近年、ビジネスの重要指標の1つと言われるのがUI/UXです。質の高いユーザー体験を提供するため、あらゆる企業がデザイナー採用に注力しはじめています。
しかしデザイナー採用は専門知識を要するため採用が難しく、苦戦している企業も多いことでしょう。
今回はデザイナー採用を成功させるポイントや効果的な採用手法、成功事例について紹介します。
デザイナー採用に必要な基礎知識とは?
デザイナーの採用は、デザインに馴染みのない人事や、経営者にとっては採用が最も難しい職種の1つです。
そこで、デザイナー採用に悩む方々のために、デザイナー採用における「採用チャネルの選び方」「募集要項の作り方」「面談のコミュニケーション方法」などを1つの資料にまとめました。
以下から資料をダウンロードして、デザイナー採用に必要な知識を身につけましょう。
デザイナー採用にはダイレクトスカウトがオススメ
デザイナーの採用は競争率が高いため、直接アプローチできるスカウトの利用がオススメです。競争率が高い背景には、デザイナー需要の増加とフリーランスで活躍するデザイナーが増えていることがあげられます。
またデザイナーにはWebデザイナー・グラフィックデザイナー・CGデザイナーなど、職種によって専門分野が異なります。求人媒体に掲載して応募を待つ手法では「求めるスキルをもった人材からの応募がない」という事態にもなりかねません。
そこでダイレクトスカウトを利用します。スカウトは企業が求めるスキルをもった人材をに対して、直接アプローチできる手法です。
自由にスカウト文面を作成できることから、企業が抱いている想いや構想もアピールしやすい特徴があります。条件や知名度に左右されにくいため、スタートアップやベンチャー企業も興味をもってもらいやすいでしょう。
デザイナー側もデザインに対する考え方を重視して転職活動している人が多いため、企業の魅力をダイレクトに伝えられるスカウトはデザイナー採用との相性がとても良いです。
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【参考】デザイナー採用が難しい4つの理由|採用手法とポイントを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/designer_recruiting_top
デザイナー採用に有効なスカウトサービス3選
デザイナー採用に有効なスカウトサービスを3選紹介します。デザイナー採用はスピードも重要です。
優秀な人材を逃さないためにも、企業に最適なスカウトサービスが見つかったら早速運用していきましょう。
1.Wantedly
Wantedlyは企業と求職者が気軽につながれるビジネスSNSであり、企業の想いを重視して発信できるサービスです。給与の記載不可など求職者が条件だけで選べない設計が特徴的で、募集やブログを投稿通してブランディングを兼ねた採用ができます。
実際にWantedlyでデザイナー採用に成功した実例も多く、経歴だけでなくポートフォリオを見てスカウトを送れることからミスマッチが起こりにくいのが特徴です。
またフリーランスのデザイナーや副業できる仕事を探しているデザイナーも多いため、さまざまな雇用形態で募集できるWantedlyではあらゆる人材との出会いを期待できます。
【参考】セカンドキャリアは、本当にやりたいデザインを求めて|LIG デザイナー 花澤早紀 氏| Career Insight〜求職者の心理〜 #6
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ci6
2.ViViViT
ViViViTはデザイナーに特化したスカウトサービスです。経歴よりもポートフォリオを重視しているところが特徴でしょう。
デザイナー側としては学歴や経歴にとらわれず、これまで制作してきたデザイン実績をもってアピールできるメリットがあります。企業側としてはポートフォリオを見れることから、スキルや相性を判断しやすいメリットがあり、親和性の高い出会いが生まれやすいサービスといえるでしょう。
スカウトのマッチング率30%の実績もあり、全国のデザイナーによるポートフォリオも60万点以上掲載されています。学生の登録も多いため、中途だけでなく新卒採用でも活躍します。
URL:https://www.vivivit.com/mediainfo
3.Offers
Offersはデザイナーとエンジニアに特化した総合採用プラットフォームです。採用活動のムダを削減・能率化したスピード採用を重視し、Offersだけで候補者の検索・絞り込み・スカウト・応募管理・採用データまで、一元管理できるプラットフォームを構築しています。
