「エンジニア採用に苦戦している」「エンジニア採用に成功している会社の事例が知りたい」と悩んでいる採用担当者は多いものです。
本記事では、エンジニア採用が難しい理由から、採用で意識したいポイント、採用に成功した会社の事例などを紹介しています。エンジニア採用のコツをおさえて、自社にマッチした優秀な人材を採用しましょう。
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優秀なエンジニアを採用するコツを公開
自社にマッチした優秀なエンジニアにアプローチできていますか?
開発に馴染みのない採用担当者や経営者にとって、エンジニア採用の要件を正しく設定することは容易ではありません。
そこで、優秀なエンジニアを採用するために押さえておきたいポイントを、1つの資料にまとめました。
専門知識を持たない採用担当者の方にも簡単に理解できる内容になっていますので、ぜひご覧ください。
エンジニア採用が難しい理由
なぜ多くの企業がエンジニア採用に苦戦してしまうのでしょうか。他の職種と比べてエンジニアの採用難易度が高い理由は、大きく分けて次の5つです。
1.IT市場の拡大により、企業競争が高まっている
2.フリーランスに転向する人材が増えている
3.各社がエンジニアの離職防止に努めている
4.スキルの見極めが難しい
5.条件・待遇面で合意が取れない
この他にも、採用基準が高すぎたり、動機づけができていなかったり、自社の採用体制に問題がある可能性も考えられます。
エンジニア採用に苦戦する原因・背景は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。
【参考】エンジニア採用が難しい理由|オススメの手法や成功事例を紹介https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/engineer_recruit_success/
採用広報・面談を活用して成功した事例2選
まずは、採用広報や面談によって企業の魅力発信に成功した2社の事例をご紹介します。
1.SESのマイナスのイメージを払拭|株式会社コーボー
株式会社コーボーはEコマースサイトの構築などを行う会社です。1年で社員15名の状態から4名のエンジニア採用に成功しています。
同社はエンジニアを採用するにあたって、まず「必要な人材の要件」と「自社の魅力」を定義することから始めました。採用担当者が事業部や直近入社した中途メンバーに自社の魅力や現場で必要な人材要件を細かに確認しました。
さらに、「営業と希望をすり合わせてから参画する案件が決まる」「エンド直や元請け直の案件が多い」「高稼働の会社や炎上案件の多い会社とは取引していない」などの具体的な魅力を募集記事やブログで伝え、SESのマイナスイメージ払拭につなげました。
ターゲットの志向性をとらえ、自社の魅力を具体的に打ち出したことにより、開発経験15年の技術アドバイザー含む4名を採用しています。
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2.カジュアル面談でミスマッチ防止|Dreamly Ltd
Dreamly Ltdは、カジュアル面談を活用したことでフロントエンジニア2名の採用に成功しています。
カジュアル面談を導入する前は「1人でも多く優秀なエンジニアを採用したい」という想いから、自社のよい点ばかりを伝えてしまい、結果として入社後のギャップやミスマッチが発生。
しかし、カジュアル面談にて自社のよい点だけでなく過去の失敗やまだ整っていない部分まで率直に伝えるようにしたことで、お互いの期待値を合わせられ、価値観のあう人材を採用できるようになりました。
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ダイレクトリクルーティングで採用成功した事例2選
エンジニアから返信をもらえるスカウトには特徴があります。ここでは、ダイレクトリクルーティングで採用成功した2社の事例をご紹介します。
1.返信率0%からの大逆転採用|株式会社スリーシェイク
ダイレクトスカウトは、自社が必要な人材にピンポイントにアプローチでき、転職潜在層にリーチ可能なので、能動的な採用手法として定着しつつあります。
しかしながら、返信率の低さに悩んでいる企業も多いようです。候補者からの返信率を上げるためにはどのような心がけが必要なのでしょうか?
