エンジニアスカウト媒体5選|返信率を高めるコツ・成功事例も紹介

エンジニア採用では、転職潜在層にもアプローチする戦略が主流になり、候補者に直接アプローチができる「スカウト」に注目が集まるようになりました。

一方で、「スカウト」候補者の選職リテラシーも高まっており、スカウトの送り方や内容を工夫しなければ、なかなか返信がもらえないでしょう。

本記事では、まずエンジニア採用に有効なスカウトサービスを紹介していきます。その上で、実際に運用するにあたってポイントとなってくることを、事例や例文を添えて解説しています。

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優秀なエンジニアを採用するコツを公開

自社にマッチした優秀なエンジニアにアプローチできていますか?

開発に馴染みのない採用担当者や経営者にとって、エンジニア採用の要件を正しく設定することは容易ではありません。

そこで、優秀なエンジニアを採用するために押さえておきたいポイントを、1つの資料にまとめました。

専門知識を持たない採用担当者の方にも簡単に理解できる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

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エンジニア採用でスカウトが注目されている理由

IT技術が社会のインフラと化した今、ITインフラを担うエンジニアのニーズは増え続けており、採用競争は激化しています。

東京ハローワークが公開している「職種別有効求人・求職状況」によると、IT関連の職業における有効求人倍率は2.01倍、うちエンジニアを含むIT技術関連職の有効求人倍率は3.17倍です。全体平均が1.48倍であることから、IT人材の需要の高さがうかがえます。

有効求人倍率の推移

引用:東京ハローワーク 職種別有効求人・求職状況(一般常用)

実際に、ウォンテッドリー株式会社が独自に行った調査では、約7割の企業が「デジタル人材が不足している」と回答。なかでもエンジニア職がもっとも必要とされており、多くの企業がエンジニア採用に苦戦していることがわかります。

デジタル人材の不足

【参考】デジタル人材に関する調査結果https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/344054

このようにエンジニアの採用難易度は非常に高い状態のため、従来の求人を出して応募を「待つ」手法はなかなか通用しません。採用競争を勝ち抜くためには、転職潜在層を含む多くの候補者に対して、企業側から積極的にアプローチしていく必要があります

そこで近年注目されているのが「ダイレクトリクルーティング」です。自社にマッチした人材を企業自らが探し、スカウトを送ることで直接アプローチする採用手法のため、転職顕在層・潜在層の両者に効率よくリーチできます。また、スカウト文面にて企業の魅力や候補者への熱意を伝えられるため、知名度に左右されることなく採用できるのもメリットです。

「求める人材となかなか出会えない」「求人を公開しても応募が集まらない」と悩んでいる企業は、ぜひダイレクトリクルーティングを検討してみましょう。

【参考】ダイレクトリクルーティングのメリットとは?料金形態・成功事例も解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/directrecruiting_merit/

エンジニア採用でスカウト媒体を選ぶときのポイント

自社にもっとも合うサービスを選ぶために、注意してほしい3つのポイントを紹介します。

1.欲しい人材がデータベースに存在しているか

「欲しい人材が、そのサービスのデータベース内にどのくらい存在しているか」という視点をもつようにしましょう。

サービスに登録している総数が多いからといって、欲しい人材がたくさんいるとは限りません。業種、年齢、スキルなど、「自社の欲しい人材層の登録者数」を比較してサービスを選ぶことが大切です。

2.返信が返ってくるか

スカウトの返信率も必ず確認しましょう。一斉スカウトが大量に流通している媒体や、マッチング精度が低い媒体は、返信率が低くなる傾向にあります。

一方、返信率の高い媒体は、魅力の訴求しやすさやアクティブユーザーの数(実際にサービス内で転職・就職活動している人数)の多さが期待できます。

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また、返信率とともに次の2点も確認しましょう。

①媒体内での「見え方」と「掲載情報量」

ユーザーがスカウトに対して返信するかどうか決めるときの判断材料は、メッセージの文面だけではありません。スカウトが来たら、メッセージとともに会社情報を確認するユーザーがほとんどです。