雇用形態にこだわらない採用活動が可能で、副業・複業でのオファーもできます。即戦力人材の採用や短期間で採用目標を達成したい際にも役立つでしょう。
2021年には導入社数が200社を超え、今勢いを増している最中でもあります。すでに登録者データは45万件以上、承諾率は60%と高い実績もあり、ノウハウも豊富です。今後の成長も大いに期待できます。
URL:https://offers.jp/client/lp
デザイナー採用を成功させるためのポイント
ここからは、企業とデザイナーの双方にとって良い出会いを生むために大事なポイントを5つ紹介します。
1.現場社員を巻き込む
まずは現場社員と採用要件のすりあわせを行いましょう。デザイナーという職種は、Webデザイン・グラフィックデザイン・ゲームデザイン・UI/UXデザインなど幅が広いです。
どのようなスキルや経験をもったデザイナーが必要なのか、求めるスキルを共有することは大切です。現場の雰囲気とマッチする人材にアピールするためにも、デザインに対する考え方やマインドなど、人物像のすりあわせも行っておくとミスマッチを防ぎやすくなります。
そしてもう1つ重要なことが、採用担当者がデザイナーに求める業務内容や期待する将来像を把握していることです。採用担当者が正しく説明できないと入社後のイメージがわかず機会損失となる恐れがあります。
どのような人に、どのような仕事を任せたいのか、正しく伝えられるように現場社員を巻き込んで採用活動をしていきましょう。
2.特別感のあるダイレクトスカウトを送る
優秀なデザイナーほど、複数の企業からスカウトを受けている可能性は高いです。ただダイレクトスカウトを送るだけでは返信をもらえないことも多いでしょう。デザイナーに「話してみたい!」とアクションしてもらうためには、企業ならではの特別なスカウトメールを送る必要があります。
たとえば現場社員に協力を仰いで、デザイナー自身にスカウト文面を作ってもらうと良いでしょう。デザイナー目線だからこそ伝えられる企業の魅力や候補者の評価ポイントを入れることで、企業らしさのある特別なダイレクトスカウトに仕上がります。
候補者も丁寧なスカウトをもらうと好印象を受けるため、興味をもってくれる確率が上がる可能性は高いです。
【参考】実際にスカウトを受け取った候補者のインタビューを掲載中
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ci3/
3.会社のデザイン組織の魅力を伝える
デザイナーは企業がどんな価値観をもって事業を営んでいるのか、想いの部分を重視する傾向にあります。デザインへの考え方や向き合い方に共感できるかどうかも、企業を判断するポイントの1つです。
そのため企業理念・デザインに対する考え方・デザインチームのオーナーシップ・他部署との連携・プロジェクトの流れ・キャリア設計など、長期的な目線でデザイナーが企業でどう活躍できるのか、デザイン組織の魅力(根拠)を伝えましょう。
【参考】デザイナー歴20年以上のグッドパッチ山木氏が語る。転職に関する思考や行動、意思決定についての記事はこちら
https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/rc_ci3
4.実際に働いている社員の人柄や雰囲気を伝える
採用担当者はデザイナーが入社した際に、心地よく働ける環境かどうかまで考えましょう。社内の雰囲気が想像と違っていた、人間関係があわなかったなど、人的理由で離職する場合は少なくありません。
ミスマッチを防ぐためにも、実際に働いている社員の人柄や仕事中・休憩中の雰囲気などを詳細に伝える努力が大切です。デザイナー側も、承諾するかどうかの最終判断を企業の雰囲気や人で決める場合も多々あります。
もともと志望度が高くなくても現場社員の人柄の良さから、志望度が上がる事例もあるほどです。スキルマッチ以上に人柄・雰囲気マッチは重要な要素であるといえるでしょう。
【参考】採用のミスマッチを防ぐために有効な対策4選はこちら
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/mismatch
5.副業・フリーランス人材を採用する
雇用形態に縛られず副業やフリーランスまで視野を広げて採用活動をしましょう。近年、フリーランスで活躍するデザイナーが増えていることから、同じ価値観をもって働ける人材かどうかを基準に雇用形態問わず採用する手法もオススメです。
