Facebook(フェイスブック)を採用に活用するメリットや運用のコツ

Facebook採用のメリットとは?やり方・投稿例・注意点を解説

採用活動が多様化する昨今、SNSを活用した採用方法「ソーシャルリクルーティング」が活発化しています。

さまざまなSNSがあるなかで、30~50代をメインユーザーに抱えるFacebookは、中途採用やヘッドハンティングにオススメです。また、実名制による情報の信頼性の高さなど他のSNSにはないメリットも見逃せません。本記事では、Facebookでの採用活動について解説していきます。

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Facebook(フェイスブック)採用とは

Facebook採用とは、実名登録制のSNS「Facebook(フェイスブック)」を通じて行われる採用活動のことです。

企業情報・オフィス風景・社員インタビューなどを投稿することで認知度向上やミスマッチ防止をはかったり、求人掲載やスカウトを行ったりなど、活用方法は多岐にわたります。

近年、SNSを活用して採用活動する企業が増えていますが、他SNSと比べてFacebookはビジネス色が強く、30代〜50代がメインユーザーであるのが特徴です。

また、若年層は登録者数こそ少ないものの、企業の役員や採用担当者にアプローチするため意図的に利用している人もいます。そのため、キャリア形成意欲の高い学生や、20代の転職希望者へのリーチも期待できるでしょう。

▼採用活動で使われるSNSの比較表

 サービス名国内ユーザー数特徴
Facebook約2,600万人
(30代〜40代がメイン)
・実名で登録しているユーザーが多く、リアルな交友関係が反映されている
・長文の投稿ができるため、一度に多くの情報を伝えられる
・Instagramと連携して効果的に運用することが可能
X(旧Twitter)約6,658万人
(10代〜20代がメイン)

・拡散性が高く、フォロワー以外へも広くリーチできる
・最新情報やトレンドがリアルタイムでわかる
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Instagram約3,300万人
(10代〜30代がメイン)

・画像や「リール」と呼ばれる短い動画によって視覚的な訴求ができる
・他SNSと比較して女性人気が高い
・Facebookと連携して効果的に運用することが可能
▶︎Instagramの活用事例を見る

LINE約9,500万人

・10代〜50代まで幅広い年齢層が利用
・メルマガ形式で情報発信したり、連絡ツールとして活用できる
・友だち追加していないユーザーに対してはアプローチできない
▶︎LINEの活用事例を見る

YouTube約7,120万人

・10代〜50代まで幅広い年齢層が利用
・動画によって多くの情報をわかりやすく伝えられる
・コンテンツ企画や動画制作にコストがかかる
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Wantedlyでは、採用にSNSを活用したいと考えている方々のために、SNSごとの登録属性・必要な専門知識・活用時に失敗しないコツなどのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

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Facebookで採用活動するメリット

Facebookで採用活動をするメリット

Facebookで採用活動をするメリットとしては下記のような点が挙げられます。

  • 実名登録のためアプローチしやすい
  • 育ったアカウントが資産の積み上げになる
  • 発信した情報をアーカイブできる
  • 求人広告を掲載できる

1.実名登録のためアプローチしやすい

Facebookは実名登録が基本のSNSです。ハンドルネームやニックネームでも登録できるSNSと比較して、投稿の信頼性を高く評価できます。

また、Facebookを就職活動に活用しようと考えているユーザーにとっては、FacebookはただのSNSではなくアピールの場です。基本情報に加え、経歴やスキルなどを詳しく記載しているケースが多いため、企業側もターゲットを絞りやすく、声をかけやすい土壌があります

2.育ったアカウントが資産の積み上げになる

SNSは、求人サイトに掲載するだけではつながれない層との接点を見出すのに有効な手段です。地道に運用を続けることで、潜在層・顕在層問わずフォロワーが増えてくると、下記のようなメリットを得られるようになります。

  • 信用の証になる
  • 人的資本の素になる

フォロワー数が少ない企業よりも多い企業の方が「この企業は良さそうだ」と信用性の高さをアピールできます。その結果、求人をかけたときにも人が集まりやすくなり、アカウントの成長とともに、その傾向は強くなっていきます。

3.発信した情報をアーカイブできる

多くのSNSでは、投稿がタイムラインで流れてしまうため、求職者側には保存機能を利用するなどの工夫が求められます。

しかし、Facebookのビジネスアカウントである「Facebookページ」を作成すれば、カテゴリ別に投稿やイベントなどをアーカイブで残せます。情報を探す求職者の手間を省けるだけでなく、情報を見つけられずにページを離脱するといった事態も回避できます。

