新卒でリファラル採用をするメリット【他手法との比較表あり】

中途採用ではよく活用されるリファラル採用。ここ最近では、新卒採用でもリファラル採用を活用する企業が増えています。

「新卒採用でリファラル採用(リファーラル採用)を成功するためには、どうすればいい」

と悩む人事の方に向け、今回は新卒採用でリファラル採用(リファーラル採用)を活用するための方法について解説します。

メリット・デメリット・他の採用手法との比較にも触れますので、参考にしてみてください。

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新卒採用を成功させる新常識を解説

ここ最近の新卒採用は難易度が高く、既存の就活ナビサイトだけでは難しい時代が続いています。

新卒採用に悩む方々のために、就活ナビサイトに頼った採用から脱却し、優秀な学生を継続して採用できる方法を1つの資料にまとめました。

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リファラル(リファーラル採用)採用とは

リファラル(リファーラル採用)採用とは、共に働きたい友人・知人を社員や内定者に直接紹介してもらって採用する手法です。

採用が決まったら紹介者に一定のインセンティブを支払う会社も多いですが、それを加味してもコストパフォーマンスに優れた方法だと言えるでしょう。

リファラル採用とは?メリット・デメリットや進め方を解説
リファラル採用(リファーラル採用)の「referral」とは、「紹介・推薦」を意味する単語です。リファラル採用(リファーラル採用)は、社員に友人や知り合いを紹介してもらい、採用候補者を募る手法のことを指します。厚生労働省の雇用動向調査「入職経路別入職者数(2019年)」によると、転職のおよそ4人に1人はリファラル採用という報告があり、紹介による転職が一定割合存在していることが分かります。

新卒リファラル(リファーラル採用)採用における3つのメリット

まずは、新卒でリファラル採用(リファーラル採用)を活用するメリットを確認していきましょう。

コストを抑えられる

リファラル採用(リファーラル採用)は自社のみで行う採用手法のため、コストがかかりません。

社員にインセンティブを支払ったとしても1人あたり10~30万円程度が相場であり、初期投資も不要です。

採用にかけるコストを削減したい会社は、是非導入してみましょう。

【参考】リファラル採用の報酬制度(インセンティブ)のつくり方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/referral_incentive/

選考ステップを簡略化できる

まず、選考ステップの簡略化ができます。

社員からの推薦を受けた人材であれば、基本的なコミュニケーション能力や最低限求めたい業務スキルはおおむね保有していることが多いでしょう。

集まった人材をふるいにかける必要がなく、従来実施していた現場メンバーとの1次~2次面接を省略し、責任者クラスによる面接から選考を始めやすいのです。

複数回面接を行う工数を削減しながら、スピーディーに内定出しができるようになります。

【参考】リファラル採用とは?メリット・デメリット、成功する企業の条件を解説【事例つき】
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/refferal_top/

自社の強みや特徴を深く理解してもらえる

次に、選考前に自社の強みや特徴を深く理解してもらいやすい点が挙げられます。

リファラル採用(リファーラル採用)の場合、社員が仕事内容や職場の雰囲気を詳しく相手に話してから選考に進むのが一般的です。

新卒採用サイトや会社説明会だけでは伝えきれない生の情報を伝えやすく、正しく自社のことを知ってもらえるでしょう。

そのため、入社後に実情を知ることで感じるミスマッチを低減できます。

「こんなはずでなかった」「思っていた会社と違う」と感じることが原因の大半である入社後すぐの離職にも、歯止めをかけられます。

新卒リファラル採用(リファーラル採用)における3つのデメリット

新卒採用において、リファラル採用(リファーラル採用)を活用する際のデメリットについても触れておきます。

候補者が偏る可能性がある

新卒採用の場合、中途採用以上に候補者の属性が偏る可能性があります。

特定の大学・学部・サークル出身者ばかりが集まり、「体育会系ばかりになった」「同じような専攻分野の人からの応募ばかり」ということになりかねません。

とくに内定者に紹介してもらう場合は、限られれたコミュニティ内でリファラル採用(リファーラル採用)が行われるため、この傾向が強くなります。あらかじめ欲しい人材像を伝えながら実行するのがポイントです。

紹介者への配慮が必要

リファラル採用(リファーラル採用)は、紹介された候補者に対して採用を確約するものではありません。

そのため、せっかく紹介してもらっても選考に落ちてしまうことがあります。このような場合、紹介者と候補者の両者に対して、丁寧なフォローが必要です。

「向こうが会社を推薦してきたのに、落とされた」

「自信を持って紹介したのに落とされてしまい、相手に合わせる顔がない」

というように、紹介者と応募者との間で人間関係が悪化してしまう可能性があります。会社に対する不満にもなりやすいため、十分注意しておきましょう。

紹介者が退職したときにモチベーションが低下しやすい

紹介者が退職した場合、リファラル採用(リファーラル採用)で入社してくれた社員のモチベーションが下がる可能性があります。

「何か会社に見切りをつけるポイントがあったのかな」と不安な気持ちを抱きかねません。

もし紹介をした社員が退職した場合、紹介されて入社した社員へのケアを行っておきましょう。

【比較一覧】他の採用手法と比較したときの強みは?