そのため、媒体内で自社情報をどれだけ載せられるか、自社の魅力は伝わりやすいかも必ず確認しましょう。

②ユーザー登録情報の「充実度」

欲しい人材を探す際、ユーザープロフィールの充実は大きな助けになります。

経験やスキルだけでなく、何がしたいのか、どんな仕事や働き方を望んでいるかまで載せられる媒体は、マッチングがしやすいといえます。

3.費用感が合っているか

サービスの料金形態は、「ダイレクトリクルーティングの料金形態・費用」の章で解説した通り「先行投資型(前課金)」と「成果報酬型」に分かれます。

自社の予算や採用人数・期間を考慮したうえで、適切なサービスを選ぶようにしましょう。

・先行投資型(前課金)
月額・年額などで利用料金が決まっている。
採用人数にかかわらず料金は一定。

・成果報酬型
応募があった場合や入社が決定した場合に成果報酬を支払う。
成果と支払いのバランスが取りやすい。

スカウト13サービスの料金体系や特徴についてはこちらの資料を無料ダウンロードする

エンジニア採用に強いスカウトサービス5選【比較表つき】

続いて、エンジニア採用に強いダイレクトリクルーティングサービスを5つご紹介します。各媒体のユーザー属性・料金・特徴を解説しますので、ぜひ自社にあう媒体を選んでみてください。

▼エンジニア採用向けスカウトサービス一覧表

 サービス名特徴想定料金
Wantedly・ミッションや仕事内容を重視する人材が多い
・募集掲載やブログ投稿も可能
6ヶ月30万円〜(成果報酬なし)
Findy・エンジニアの技術力を可視化
・「いいね」を通じてマッチした人材にのみスカウト送信(少ない工数で運用可能)
非公開(月額費用+成果報酬)
Forkwell Jobs・スキルレベルで候補者を検索できる
・転職意欲の高いユーザーが多い
非公開(月額費用+成果報酬)
Green・毎月1000通まで無料でスカウト送信できる
・一括スカウト送信も可能
成果報酬:60万円〜120万円/人
※職種ごとに一律固定
LAPRAS SCOUT・転職潜在層へアプローチできる
・転職の可能性がある候補者をアラートで通知
成果報酬:理論年収の15%
※「完全月額固定」や「月額+成果報酬」プランもあり

なおWantedlyでは、スカウト媒体の選定に悩む方々のために、中途採用向け全13サービスの比較表を公開しています。各媒体の料金・登録属性などを一気に比較したい方は、ぜひ以下の資料をご確認ください。

▶︎スカウト媒体比較資料を無料ダウンロードする

1.Wantedly

Wantedlyは、給与などの条件ではなく、企業が掲げる「想い」への共感を通じて求職者とのマッチングをはかる採用サービスです。

成果報酬料金は発生せず、インターン・新卒・中途・業務委託の募集を同一料金で掲載できるため、採用単価を抑えた効率的な採用活動が可能です。

また、Wantedly上でブログを投稿したり、社員をメンバーとして公開できるため、企業の魅力やリアルな雰囲気を伝えられます。

特徴
・「この先やってみたいこと」という候補者の志向性を加味してスカウト送信できる
・インターン・新卒・中途・業務委託の募集が同一料金で掲載し放題
・ブログ機能の「ストーリー」で企業の魅力を発信できる

ユーザー属性
・給与や条件よりミッションや仕事内容を重視する人材が多い
・20代〜30代の若手人材が多い
・エンジニアやデザイナーなどのIT人材が半数を占める

スカウト返信率
非公開

料金形態
先行投資型(前課金):6ヶ月30万円〜

Wantedlyのサービス資料を無料ダウンロードする

2.Findy

Findyは、AIによるスキル判定を強みとしており、GitHubの解析などからエンジニアスキルを偏差値として見える化できるサービスです。

Findyではまず、興味のあるエンジニアへ「いいね」を送信。「いいかも」を送り返したマッチングの高い候補者にのみスカウト送信する仕組みのため、少ない工数で運用できます

