Wantedly導入1年目で14名採用。兼業人事のみで大きな成果を出すコツ|Best ROOKIE Team:エボラニ株式会社

ウォンテッドリー株式会社が主催する、年に一度の大型カンファレンス『FUZE』。こちらでは、毎年素晴らしい採用実績とWantedlyの運用実績を誇る企業をAWARDにて表彰しています。2021年のFUZEにて、見事【Best ROOKIE Team】を受賞したのは、エボラニ株式会社(以下、エボラニ)の皆さんでした。

エボラニは2018年に創業し、採用の専任担当は不在。Wantedlyは2020年に運用開始したばかり。兼任しながら採用を行った小さなスタートアップ企業が、たった1年でエンジニアを9名を含む、計14名の採用に成功した秘訣に迫ります。

【登場人物】
・バックオフィス、採用担当 /中村 元宣さん
・採用広報、PR担当(インターン) /渡辺カリーナさん

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Wantedlyを導入しわずか1年で14名の採用に成功。最も重要視したのは「ビジョン共感」

ーー創業直後のスタートアップとして採用活動をはじめる際、最初に行ったことは何でしたか?

中村さん(以下、中村):本格的に採用活動をする前に、まずはミッション・ビジョンを明確にしておくことが重要だと思います。創業間もない頃は、スキルや経験も大事ですが会社の考え方に共感してくれる人を採用することが何よりも重要だと考えているからです。

私たちは採用活動をする前に「最も役に立つ・感動する接客体験を」というミッションを明確にしていたので、すぐに採用活動に取りかかることができました。ミッションさえ決まっていれば、あとは共感する人を採用するだけ。選考では、共感の他に、このさきやってみたいことが当社で実現できそうか、事業やサービスを調べたり興味を持てているかなどを判断基準にしています。

ーー知名度もまだないスタートアップで、これだけの採用実績が出せた秘訣を知りたいです。

中村:1年間で9名ものエンジニアを採用できたのは、私たちが技術レベルで候補者を絞らなかったからだと思います。当社は代表がエンジニアで、「最短で若いエンジニアをフルスタックにする」という育成に熱心な人でもあります。そのため、まずはスキルを問わずお会いしてみて、「自分達のプロダクトで世の中を少しでも豊かにしたい」と考える方や、エボラニの手掛けるプロダクトに純粋に共感してくれるのかや、純粋に人柄を見ていった結果、他の部署も含めて14名もの仲間を採用できました。

また、人柄を見るためのカジュアル面談で心がけているのは、限りなく求職者の素が出せるようなフランクな雰囲気です。誰にでもカジュアルな話題から入っていき、リラックスした状態で話してもらっています。選考プロセスについては、特段珍しいことは行っていないと思います。

 

珍しいことはしていない。コツコツと改善したのは写真とタイトル

ーー短期間で多くの仲間を見つけるために、Wantedlyで工夫していたことはありますか?

中村:Wantedlyのカスタマーサクセスに応募を増やすためのコツを聞くと、募集ページの更新頻度と写真が重要だと言われました。そこで、ページの更新は週に2〜3回とし、毎回募集に使う写真は私がiPhoneで撮影し、明るく編集したものを使うことにしました。真新しい記事を何度も作るのは大変ですが、Wantedlyの複製機能を使って、内容やタイトル、写真だけでも部分的に変えるだけで、とにかく頻繁に更新しています。

ーー撮影となると、社員の協力も必須ですよね。どのような工夫をされましたか?

中村:写真は募集ごとに毎回変えると決めていたので、撮影は大変でしたね。オフィスで撮影することもあれば、たまに外に出て、近くの川沿いで撮影する時もありました。私は撮影に関しては素人なので、たくさんの枚数を撮ります。1カットにつき20~30枚も撮れば、1枚はいい写真があるものです。被写体のメンバーも「中村さん、いつまで撮るんですか(笑)」と自然に笑ってくれるので、いい表情が撮れますよ。1回の撮影で何百枚、何千枚と写真を撮るので、私のiPhoneはメンバーの写真でいっぱいです。たまに見返すと仕事で疲れた時の癒しにもなっています。

渡辺さん(以下、渡辺):週に何度も記事を更新するので、メンバーの写真は何枚あっても足りません。そのため、常日頃からシャッターチャンスを探しては撮り溜めるようにしています。日々の業務でもメンバーが雑談したり集中しているのを見かけたら、とりあえず写真を撮っておきます。撮影するための時間をわざわざ作るのは撮る方も撮られる方も負担になるので、何気ない風景を数枚ずつでも撮っておくのがオススメです。

ーー写真の他に、重要視していたポイントはありますか?