東京でIT・Webサービスを提供する株式会社スリーシェイクは、Wantedlyを採用に活用していましたが、スカウト返信率0.5%という低い数字に悩んでいました。
改善のきっかけになったのは、開発メンバーが採用に参画したこと。気軽に会いに行ける雰囲気を伝え、学習環境やサポート体制など、エンジニアの勘所を押さえたダイレクトスカウトを送ることで数値が改善。最終的に返信率は20%になりました。
Wantedlyで採用できたメンバーは30名以上になり、うち11名はスカウト経由の採用です。さらに、エンジニアに採用活動を任せたことでメンバーの視座が上がり、組織運営にも興味を持ってくれました。そのほかの事例や、ダイレクトスカウトの返信率を上げるコツは、以下の資料にまとめています。
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2.スカウトの運用にエンジニアを巻き込む|グッドルーム株式会社
グッドルーム株式会社はお部屋探しメディア「goodroom」を展開している企業です。同社では、現場のエンジニアを採用に巻き込むことで成果をあげています。
ダイレクトスカウトの文面を書く際には、自社のエンジニアが候補者のプロフィールを読み込み、「候補者のプロフィールで興味をもった点」や「一緒に働きたいと感じた部分」などを記載しているとのこと
「技術面をみているのか」「すぐに活躍できる環境なのか」といったエンジニアが気になるポイントも盛り込んでいます。
エンジニア目線で「自分がどんな風に評価されたら嬉しいか」を考えられているため、エンジニアに刺さる文面に仕上げているのが特徴です。
▼エンジニア採用におけるスカウトのポイント
・エンジニアを巻き込み、現場の目線でスカウト文面をブラッシュアップする
・エンジニアが気になるポイントを盛り込む
SNS広告を活用して認知度UPに成功した事例2選
SNS広告を活用してリーチ数を増やすことも選択肢の一つです。以下2社の事例をご紹介します。
1.2週間でエントリー数が2倍に|株式会社オムニス
株式会社オムニスはファッションとデジタルを組み合わせたファッションテックサービスの開発を手がけている会社です。
エンジニア採用に取り組んでいた同社の課題は、母集団形成でした。採用担当が2名しかおらず、母集団形成に工数をかけることができていませんでした。
工数の負担をかけずに、母集団形成を進める施策として、SNS広告の活用を決定。SNS広告で認知を一気に獲得し、認知した候補者を募集ページに訪問させてエントリー獲得まで行う、という戦略を立てました。
広告掲載後から応募が増えていき、結果バッグエンドのエンジニア2名の採用に成功しています。またエンジニア採用単価を20~30万円に下げることができたそうです。今まで人材紹介のみでの採用が多く、採用単価は100万円以上かかることがほとんどだったため、大幅なコストカットにも成功しています。
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2.募集のPV数が10倍に増加|株式会社ココナラ
株式会社ココナラは、スキルシェアサービスを展開している会社です。
露出を強化する施策として「SNS広告」を活用してスキルの高いエンジニアを採用しました。
SNS広告を活用しようと考えた背景に自社のテレビCM放映がありました。テレビCMでサービスの認知度が上がるため、採用の認知度も獲得しようと人材募集の露出を高めるSNS広告を導入したのです。
当時、担当者一人で母集団形成から面談まで担当していたため、母集団形成の施策にかけられる工数は限られていました。最低工数で一番集客できそうなものをという観点でもSNS広告は魅力的だったようです。
結果として、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、マーケティングエンジニアなど、若手からミドルの優秀層まで採用。広告導入前と比べ募集ページのPVは10倍以上になり、定量的にも定性的にも効果が出ました。
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新卒エンジニアの採用成功事例2選
続いて、エンジニアの新卒採用に成功した2社の事例をご紹介します。
Wantedlyでは、新卒採用で必ず知っておくべき専門知識やノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめていますので、ぜひこちらもあわせてご確認ください。
1.長期インターンと採用広報を活用|株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、長期インターン採用を開始したことで、企業理解度の向上はもちろん帰属意識の醸成やビジネス感度の高い学生との早期接触に成功。インターン経由でビジネス職5名・エンジニア2名の採用に成功しています。
また、Wantedlyのブログ機能である「ストーリー」にて年間数十本の記事を掲載するなど、企業情報の発信にも注力。同社の様子を月ごとにまとめた「月刊マネーフォワード」をはじめ、社員インタビュー・役員メッセージ・イベントレポートなど、独自のコンテンツを多く発信しています。
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【参考】マネーフォワードが語る採用広報の本質と体制の作り方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/eventreport_20210224
2.採用CXに注力して内定承諾率UP|Sansan株式会社
Sansan株式会社は、採用CX(候補者体験)に注力したことで内定承諾率の向上に成功しています。
同社では候補者目線で考えることを徹底し、リクルーター面談にて学生自身のやりたいこと・キャリアビジョンの解像度を高めるサポートを実施。「本当に学生のためになっているのか」を考え抜いたうえで、各採用フローを設計しています。
内定承諾においても無理に自社を勧めるようなことはせず、候補者の意思を尊重。誠実で手厚いフォロー体制の結果、母集団の少ないエンジニア・R&D(研究開発)ポジションでも多くの優秀層を採用できています。
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【参考】採用CXとは?導入メリットと設計手順を解説|成功事例つき