昨今では副業の注目度も上がり、他社に在籍しながら力を貸してくれる優秀なデザイナーもたくさんいます。
外部との円滑なコミュニケーションを進めるため、社内で業務委託などの制度設計をする必要はありますが、コスト以上の採用成果を期待できるでしょう。
Wantedlyでは正社員の募集と同時に、優秀な副業人材の募集も可能です。機能の特徴や料金が気になる方は以下のサービス資料をご確認ください。
デザイナー採用に成功した企業事例
デザイナー採用に成功した事例を3社紹介します。
株式会社Another works
株式会社Another worksは、複業人材向け採用プラットフォームを開発・運営する企業です。2019年に設立したばかりで、当時は財務状況によりデザイナーが納得できる条件を提示できず、採用に苦戦していました。
そこで正社員よりも柔軟な条件を提示できる複業や業務委託の採用にシフト。自由な雇用形態で求人を出せるWantedlyで募集をスタートします。
Wantedly登録層の約15%がデザイナーという背景や条件面ではなく企業の想いを重視に打ち出せる採用手法との相性が良く、掲載からすぐに応募を獲得。ポートフォリオを見て、デザイナーのスキルやデザインの考え方、クセなどを掴みながら判断することで企業にあった人材を見極めることに成功します。
結果、インターン4名のデザイナー採用に成功!さらには採用コスト2万円以下という高いコストパフォーマンスも実現しました。
▶Another works社が採用成功したWantedlyのサービス資料をダウンロードする
株式会社セブンデックス
株式会社セブンデックスは、ビジネスとデザインを掛け合わせ企業の課題を解決するUI/UXデザインファームです。これまでは企業の方向性に共感できる人材を採用しやすいリファラル採用を行っていました。しかし事業の成長に採用速度が追いつかないことから、新たな母集団形成の場にWantedlyを選びます。
「WantedlyでならUI/UXに長けたデザイナーに出会える」と利用を開始しましたが、ミドル層のUXUIデザイナーは各社からひっぱりだこ。独立する人材も多く、自らアクションしなければ振り向いてくれない課題がありました。
そのため同社では仮説検証を重視して採用を活動を行います。原因の仮設、原因に対する施策、評価指標をブラッシュアップしながらスピーディーに採用業務に従事。スカウト文面は現場デザイナー自らが作成し、直接アプローチをしていきました。
結果、Wantedly利用から約半年で計8名の採用に成功。PM/UXデザイナー2名、UIデザイナー3名、UXUIデザインのインターン生3名と、スキルも申し分ないメンバーがジョインしています。
▶セブンデックス社が採用成功したWantedlyのサービス資料をダウンロードする
株式会社タンバリン
株式会社タンバリンは、クラウドサービスを中心に活用した受託開発を行う会社です。組織拡大のため新卒採用を検討していましたが、同社には大きな課題が2つありました。
1つ目は会社の知名度が低いことから母集団形成がうまくいかないこと。2つ目は新卒採用の実績がないため競合優位性が低いことです。
新卒採用では、同社ならではの社風やカルチャー面で興味を引きつけられるかが重要でした。そこでネームバリューや条件面にとらわれず、仕事のやりがいや想いの発信に長けているWantedlyで採用を開始します。
同社独自の魅力を伝えるため、Wantedlyの投稿機能を活用して週2回以上の更新をスタート。企業HPだけでは伝えきれない想いをストーリーで発信したり、現場社員のインタビュー記事を投稿したり、企業の雰囲気や文化を伝わることを重視して作成。
学生一人ひとりにスカウトも送付し、返信率は26%と順調に運用を続けていきました。
結果、応募総数は350名。2年間でデザイナー1名とエンジニア2名、計3名の新卒採用に成功しました。
▶タンバリン社が採用成功したWantedlyのサービス資料をダウンロードする
【参考】知名度がなかった受託開発企業が優秀な新卒エンジニア・デザイナーを採用できるようになった秘訣
https://www.wantedly.com/customer_stories/156
まとめ
今回はデザイナー採用を成功させるスカウトサービスや採用成功のポイント、企業の成功事例を紹介しました。デザイナーは専門性が高く、競争率も激化していて採用が難しい職種です。
しかし採用要件を明確にして企業ならではの魅力を伝えることで、採用成功効率は高まります。
まずはたくさんのデザイナーと出会える環境をつくることが賢明です。企業に合ったスカウトサービスの利用を開始して、デザイナー採用を成功させましょう。