「何を発信して良いかわからない」「自社の魅力が言語化できていない」
という方は、「なぜ採用がうまくいかないのか」について解説した、以下の記事からご覧ください。

採用への考え方をアップデートすることで、自社にマッチした人材の採用に繋がるでしょう。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

4.求人広告を掲載できる

Facebookでは求人情報を掲載でき、広告の展開も可能です。求人機能の利用だけでは、求職者にリーチできるか不確実なところがありますが、広告を配信すればターゲットに確実に届けられます。

広告予算は事前に設定ができるほか、途中で配信を取りやめることも可能です。

【参考】Facebookの求人募集機能とは?メリット・デメリットを紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/facebook_recruit/

Facebookで採用活動するデメリット

メリットの反面、Facebookでの採用活動にはいくつかの注意点もあります。

  • 他SNSに比べて新卒世代のユーザー数が少ない
  • 継続的な運用が求められる
  • 一括大量採用には向いていない

1.他SNSに比べて新卒世代のユーザー数が少ない

先にも触れていますが、Facebookのメインユーザー層は30~50代です。10~20代がメインユーザーのInstagramや、幅広い世代が利用しているTwitterと比較すると、新卒世代のユーザーは少ない傾向にあります。

とくに10代のユーザー数は、他のSNSに比べると劣ります。新卒採用活動においては、Facebookに過度の期待はできません。

2.継続的な運用が求められる

Facebookで採用活動を行うにあたっては、多くの求職者にリーチする必要があります。まずはアカウントの露出度を増やさなければいけません。

露出度を増やすためには、フォロー活動や投稿、いいねを押すなどの継続的な運用が欠かせません。投稿は少なくても週3回、できれば週5回の投稿が理想です。平日は毎日投稿が良いとされており、投稿のネタ探しや画像制作にも業務工数が発生します。

3.一括大量採用には向いていない

Facebookでの採用活動では、Facebookユーザーにしかリーチできません。また求人広告を掲載しても「いいね」や「シェア」が集まらないと拡散効果は期待できません。つまり「拡散によって潜在層にリーチできる」といったソーシャルリクルーティングのメリットを享受するには不確実性がつきまといます。

こうした背景から、Facebookを活用した採用活動は多くのリーチが期待できない、一括大量採用には向いていないというデメリットもあります。

Facebook採用のやり方とポイント

Facebook採用のやり方とポイント

Facebookで採用活動を行う際のポイントとして、下記の項目を押さえておきましょう。

  • ビジネスアカウントを作成する
  • コンセプトをぶらさない
  • 毎日情報発信を行う
  • 求職者からの連絡には早めのレスポンスを心掛ける

1.ビジネスアカウントを作成する

Facebookで求人広告を出す場合は、ビジネスアカウントの作成から行いましょう。広告出稿はもちろん、求人に関する情報を一元管理できる機能も使えるようになります。

すでにアカウントを持っている場合は、既存アカウントの右上にある「+」にある「ページ」から作成できます。なお、ビジネスページはパソコンからのみ作成可能です。

2.コンセプトをぶらさない

発信をはじめる前に「企業に必要な人材像」を明確化しましょう。求める人材像を決めたら、その人材へのアピールにつながる投稿内容を考えて発信します。

投稿内容のぶれをなくすこともポイントです。コンセプトを定めずむやみに発信し続けても、かえって誰にも刺さらない内容となり、運用が無意味に終わってしまいます。

求める人材像をしっかりと定め、ターゲットに刺さる内容を発信し続ける必要があります。

求める人物像である「ペルソナ」や採用コンセプトの定め方は以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【参考】採用ペルソナとは?作り方や項目例を解説|テンプレート付き
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/persona/

【参考】採用コンセプトとは?重要性・決め方・企業事例を解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/concept/

3.継続的に情報発信する

Facebookの求人情報は、30日経過すると自動的に掲載終了となります。リーチを増やし、より多くの人に見てもらうためには、投稿頻度を増やすとともに、投稿をシェアしながらの情報発信が必須です。

4.求職者からの連絡には早めのレスポンスを心がける

求職者は多くの企業に応募しています。コミュニケーションにタイムラグが生じると、その間に別企業に内定を決めてしまう可能性は否めません。

面接などの機会を逃してしまうことにもなりかねないので、求職者から応募やコンタクトがあった場合は、すぐに返信するよう心がけましょう。

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Facebook採用でオススメの投稿内容

Facebook採用でオススメの投稿内容

Facebookを採用活動に活用するには、継続的かつ高頻度の情報発信が求められます。オススメの投稿内容を把握しておきましょう。

  • 働く社員の様子
  • 業界に関係するニュースへのコメント
  • 社内イベントの様子
  • 担当者のコメント

1.働く社員の様子

実際に社員が働いている様子は、求職者にとって入社後の将来像を描く手がかりとなり、求人への応募を判断する材料にもなります。

事業内容や企業理念の発信ももちろん大切ですが、求職者にとっては調べれば得られる情報よりも、そこにしかないリアルな情報の方に価値を見出します。普段の社員の様子を定期的に投稿しましょう。