渡辺:数あるWantedlyの募集の中から、求職者に「見たい」と思われるには、キャッチーなタイトルが欠かせません。私も最初はタイトルを考えるのに苦労しましたが、採用に成功している企業や、多くの応募が集まっている記事をピックアップして、タイトルを参考にしていました。写真とタイトルを変えながら、定期的に記事を更新したことで、この1年で応募の数は徐々に増えてきましたね。

中村:応募が増えた要因には、SNSでの拡散もあると思っています。採用メンバー中心にTwitterのアカウントを作り、それぞれ拡散することでWantedlyの記事への「いいね」や「フォロー」も増えてきました。私も採用活動を始めてからアカウントを作り、まだフォロワーは1,000人もいませんが、手応えは感じています。SNSはまだ小さくはじめたばかりなので、これから全社を巻き込んでいきたいですね。まだまだ募集したい職種はたくさんあるので、社内の巻き込みに力を入れていきます。

 

英語と日本語を駆使して、エボラニでしか出せない良さを発信し続けていく

ーーエボラニは多くの外国人メンバーも在籍しているのが特徴ですよね。その特徴を活かせたエピソードはありますか?

渡辺:エボラニには、日本、中国、欧米など様々な国籍のメンバーが在籍しています。私たちが採用したメンバーのうち3分の1は日本語が話せますが、3分の2は日本語が少し苦手な方もいます。私自身ずっと英語での教育を受けてきたので、日本語で記事を書くのもエボラニに入社してから初めて経験しました。そのため、日本語の記事を書く時も、まずは英語で記事を作ってから和訳して書いていました。

一度ためしに英語のまま記事を投稿したら、予想以上に反響がよかったんです。これまで投稿した全ての記事の中で2番目にPVが多く、応募数は1番多いです。大まかな内容は日本語の記事と変わりませんが、日本語ではなく英語なら読み書きできる候補者に響いたのだと思います。

ストーリーも日本語と英語を活用

▼参考:PVが伸びている記事。2本ともタイトルと写真をアレンジして活用している

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ーーこれからコンテンツを作る企業に向けた、アドバイスはありますか?

渡辺:コンテンツを作る前に、まずは「自分たちの会社をどうアピールしたいのか」を2〜3点に絞って明確に決めていくと良いと思います。私たちもWantedlyのストーリーなどは、誰をどう取材して記事にするのか、どんな写真を使うのか、全てはアピールポイントから逆算して考えました。どんなに記事の更新で忙しくなっても、アピールしたい軸さえしっかりしていれば、コンセプトをぶらさずに採用活動を進められると思います。

ーー最後に、「Best ROOKIE Team」を受賞した率直な感想を聞かせて下さい。

中村:私たちには、専任の人事担当がいません。私はバックオフィス全般、渡辺は広報、もう1人もメインの仕事はデザイナーです。それぞれがマルチタスクをこなしながら、今回チームとして評価され、受賞できたのは本当に嬉しいです。

私たちのサービスはまだ小さく、これから伸びていくフェーズですが、必ずや社会貢献につながると思っています。自分たちの採用活動がサービスの拡大に繋がり、ひいては社会のためになっていると思いながら、引き続き頑張っていきたいです。

渡辺:受賞の知らせを受け取ったときは、本当に驚きました。まさか自分たちのような小さな企業が受賞できると思っていなかったので嬉しいです!

たまに入社した人が私の書いた記事を読み、「選考中に読んだよ。面白かった。」「あの記事を読んで、応募しようと思ったよ。」と言ってくれることが、非常にやりがいになっています。Wantedlyで書いた記事がSNS上で拡散されたとき、誰がいつ読んだかどうか私たちに知る術はありません。それでも、自分が記事を書くことで少しでも会社の拡大に貢献できていると信じて、発信し続けたいと思います。

ーー素敵なコメント、ありがとうございました。そして改めてこの度は受賞おめでとうございました!

時代の変化に伴い、採用への考え方はアップデートしていく必要があります。
以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
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