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_cx/
【参考】徹底的に寄り添いキャリアをサポート。高い内定承諾率を実現する新卒採用チームの強さ|Best Team of the Year SILVER:Sansan株式会社
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/award2021_silver/
スタートアップ企業の採用成功事例2選
続いて、エンジニア採用に成功したスタートアップ企業の事例をご紹介します。
Wantedlyでは、スタートアップのフェーズに必要な採用知識やノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめていますので、ぜひこちらもあわせてご確認ください。
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1.CTOがダイレクトスカウトに参加|BASE株式会社
BASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE」やショップオーナー向け金融サービス「YELL BANK」など、さまざまなEC関連サービスを提供している企業です。
同社が採用成功した要因は、CTO自らがダイレクトリクルーティングに参加したこと。「なぜあなたに注目したのか」「あなたに何をしてほしいか」「自分たちならどんな環境が提供できるか」と、ラブレターを書くような気持ちで候補者への熱意を伝えたところ、スカウト返信率が大幅に向上しました。
また、プレスリリースやテックブログを定期的に書いたり、イベントに登壇したりするなど、企業認知度を高める施策も実施。その結果、従来は10名以下だったエンジニアが約40名まで増えています。
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【参考】大企業も苦戦するエンジニア採用。苦しくてもやり抜く気構えを|TECH TEAM BUILDERS #4 BASE EVP of Development 藤川氏
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ttb4
2.ビジョン共感型採用に成功|株式会社リンクアンドモチベーション
株式会社リンクアンドモチベーションは、組織成長・人材育成に特化したコンサルティングファームです。社内エンジニアの育成体制を整えるため、2019年から中途採用に力を入れはじめました。
主な採用手法は、人材紹介・ダイレクトリクルーティング・リファラル採用。しかし当初は、エンジニアにとって魅力的な働き方や報酬を提示できなかったため、なかなか採用につながりませんでした。
そこで同社は、事業目標やカルチャーに加えて自社の課題や実情をあえて赤裸々に開示。報酬などの条件ではなく、ビジョンに共感してくれる人材の獲得に成功しました。
また現在は採用広報にも注力しており、エンジニアからの直接応募も増えてきているそうです。
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【参考】カオスから脱却し、開発パートナーと一体化したアジャイル組織を立ち上げるまで|TECH TEAM BUILDERS #6 リンクアンドモチベーション 開発責任者柴戸氏・ 採用責任者尾上氏
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ttb6/
地方IT企業の採用成功事例2選
最後に、エンジニア採用に成功した地方IT企業の事例をご紹介します。
Wantedlyでは、地方IT企業に必要な採用戦略やノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめていますので、ぜひこちらもあわせてご確認ください。
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1.ダイレクトスカウトで採用成功|カラビナテクノロジー株式会社
地方の企業は、ITビジネスの中心地に比べて条件面で劣ってしまうことが多く、人材獲得に苦労しがちです。福岡県でスマートフォンアプリの開発やWeb制作を行うカラビナテクノロジー株式会社も、母集団形成に課題を抱えていました。
そこで同社は、Wantedlyにてダイレクトリクルーティングを開始。Wantedlyのブログ機能である「ストーリー」も活用し、社員紹介や社内制度など等身大の雰囲気を伝えることでミスマッチ防止にも努めました。
その結果、1年間でエンジニア5名の採用に成功。採用単価も一人当たり約12万円にまで抑えられています。
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2.採用広報でU/Iターン人材獲得|BULB株式会社
BULB株式会社は、北海道にてスタートアップ企業の事業開発支援を手がける企業です。同社は採用広報に注力したことで、4年間で40名のエンジニア採用に成功しています。
同社が活用したのはWantedlyのブログ機能である「ストーリー」。社員インタビューや社内イベントの紹介をはじめ、メンバーの転職秘話・メディア露出の紹介・代表の登壇報告など、多種多様なコンテンツを発信しました。
その結果、地元の人材だけでなく、全国各地から応募を集めることに成功。U/Iターン希望者をはじめ、国外に住む日本人からの応募も獲得できています。
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【参考】札幌のスタートアップが40名の採用に成功|広報活動にも活かせるWantedlyの活用術
https://www.wantedly.com/customer_stories/119
まとめ
エンジニアの採用は難しく、各社さまざまな取り組みをしています。今回は「エンジニアにとって魅力ある情報を発信する」「現場のエンジニアを巻き込んでスカウトを送信する」「SNS広告を活用して採用母集団を増やす」といった施策を事例とともに紹介しました。
各社の事例を参考にしつつ、自社に取り入れられそうなものがあればぜひ検討してみてください。
以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。ぜひあわせてご覧ください。
【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook