人材紹介とは?仕組み・利用のポイント・オススメ14社を解説

人手不足に悩む企業や、採用にかける人的コストの大きさに苦心している企業にとって、人材紹介会社は非常に貴重な存在です。

一方、

「人材紹介会社を活用して成功するイメージがいまいち掴めない」
「想定していたような効果が得られないなら、自社で人材を探した方がいいかもしれない」

という懸念を抱く人事担当者もいるでしょう。

今回は、人材紹介の概要を解説しながら、採用成功に導く活用法を紹介します。自社にあった人材紹介会社を活用するためにも、是非参考にしてみてください。

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低コストで自社にマッチする人材を採用する方法

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人材紹介会社とは?人材派遣との違い

人材紹介会社は、クライアントからの要望を受け、就職・転職に適した人材を紹介するサービスを提供しています。

利用の流れは、以下の通りです。

▼人材紹介の流れ
1.人材紹介会社に求人の申し込みを行う
2.求める人材や想定している待遇など、詳細を伝える
3.求職者からの応募を募る
4.面接・選考
5.採用・内定
6.求職者と雇用契約を締結し、採用完了

※参考資料:『人材紹介の流れ|7つのステップごとの注意点とは?

人材紹介会社は、採用が完了した段階で企業に成功報酬を求めます。

ひとり採用ごとに一律〇万円と決まっている場合もあれば、採用時の年収の〇%と割合を定めている場合もありますが、あくまでも採用完了まで至ってはじめて人材紹介への支払いが発生すると覚えておきましょう。

人材紹介における手数料についての相場や、算出方法やエージェントごとの違いについては、『人材紹介にかかる手数料の相場は?エージェント別に徹底比較』で詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください。

また、人材紹介と混同しやすいもののひとつに、「人材派遣」が挙げられます。

人材派遣会社は、クライアント企業からの要望を受け、企業で働く人材を派遣するサービスを提供しています。

あくまでも「派遣」であるため、実際に働く人材と雇用契約を締結するのは、派遣会社です。「人を借りている」とイメージするのがわかりやすいでしょう。

企業が派遣会社に毎月派遣料を支払うことでビジネスが成立しており、「採用する」ことを目的としている人材紹介とは性質が異なります。

人材紹介会社を利用するメリット・デメリット

ここでは、人材紹介会社を利用するメリットとデメリットをそれぞれ解説します。自社が利用したときのイメージをしながらみていきましょう。

メリット

・成功報酬型であるため、費用対効果が高い
・採用にかける人的コストを削減できる
・契約後すぐに人材を探してくれるため、急ぎの採用にも向いている
・コンフィデンシャルに進められため、求人内容を表向きに公開したくないときにも利用できる

デメリット

・採用コストが高くなりがち
・自社に採用ノウハウが身につかない
・大量採用に向いていない
・ニッチな職種だと人が集まりにくい

【参考】人材紹介とは?メリットや手数料、14種類のサービスを徹底解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/agent_merit

人材紹介会社の種類と特徴

人材紹介会社は、いくつか得意な領域や人材タイプに合わせて特徴が分かれています。ここではそれぞれの種類ごとに詳細を確認していきます。

人材紹介会社を分類する基準の1つには、人材を集める方法や対応幅ごとの種類分けがあります。1つずつチェックしてみましょう。

▼人材紹介の種類と特徴
1.人材紹介のモデル分業型
 両面型
 分業型
2.求職者の集め方
 一般登録型
 サーチ型
 アウトプレースメント型
3.求職者の登録属性
 総合型
 専門型

1.人材紹介会社のモデル

1-1.分業型

人材紹介会社に所属するエージェントが、求職者担当と企業担当に分かれている方法です。人集めと斡旋にそれぞれ分業しているため効率がよく、幅広く応募を求めている企業に向いています。

人材紹介 分業型

1-2.両面型

人材紹介会社に所属するエージェントが、求職者も企業も併せて担当する方法です。両者の話をじっくり聞いて判断できるため、採用後のミスマッチも少ないのがメリットです。

人材紹介 両面型

2.求職者の集め方

2-1.一般登録型

就職・転職したい求職者が人材紹介会社に登録し、紹介できる人材を集めていく方法です。ほとんどの人材紹介会社はこの手法を採用しており、幅広くたくさんの人材を集めやすい方法として知られています。

2-2.サーチ型

企業が求める人物像に見合うよう、人材紹介会社によるヘッドハンティングで人材を集めていく方法です。転職を考えていない人も対象にできる上、よりスキルが高く即戦力になる人材を採用しやすくなります。

2-3.アウトプレースメント型

グループ会社や系列会社に再就職できるよう、限られた範囲のなかで転職支援を行う方法です。比較的成功報酬が低めに設定されていることが多く、自社グループ内から採用できるため連携を取りやすいのがメリットです。

3.求職者の登録属性

3-1.総合型

ありとあらゆる業種・職種において人材紹介を行う方法です。利用している層も大企業から中小企業まで幅広く、ターゲットとなる求職者の幅も大きくなります。

3-2.専門型

特定の業種・職種に絞って人材紹介を行う方法です。「建築業界専門」「エンジニア専門」など特定の分野に特化しているため、ノウハウや経験が豊富な人材を集めやすくなります。

オススメの人材紹介会社14選

人材紹介会社は、種類だけでなく「新卒」「中途」「業務委託(フリーランス)」といった採用したい形態ごとにも分かれます。

今回は、採用形態と、登録属性である「総合型」「専門型」の2軸に分けてオススメの人材紹介会社をご紹介しています。各社の特徴を理解した上で、自社にあった人材紹介会社を判断してください。