また、採用戦略の立案から求人票の改善まで、カスタマーサクセスが幅広くサポートしてくれるのも特徴です。

特徴
・エンジニアのスキルや実績が一目でわかる
・「いいね」を通じてマッチした人材にのみスカウト送信
・カスタマーサクセスが採用活動を幅広くサポート

ユーザー属性
・10万人以上のエンジニアが登録
・バックエンドエンジニアが約3割、次いでフロントエンジニアが多い

スカウト返信率
非公開

料金形態
月額費用+成果報酬(詳細は非公開)

Findyの特徴・登録属性の資料を無料ダウンロードする

3.Forkwell Jobs

Forkwell Jobsは、ITエンジニア向けの勉強会支援も行っている、エンジニア専門の求人サービスです。

スキルレベルで候補者を検索でき、自社の求めるエンジニアを探しやすい点が特徴です。また、プロフィールには希望分野・希望職種などの技術志向性が記載されているため、候補者の志向性を加味してスカウト送信できます。

特徴
・スキルレベルで候補者を検索できる
・候補者の技術志向性を加味してスカウト送信できる

ユーザー属性
・転職意欲もスキルレベルも高いエンジニアが約5万人登録
・20代〜30代の若手人材が多い

スカウト返信率
16.9%(スカウト開封率は65.2%)

料金形態
月額費用+成果報酬(詳細は非公開)

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4.Green

Greenは、求人の掲載期間・掲載数が無制限で、毎月1000通のスカウトを無料送信できる成果報酬型の求人サービスです。

登録者は120万人以上で、その半数以上がIT・web系の人材です。個別スカウトだけでなく、一斉送信による一括アプローチも行えます。

特徴
・毎月1000通まで無料でスカウト送信可能
・求人の掲載期間および掲載数が無制限
・採用広報のサポートあり

ユーザー属性
・IT・web系の人材が半数以上
・20代〜30代の若手人材が多い
・システム開発、Webデザイナー、Webプロデューサーが多い

スカウト返信率
非公開

料金形態
成果報酬型:60万円〜120万円/人(職種ごとに一律固定)

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5.LAPRAS SCOUT

LAPRAS SCOUTは、エンジニアに特化したポートフォリオ自動作成ツールで、技術情報共有サービスやSNSなどのオープンデータから利用者のプロフィールを自動生成・評価してくれるサービスです。

転職の可能性がある候補者をアラートで知らせてくれる機能があり、企業側はタイミングを逃さずにアプローチできる仕組みになっています。

特徴
・転職サービスに登録していない潜在層へのアプローチが可能
・転職の可能性がある候補者をアラートで通知
・スカウト代行オプションあり

ユーザー属性
無し(全エンジニアが対象のため)

スカウト返信率
約18〜20%

料金形態
成果報酬型:理論年収の15%
※「完全月額固定」や「月額+成果報酬」プランもあり

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エンジニアのスカウト返信率を高める5つのポイント

スカウトから採用につなげるためには「スカウト返信率」が重要です。メッセージのみで自社への興味・関心を高めてもらい、返信というアクションを起こしてもらうためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

ここでは、エンジニアのスカウト返信率を高める5つのポイントをご紹介します。

1.適切な時間帯に送る

スカウトの送信時間は、8時〜18時までの間にしましょう。送信時間が早すぎたり遅すぎたりすると、「ブラック企業」だと思われてしまいます。

また、スカウトの開封率を上げるためには、8〜9時・17〜18時の通勤時間帯を狙って送るのがオススメです。とくに、忙しい週初よりも金曜日の夕方に送った方が、じっくりとスカウト文面に目を通してもらえるでしょう。