2.業界に関係するニュースへのコメント

業界に関するニュースやコメントを残しておくと、業界研究と企業研究を同時にできるため、求職者にとって有益なコンテンツになります。

企業としても、ニュースを通じて企業が社会に対してどのような役割を担っているのかを間接的に提示できます。「やりがいのある仕事」であることを示せれば、応募の動機付けにもつながります。

3.社内イベントの様子

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、オンラインや文面でのビジネスコミュニケーションが増えてきています。入社後にうまく意思疎通を図れるか、不安を抱えている求職者も少なくありません。こうした不安の解消に役立つのが、社内イベントの様子を伝える投稿です。

コミュニケーションを図る場があること、風通しの良い社風であることを効果的に伝えられます。

4.担当者のコメント

社内の日常を担当者目線でコメントすると、求職者に親近感を抱いてもらえます。整った文章を投稿する必要はありません。普段の自分らしさが伝わるようなコメントを残しましょう。

Facebook採用の企業事例3選

では実際にFacebookを活用している企業は、どのような投稿をしているのでしょうか。3社の事例をご紹介します。

1.ソフトバンク株式会社

ソフトバンク

ソフトバンク株式会社は、新卒・中途別にアカウントを運用しています。

新卒採用のアカウントでは、「ソフトバンクニュース」として最新の取り組みを紹介。一方、中途採用のアカウントでは、イベントの告知や求人掲載を行っています。

URL:https://www.facebook.com/softbank.saiyo/(新卒向け)
URL:https://www.facebook.com/SoftBankCareer/(中途向け)

2.国土交通省

国土交通省

国土交通省は、社員紹介を中心に投稿しています。

学生へ向けたメッセージや、実際に働く社員の姿を発信することで、社員一人ひとりの人柄や社風を発信しています。

URL:https://www.facebook.com/mlit.recruit/

3.伊藤忠商事株式会社

伊藤忠商事

伊藤忠商事株式会社は、最新の取り組みや事業内容など、企業活動を中心に投稿しています。採用ブランディングを行いながら、求職者にとっては企業研究につながる有益なコンテンツです。

また、若手社員インタビューや入社式の様子など、カルチャーが伝わる投稿もしています。

URL:https://www.facebook.com/itochu.corp/

SNS採用の推進ならWantedly

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Wantedlyでできることや具体的な料金についてサービス資料にまとめていますので、一度確認してみください。

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SNS広告を組み合わせたWantedlyの採用成功事例

Wantedlyは、求人広告・採用広報・スカウトサービスの機能に加え、オプションとしてSNS広告を組み合わせることも可能です。WantedlyとSNS広告を併用して採用に成功した2つの事例を紹介します。

株式会社オムニス

オムニス 採用 手法

ファッションとデジタルを組み合わせたサービスを展開する株式会社オムニスは、Wantedlyのサイト内広告と、他のSNSへ拡散する「SNS広告」を活用し、2名のバッグエンドエンジニアと2名のマネージャー採用に成功しました。

採用単価を従来の4分の1にまで圧縮できたほか、工数をかけずに認知度向上も果たしています。

株式会社オムニスが行った採用施策の詳細と類似の事例を1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

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株式会社ココナラ

スキルマーケット「ココナラ」を運営する株式会社ココナラは、WantedlyとオプションのSNS広告を活用し、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、マーケティングエンジニアなど、若手からミドルの優秀層まで多様な人材を獲得しました。

自社のテレビCM放映期間と、SNS広告を打つタイミングを合わせたことで、募集ページのPVは10倍以上となるパフォーマンスを達成。母集団を大幅に増加させています。

Wantedlyでは、SNSを採用活動に活用したいと考えている方々のために、SNSを活用した採用成功事例のほか、各SNSの登録属性や必要な専門知識、失敗しない運用ノウハウを1つの資料にまとめています。ぜひ一度確認してみてください。

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まとめ

30~50代のビジネスパーソンに広く利用されているFacebookは、中途採用やヘッドハンティングにオススメのSNSです。アカウントは原則実名登録となるため、経歴やスキルなどがうかがえる投稿を一定の信頼性を持って評価できます。

また、Facebookには求人情報を掲載できるほか、広告配信も可能です。Facebookを採用活動に活用するにあたって、まずはビジネスアカウントの作成から検討してみましょう。

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