に表示されているメニューより「求人」をクリックしましょう。
その後、「求人を作成」をクリックします。
2.条件など詳細情報を記入する
「求人を作成」をクリックすると、求人の詳細情報を入力する画面に移行します。
職種や勤務地、勤務形態などの詳細を入力したら、「次へ」をクリックします。
3.広告出稿の可否を選択して公開する
最後に求人を広告で宣伝するか否かを選択して投稿ボタンをクリックすれば、求人の投稿が完了します。
Facebookで求人募集する際のポイント
Facebookで求人を募集する際は、下記のポイントを抑えておきましょう。
- フィード投稿で関心を惹きつける
- 求職者からのアクションに早くレスポンスする
- 掲載から30日で募集が終了する
▶︎Facebookの登録属性・広告の使い方の資料を無料ダウンロードする
1.フィード投稿で関心を惹きつける
Facebookで作成した求人投稿は、他のフィード投稿と同じタイムラインに表示されます。
なお、Facebookのフィード投稿は、時系列ではなく、ユーザーの興味関心の度合いによって露出が左右されます。つまり、普段の投稿でフォロワーの興味関心を高めておかないと、求人投稿の表示回数は伸びず、閲覧してもらえません。
普段から定期的にフィード投稿を行い、フォロワーへのアピールを続けていく必要があります。
2.求職者からのアクションに早くレスポンスする
求職者は多くの企業に応募しています。コミュニケーションにタイムラグが生じると、その間に別企業に内定を決めてしまう可能性は否めません。
面接などの機会を逃してしまうことにもなりかねないので、求職者から応募やコンタクトがあった場合はすぐに返信するよう心がけましょう。
3.掲載から30日で募集が終了する
求人投稿は、投稿から30日を持って自動的に掲載が終了します。掲載期間中に「いいね」や「シェア」で拡散されれば大きな露出効果が見込めますが、想定通りのアクションが起こるかは不透明です。
多くの人の目に触れるためには、定期的に情報を見直し、求人を再投稿する必要があると心に留めておきましょう。
Facebook求人の広告宣伝
求人投稿の露出は、「いいね」や「シェア」など投稿を閲覧したユーザーのアクションに依存するため、応募が集まらないケースも考えられます。露出の拡大を図るなら、Facebook広告の配信も検討してみましょう。
なお、求人投稿で作成した内容をそのまま広告配信として展開できるため、追加の業務工数はほとんど発生しません。
広告宣伝のメリット
- ターゲットを細かく設定できる
- 確実にターゲットに配信できる
- 費用や期間をコントロールしやすい
Facebook広告では、年齢や地域など基本的な属性のほか、職歴やアプリの利用状況など、細やかなターゲティングが可能です。またユーザーのアクションに左右される求人投稿とは異なり、ターゲットに向けて確実に求人情報を届けられます。
母集団を増やすために求人メディアへの掲載を繰り返し、数を撃てば当たるだろうという今までの採用では、戦略では効率が悪く、コストがかさみます。
Facebookの広告は「伝えたい情報を、伝えたい人に届ける」ための情報伝達手段として使うことができます。
広告費用を自由に設定できることもFacebook広告の特徴です。募集人数に達すれば途中で打ち切ることもできます。月額制の求人サイトなどと比較して、費用や期間において自由度が高い運用を行えます。
広告宣伝のデメリット
- ターゲティングが難解
- 費用がかさむことがある
- 仕様変更が多い
メリットと相反する内容になりますが、細かくターゲティングできるからこそ、広告運用には戦略性が強く求められます。
決定したターゲットと求職者のニーズがはじめから合致することはほぼありません。配信を開始したら検証を行い、ターゲットを修正して再度検証を繰り返し行うことになるため、配信期間が長期化し、費用がかさむこともあります。
また、Facebook広告は仕様のアップデートが頻繁に行われます。アップデートに応じて求人情報の修正に迫られることもあるため、業務負担が大きくなることも考えられます。
SNS採用の推進ならWantedly
WantedlyはSNS機能を有する新しい形の求人チャネルです。従来の求人サイトとは異なり、年収や福利厚生といった「条件」ではなく、ミッションや価値観など企業の「想い」に共感する人材へアプローチできます。
利用者はエンジニアやデザイナー、セールスなど、Web領域に強い人材や、ミレニアム世代が中心で、SNSを活用した採用活動との親和性の高さも特徴です。
Wantedlyでできることや具体的な料金についてサービス資料にまとめていますので、一度確認してみてください。
「何を発信して良いかわからない」「自社の魅力が言語化できていない」
という方は、「なぜ採用がうまくいかないのか」について解説した、以下の記事からご覧ください。
採用への考え方をアップデートすることで、自社にマッチした人材の採用に繋がるでしょう。
【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook
SNS広告を組み合わせたWantedlyの採用成功事例
Wantedlyは、求人広告・採用広報・スカウトサービスの機能に加え、オプションとしてSNS広告を組み合わせることも可能です。SNS広告を併用して採用に成功した2つの事例を紹介します。
株式会社オムニス
ファッションとデジタルを組み合わせたサービスを展開する株式会社オムニスは、Wantedlyのサイト内広告と、他のSNSへ拡散する「SNS広告」を活用し、2名のバッグエンドエンジニアと2名のマネージャー採用に成功しました。
採用単価を従来の4分の1にまで圧縮できたほか、工数をかけずに認知度向上も果たしています。
株式会社オムニスが行った採用施策の詳細と類似の事例を1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。
株式会社ココナラ
スキルマーケット「ココナラ」を運営する株式会社ココナラは、WantedlyとオプションのSNS広告を活用し、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、マーケティングエンジニアなど、若手からミドルの優秀層まで多様な人材を獲得しました。
自社のテレビCM放映期間と、SNS広告を打つタイミングを合わせたことで、募集ページのPVは10倍以上となるパフォーマンスを達成。母集団を大幅に増加増加させています。
Wantedlyでは、SNSを採用活動に活用したいと考えている方々のために、SNSを活用した採用成功事例のほか、各SNSの登録属性や必要な専門知識、失敗しない運用ノウハウを1つの資料にまとめています。ぜひ一度確認してみてください。
まとめ
30~50代をメインユーザーに抱えるFacebookは、ビジネスシーンとの親和性が高く、ユーザー属性を把握しやすいため、ダイレクトリクルーティングにも適したSNSです。
求人募集機能は無料で利用できるため、ミスマッチの少ない採用活動を気軽に展開できます。求める人材から応募が集まらない場合は広告配信を活用するなど、臨機応変な運用も魅力です。
管理の煩雑化など懸念される点もありますが、投稿や広告配信自体は容易なため、ぜひ取り組んでみたい求人施策として検討してみましょう。