近年では多くの媒体でスカウトの「予約送信」が可能です。予約送信機能を上手く活用し、候補者のライフスタイルに寄り添った時間帯にスカウトを送りましょう。

2.目をひく件名にする

優秀なエンジニアには、さまざまな企業から毎日のようにスカウトが届きます。エンジニアが最初に目にする「件名」が魅力的でなければ、その後の本文は読んでもらえません。

候補者の目をひく件名のパターンは次の2つです。候補者目線で考え、詳細を確認したくなる件名を目指しましょう。

1.候補者が主語となる件名
求人情報を詰め込むのではなく、自社で働くメリットや魅力を端的に伝える

良い例:グローバルな環境で英語の話せるフルスタックエンジニアを目指しませんか?
悪い例:【ITエンジニア】未経験入社80%|土日祝休み|年休120日以上

2.プレミアム感が伝わる件名
候補者の名前・経歴を盛り込み、1対nではないプレミアム感を出す

良い例:〇〇さんのToC営業力を活かして、1人目カスタマーサクセスに挑戦しませんか?
悪い例:急成長のベンチャー企業でカスタマーサクセス募集!営業経験者求む!

3.特別感のあるメッセージを送る

スカウト送信時は、候補者のプロフィールをしっかり読み込み、「なぜスカウトしたのか」「プロフィールのどの部分に惹かれたのか」を必ず伝えるようにしましょう。テンプレートの文章では候補者の心に刺さりませんし、スカウトの本気度が伝わりません。

「自分がどんな風に評価されたら嬉しいか」「どんなスカウトなら返信したくなるか」を候補者目線で考えるのがポイントです。また、経営陣や役職者から直々にスカウトするのも、特別感が生まれるため効果的です。

4.エンジニアが求めている情報を盛り込む

エンジニアのニーズやキャリア志向を把握し、エンジニアが求めている情報をスカウト文面に盛り込めば、自社への関心を大きく高められます。

ウォンテッドリー株式会社が独自に行った調査によると、エンジニアが転職時にもっとも重視するのは「仕事内容のやりがい」と「自己成長性」です。そのためスカウト文面では、ミッション・プロジェクト内容・成長環境をアピールするのが効果的でしょう。

【参考】コロナ禍の転職と副業に関する調査結果https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/356294

5.現場エンジニアにレビューしてもらう

スカウトの文面は具体的に書きたいものですが、専門的な内容になればなるほど、知識や経験のある人がスカウトを書いたのか、エンジニアのチェックが入っているかどうか、見分けが付きやすくなってしまいます。

スカウトを送る前に、採用ポジションの同じチームのエンジニアに見てもらうなど、現場視点で適切且つ魅力的な内容になっているかを確認してもらうようにしましょう。

社内エンジニアに採用に関わってもらうことで、リファラル採用(紹介)が活発化することもあります。採用活動を社内全体で取り組めるように、仕組みを整えることも大切です。

エンジニア募集の作り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています

エンジニアから返信がくるスカウト例文

スカウトメールの例文および5つのポイントを解説します。

Xさん

こんにちは Wantedly でフロントエンドの開発をしているYです。

React を始めとした豊富なフロントエンド開発の経験、バックエンドの実装経験をお持ちの点、使いやすい UI やアクセシビリティを追求する姿勢をお持ちである点を魅力に感じスカウトを送らさせて頂きました。

少し私達の話をしますと、Wantedlyはエンジニアとデザイナーが主体となりプロダクトを開発している環境です。

具体的には、エンジニアがサービスの施策や、サービスの価値につながるような API を考えます。そのために、数字やロジックを元に「なにを開発するのか、なぜ開発するのか」を考えた上で、実装を行います。

四半期に一度目標をきめ、その目標を達成するために数値を確認し、どのようにアプローチをするべきか施策を立て、企画を行うため、プロダクトへの向き合い方はとても深いです。

現時点で転職の意向がなくてもかまわないので、ウォンテッドリーのエンジニアリングの取り組みについてなど、ぜひ一度カジュアルにお話してみませんか?