また、新卒採用の人材紹介について詳細を知りたい場合はこちらの記事で解説していますので、ぜひご確認ください。

業務委託(フリーランス)の人材紹介について詳細を知りたい場合はこちらの記事をご確認ください。

 

新卒

中途

業務委託(フリーランス)

総合型

doda新卒エージェント

リクナビ就職エージェント

リクルートエージェント

JAC Recruitment

レバテックフリーランス

フォスターフリーランス


専門型

理系就活チャージ

美大芸大就活ナビ

アスリートプランニング

クリーデンス

メイテックネクスト

RSG Construction Agent

ITプロパートナーズ

エミリーエンジニア

人材紹介会社を選ぶときのポイント

人材紹介会社は、以下の3点を考慮したうえで選びましょう。

1.登録者の層

自社とマッチした人材を採用するためには、登録者数よりも、登録者の年齢層や職種が重要です。登録者の属性や紹介実績を確認したうえで、自社の求める人材が多く登録しているサービスを選びましょう。

2.専門性や業界理解度

特定の業界・職種に特化した人材紹介会社であれば、専門性の高い担当者がサポートしてくれます。

「元エンジニア」「広告業界出身」など、担当者の経歴や業界理解度もチェックし、採用ポジションに対するノウハウや経験が豊富な人材紹介会社を選びましょう。

3.マッチング精度を高める取り組み

企業と求職者のマッチング精度は、採用の成否に大きく影響します。

候補者の選定はどのようなステップで行っているのか、求職者との面談ではどのような項目をヒアリングしているのかなど、各社のマッチング精度を高める取り組みも比較してみましょう。

人材紹介でよくある問題とその解決策

次に、人材紹介会社を利用する際のよくある課題や、成功するに欠かせないポイントを解説します。

人材紹介

1.応募が集まらない

人材紹介を利用したものの、思ったように応募が集まらず、想定よりも採用できないケースがあります。このような問題は、人材紹介会社に対して自社の魅力をアピールしきれていないことが主な原因です。

そのため、応募がなかなか集まらない場合は、あらためて人材紹介会社の担当者に自社の魅力を伝え、入社のメリットが感じられるような求人票を作成してもらいましょう。企業情報をまとめた資料などを提示するのもオススメです。

なお、「自社の魅力がわからない」と悩んでいる方は、以下の記事をご確認ください。視点や切り口を変えることで、自社ならではの魅力や価値を見つけられるでしょう。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

2.採用したい人材から応募がこない

応募は来るものの、自社が求めるようなスキルに達しておらず、質がいまいちに感じられることもあるでしょう。理由の1つとして、給与や待遇が求めるレベルに見合っていない可能性が挙げられます。

人材紹介会社と一緒に自社の採用条件が他社と比較して見落とりしないか調べてもらい、条件面を見直すのがオススメです。

また、欲しい人材像にマッチした情報の開示が少ないことも原因かもしれません。

意欲的に働く人材が欲しいのにもかかわらず、「福利厚生が充実している」ことをアピールしていたり、若い人材が欲しいのに中高年の社員の画像ばかりを掲載していたりするケースもよく見かけます。

この場合、該当する人材には「自分にマッチしていない」と誤解され、該当しない人材から「自分にマッチする」と思われかねません。結果として、求めていない人材が集まってしまいます。

自社の採用要件、ペルソナに合致する人材がどのような情報を求めているかを整理して、適切な情報を発信しましょう。

Wantedlyでは、採用広報を活用して採用に成功した2社をお招きし、持続可能な採用広報の施策についてトークセッションを行いました。「なぜ採用広報が必要なのか?」効果のあるコンテンツを公開しています。イベントの内容は以下の資料にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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3.選考に進んでもすぐ辞退される

選考に進んでも採用辞退が相次ぎ、入社に結びつかないことがあります。選考にかけた時間や手間が結果に結びつかなくなってしまいますので、まずは面接内容や選考フローを見直しましょう。

オフィス環境を見学してもらったり、経営層だけでなく若手や中堅も選考に加わってもらったり、逆質問の場を用意したりすることで、求職者に入社後のイメージをしてもらいやすくなります。

候補者の志望度を高める採用CXの考え方は、以下の記事で解説しています。ぜひあわせてご確認ください。

【参考】採用CX(候補者体験)とは?改善のための4ステップを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_cx/

4.入社した人材が早期離職してしまう

せっかく入社しても、早期で退職してしまい、人材紹介会社に支払った成功報酬が無駄になってしまうことがあります。

まずは採用のミスマッチを防げるよう、正しく業務内容を理解してもらうことや採用条件の提示方法を見直しましょう。

人材紹介会社によっては早期離職の場合、成功報酬の何割か返金してくれる制度を採用していることもありますので、心配であればそのような会社を利用しましょう。

【参考】採用のミスマッチを防ぐためには|原因と有効な対策4選【事例つき】
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/mismatch

低コストで優秀な人材を採用するには?

自社にマッチした人数を採用計画通りに採用しつつ、採用単価を抑えることができれば、採用担当としては最高の成果です。

低コストで優秀な人材を採用することを考えている方は、以下で紹介するWantedlyも候補に入れてみてください。

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Wantedlyは給与などの条件ではなく、やりがいで企業と求職者がマッチングできるサービスです。

6ヶ月30万円から求人を掲載することができ、求人の掲載数に制限がなく成果報酬もないため、他の媒体や手法よりも採用単価を抑えることができます。

登録者としては20~30代の若手人材が多く、エンジニア、デザイナーなどのIT人材の登録が半数近くを占めています。

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まとめ

本記事で紹介したように、人材紹介は採用にかける人的コストを下げたり、採用に関するアドバイザー的な立ち位置として関わってもらったりできます。人手不足に悩む企業は是非活用してみましょう。

以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。こちらもぜひご一読ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

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