 概算費用必要工数
リファラル採用0円
※インセンティブとして1人あたり10~30万円程度
就職サイト1週あたり10~20万円程度
人材紹介1人あたり100万円程度
合同企業説明会1ブロック75~100万円程度
ダイレクトリクルーティング成功報酬:1人たり30万円程度
先行投資:年100~400万円
 母集団形成ミスマッチ率
リファラル採用
就職サイト
人材紹介
合同企業説明会
ダイレクトリクルーティング

 

リファラル採用(リファーラル採用)は、コストとミスマッチ率低減に強みのある採用手法です。

1人採用するごとに10~30万円程度のインセンティブを支払ったとしても、人材紹介を活用するよりコストを安く抑えられるでしょう。

同じように積極的な採用をしやすいダイレクトリクルーティングでも、成功報酬1人あたり30万円と考えれば、リファラル採用(リファーラル採用)の方が安いことがほとんどです。

大量の人員を集めたい場合の母集団形成には向きませんが、数人の優秀な人材を確保したい企業と相性のいい採用手法であることが分かります。

【参考】新卒採用コストはどれくらい?削減方法と手法別費用を解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/newgrads_cost/

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新卒リファラル採用(リファーラル採用)を成功させるためのポイント

では、実際に新卒リファラル採用(リファーラル採用)を開始する際、成功のために抑えるべきポイントを解説します。

リファラル採用(リファーラル採用)は高いノウハウが求められる手法です。1つずつ確認していきましょう。

社員や内定者を上手く巻き込むための告知を徹底する

はじめに、社員を上手く巻き込むための告知を徹底します。

リファラル採用(リファーラル採用)は現場社員の協力が不可欠です。現場社員が非協力的だとそもそも応募が集まりません。

そのため、社内ポータルサイトや掲示物・メーリングリストなどの社内ツールをフル活用し、リファラル採用(リファーラル採用)に乗り出すことを積極的にアピールしましょう。

推薦したい人材がいる場合の応募フローなども分かりやすく伝え、推薦のハードルを下げる取り組みも必要です。

【参考】リファラル採用の社内告知を成功させるには?ステップ毎のタスクを紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/referral_announce/

採用したい人材のイメージを社内でしっかり共有する

紹介者である社員や内定者に対し、採用したい人材のイメージをしっかり伝えておきましょう。

採用さえできれば誰でもいい、と考える会社はほとんどありません。企業によって欲しい人材のイメージは異なるものです。

・性格や人柄
・学生時代の経験や学んできた分野
・抱いているキャリアビジョン
・保有しているスキル

など、1つずつ明確な基準を用意すると分かりやすくなります。

しっかり社内で情報共有した上で紹介してもらいましょう。

情報のズレがないかを面接で確認する

選考の場では、紹介を受ける側が得た情報が実情と合った正しいものであるかどうかを確認する必要があります。

とくに、入社1~2年目など歴の浅い社員や内定者が紹介者となる場合、自社をしっかり理解していない状態で紹介をしてしまうことがあるでしょう。

候補者が「聞いていた話と違う」となっては、リファラル採用(リファーラル採用)の強みを活かせなくなってしまいます。

どんな会社だと紹介されたのか、どんなポイントに魅力を感じて選考に進んでくれたのかなど広い範囲でヒアリングを行い、万が一情報にズレがあれば丁寧に伝え直す必要があります。

採用後も積極的に交流の機会を設ける

リファラル採用(リファーラル採用)で内定を出しても安心せず、定期的に交流の機会を設けましょう。

たとえば、内定者研修・社内懇親会・アルバイト(内定者インターン)などが挙げられます。

さまざまな場に呼んで会社をより深く知ってもらうことで、入社への期待値を上げることができます。

また、不安な気持ちを早い段階で吸い上げ、適切にフォローしていくこともできるでしょう。

内定者は、入社までの期間に放置されると「本当にこの会社でよかったのだろうか」と考えてしまいます。

結果として内定辞退や離職につながる恐れがありますので、少なくとも1~2ヶ月に1回は接点を設けましょう。

まとめ

新卒リファラル採用(リファーラル採用)を正しく活用できれば、優秀な人材をミスマッチなく採用できるようになるでしょう。

企業側は選考ステップやコストを削減しやすくなり、応募側は選考前に直接社員から実情を聞けるため、両者win-winの採用が叶います。

Wantedlyでは、ブログや募集のシェア機能により、採用広報を手軽に行えます。リファラル(リファーラル)で紹介したい学生に、企業の魅力を伝えやすくなるため、リファラル採用(リファーラル採用)の活用に効果的なサービスです。

気になる方は、ぜひ資料をご確認ください。

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