冒頭申し上げた通り転職意欲は関係なくまずはお話が出来たら嬉しいなと思っています。

ご返信お待ちしております。

■技術スタック一例
– Ruby, Rails, Go, gRPC, Protocol Buffers, GraphQL, Python, TypeScript, React など、問題領域に適した言語とフレームワークを採用
– Kubernetes, Docker を基盤とするマイクロサービス・アーキテクチャ
– Tensorflow(TensorBoard), gensim, scikit-learn, xgboost などの機械学習ライブラリ
– PostgreSQL, BigQuery, Elasticsearch などのミドルウェア

■参考:社内のフロントエンドの取り組みに関する記事
・React でデザインシステムを正しく実装する – コンポーネントカタログを超えてhttps://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/302873
・分散トレーシングで Backend For Frontend サーバの見通しを良くするhttps://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/199442
・フロントエンドに型の秩序を与える GraphQL と TypeScript
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/183567 

1.誰が送るか

同じ職種のマネージャー、社長などからスカウトメールを送ると、返信率が高くなる傾向にあります。

人事担当者がメールを送る場合は、次の接点として、エンジニア同伴面談など社内エンジニアと話ができるステップを用意していることを伝えると良いでしょう。

▼株式会社サイカのCTOとDevHRマネージャーが語る
「成果が機会と自由をもたらす。フェアなエンジニア組織を築くために出来ること」
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ttb11_

2.パーソナライズ

パーソナライズとは、ユーザーの属性や志向、行動特性に合わせて最適なコンテンツ・情報提供を行うという、マーケティングの手法です。

エンジニアは日々、たくさんのスカウトメールを受け取っています。不特定多数に送っていると感じられる内容では返信してもらえません。

ひとりひとりの候補者を分析し、「候補者の求める情報」を提供すること、「自分だけに送られているスカウト」と分かる内容に仕上げることが大切です。特に「なぜスカウトしたのか」候補者の”どんな点を評価したのか”は必ず言及するようにしましょう。

3.自社開発の環境とカルチャーの開示

技術面の環境開示は必須ですが、そこに自社カルチャー情報を添えるとさらに効果的です。

例文では、プロダクト開発だけではなく、「なぜ開発するか」を根底に目標設定や数値確認にも関わることが書かれており、社内における技術者の定義(役割・求める領域)がイメージしやすくなっています。

カルチャーフィット度合いが高いと返信率があがるだけでなく、採用後のチームに溶け込みやすく貢献度も高まる傾向があります。

【参考】カルチャーフィットとは?見極めるための質問事例も紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/culture_fit/

4.面接ではなくカジュアル面談から接点を作る

”転職意思がなくても”という点がポイントです。スカウトの最終目的は「採用すること」ですが、エンジニア採用が難しい中、転職潜在層へ向けた”ファンづくり”も目的のひとつとしてもっておく必要があります。

候補者がいざ転職を意識した際、自社に来てもらえるように早めに接点をつくっておくことで、採用に繋げていきます。カジュアル面談やエンジニア同伴面談などは、参加してもらいやすい傾向にあるので、候補者に合わせて提案をしてみましょう。

Wantedlyでは、カジュアル面談の運用に悩む方々のために、カジュアル面談で必ず知っておくべき知識や失敗しないための方法などのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。

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5.参考資料や情報を添付する

メール文章の下には「技術スタック」や「参考URL」を添付し、候補者が望むと考えられる情報を先に提示します。

事例のURLでは、「自社がなぜその言語・技術を使っているのか」にフォーカスをあてて紹介しており、技術へのこだわりや開発の想いを発信できる内容になっています。

”技術選定の理由”を伝えることは、自社の魅力を訴求するのに大変役に立ちます。選定理由は、自社の開発に関するストーリー(歴史・未来)を語ることに繋がり、思想に共感を得たり、興味を持ってもらいやすくなります。

また、技術選定の理由を伝えることは、使っている技術が類似している企業との差別化にもなります。

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エンジニアのスカウトに成功した企業事例5選

最後に、エンジニアのスカウトに成功した企業事例を5つご紹介します。ぜひ各社の施策を参考にしてみてください。

1.株式会社PRUM

株式会社PRUMは、エンジニアを中心に5ヶ月で15名の採用に成功。スカウト返信率を高めるために、以下の施策を行いました。

・スカウト代行業者の利用を止め、スカウト文面の作成・送信を自社で実施

・候補者の心に刺さるスカウト文面を作成
(情報を盛り込みすぎない、一番に打ち出す企業の魅力を候補者の志向性にあわせて変える、テンプレート感のないオリジナルな文章を心がける)

・スカウト受信後の候補者が見るであろう採用ページのコンテンツをユーザー目線で整備

上記を行った結果、スカウト返信率は12%前後から25%超まで向上。施策の詳細は以下の記事で紹介していますので、ぜひご確認ください。

【参考】入社者の8割をWantedlyで実現|PRUMのスカウト返信率25%超えの秘訣とは
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/eventreport_20240130/

2.株式会社スリーシェイク

株式会社スリーシェイクは、SREコンサルティングやデータ活用基盤など、ITインフラ領域の技術力に強みをもつテクノロジーカンパニーです。同社は当初ダイレクトリクルーティングのコツがつかめず、スカウト返信率0.5%という低い数字に悩まされていました。

そこで同社は、現場メンバーを巻き込み、エンジニア視点でスカウト文面を改善。自社のサポート体制や学習環境をアピールし、候補者が気楽に返信できるようカジュアルな文面に変更しました。

その結果、スカウト返信率は20%まで向上。Wantedlyで計30名以上採用できており、うち11名がスカウト経由となっています。

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3.グッドルーム株式会社

グッドルーム株式会社は、お部屋探しメディア「goodroom」・リノベーション賃貸「TOMOS」を展開している企業です。同社も前述のスリーシェイク社同様、現場エンジニアを巻き込むことで成果をあげています。

同社がスカウト送信時に意識しているのは「候補者目線」。「プロフィールで興味をもった点」や「一緒に働きたいと感じた部分」をスカウト文面に盛り込み、「自分がどんな風に評価されたら嬉しいか」を考えたうえでスカウト送信しています。

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【参考】入社後のミスマッチを減らすために|未経験人事が現場を巻き込みエンジニアとともに運用するまで
https://www.wantedly.com/companies/wantedlycs/post_articles/148927

4.BASE株式会社

BASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE」やショップオーナー向け金融サービス「YELL BANK」など、さまざまなEC関連サービスを提供している企業です。

同社が採用成功した要因は、CTO自らがダイレクトリクルーティングに参加したこと。「なぜあなたに注目したのか」「あなたに何をしてほしいか」「自分たちならどんな環境が提供できるか」と、ラブレターを書くような気持ちで候補者への熱意を伝えたところ、スカウト返信率が大幅に向上しました。

また、プレスリリースやテックブログを定期的に書いたり、イベントに登壇したりするなど、企業認知度を高める施策も実施。結果として、従来は10名以下だったエンジニアが約40名まで増えています。

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【参考】大企業も苦戦するエンジニア採用。苦しくてもやり抜く気構えを|BASE藤川氏
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ttb4

5.Sansan株式会社

Sansan株式会社は、旧帝大や大学院の学生を中心に8名の新卒エンジニアを採用しています。

同社はこれまで、内定を出してもメガベンチャーや外資系企業などの採用競合を選択されてしまうことが多く、内定辞退率の高さが課題でした。

しかし、一人ひとりのプロフィールを読み込み、個々の志向性にあわせたスカウト文面や選考体験を用意したことで、内定承諾率を格段に引き上げることに成功しています。

【参考】内定承諾率を劇的に改善。Sansan流、新卒エンジニア採用の秘訣
https://www.wantedly.com/customer_stories/163

まとめ

エンジニアの採用手法が限られている中、どの媒体を使って採用を行うのかが成功の鍵となります。

競争が激しいエンジニア市場においては、企業自ら情報発信をしたり、直接アプローチしたりといった攻めの姿勢がポイントです。

求人を出して応募を待つ従来のスタイルではなく、ダイレクトスカウトなどの採用手法も積極的に活用して、エンジニアの採用を成功させましょう。

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