「新卒採用の具体的なメリット・デメリットが知りたい」
「新卒採用が向いている企業と、そうでない企業の特徴が知りたい」
中途採用の経験はあるものの、新卒採用について詳しく知らない方や、自社で新卒採用をはじめるべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、新卒採用のメリット・デメリットについて中途採用と比較しながら徹底解説していきます。
新卒採用を成功させる新常識を解説
ここ最近の新卒採用は難易度が高く、既存の就活ナビサイトだけでは難しい時代が続いています。
新卒採用に悩む方々のために、就活ナビサイトに頼った採用から脱却し、優秀な学生を継続して採用できる方法を1つの資料にまとめました。
以下から資料をダウンロードして、これからの新卒採用に必要な知識を身につけましょう。
新卒採用とは
新卒採用とは、これまで正社員としての就業経験がなく、高校あるいは大学卒業見込みの学生を採用することです。一般的には大学卒業見込みの学生を採用することを指します。
卒業・修了年度の春〜秋にかけて選考し、卒業後の4月に入社を目指して一括して行うのが一般的な流れ。
採用ニーズが発生したタイミングで必要な人材を募集する中途採用とは違い、毎年同じ時期に一定数の人材を採用するのが特徴です。
新卒採用でしか得られない5つのメリット
中途採用と違って即戦力とはならない新卒採用。なぜコストをかけてまで採用する必要があるのか、疑問に思う方も多いでしょう。
そこでまずは、新卒採用だからこそ得られる5つのメリットを紹介します。
1.将来の幹部となり得る優秀な人材を獲得できる
1つ目は、将来の幹部となり得る優秀な人材を獲得できる点です。
新卒採用では毎年約45万人と多くの学生が一斉に就職活動するため、中途採用よりもマーケットが大きく、優秀な人材と接触できる可能性も高くなります。
また中途採用の場合、幹部ポジションの採用は難易度が高いうえにコストがかかりますが、新卒採用であれば高いポテンシャルをもった人材を低コストで採用できます。
若手のうちから様々な仕事を経験させることで、企業理念や自社の強みを正しく理解したうえで経営判断できる人材へと育成できるでしょう。
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2.採用コストを抑えられる
2つ目は、中途採用よりも採用コストを抑えられる点です。
中途採用の採用単価が一人あたり約84.8万円であるのに対し、新卒採用の場合は約72.6万円と、約10万円の差があります。
とくに人材紹介サービスを利用する場合は、理論年収の約35%を成果報酬として支払うため、会社規模が大きく年収の上がり幅が大きい企業ほど、新卒と中途の採用単価の差がひらくでしょう。
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3.組織の活性化・安定した成長につながる
3つ目は、組織の活性化や安定した成長につながる点です。
新卒社員が入ることで既存社員の刺激となり、教育担当となる社員の成長や、上司のマネジメント力の向上が期待できます。
また、転職するのが半ば当たり前となっている中途採用とは違って長期就業が見込めるため、企業の安定した成長にもつながるでしょう。
さらに、若手が入ることで社員の年齢構成が均等となり、組織の多様性が図れる点もメリットです。
4.企業カルチャーを継承できる
4つ目は、企業カルチャーを継承できる点です。
中途採用の場合、前職での考え方や自分のやり方に固執してしまい、カルチャーが合わないことが理由で退職してしまうケースはよくあります。
しかし新卒採用の場合、1社目ということから会社に対する愛着が湧きやすく、企業が大切にしているバリューやミッションなどを含むカルチャーが浸透しやすい傾向があります。
そのため新卒社員は、今後カルチャーを継承する立場としても期待できるでしょう。
5.選考や研修のスケジュールが立てやすい
5つ目は、選考や研修のスケジュールが立てやすい点です。新卒採用では、下記の通り採用スケジュールが明確に決まっています。
・広報活動:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・選考活動:卒業・修了年度の6月1日以降
・内定出し:卒業・修了年度の10月1日以降
したがって都度採用活動を行う中途採用と違い、ゴールから逆算して計画的に準備を進められます。
また、求める人物像や採用対象も毎年ほぼ変わらないため、募集要項や選考形式を大きく変える必要がなく、前年度の反省を活かして採用活動の質をあげていけます。
さらに入社時期が全員同じであるため、一括で入社準備や研修を進められる効率のよさもメリットです。
研修を通して同期との絆も生まれるため、早期離職の防止という副次的な効果も期待できるでしょう。
▼新卒採用スケジュールの組み方|採用解禁前に必要な5つの準備を解説
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新卒採用で気をつけたほうがよい5つのデメリット
先ほど説明した通り、新卒採用には多くのメリットが存在します。
しかし、新卒採用だからこそ注意すべき点やデメリットが存在するのも事実です。
これから紹介する5つのデメリットも理解したうえで、新卒採用をはじめるべきかどうか判断しましょう。
1.採用にかかる時間が長い
1つ目は、募集開始から入社までの期間が長く、採用担当者の負担が大きい点です。
中途採用の場合、応募があったら即選考し、内定となれば約2ヶ月後に入社するのが一般的。
しかし新卒採用の場合は、約1年を通して採用活動が行われるうえに、内定から入社まで約半年もの期間が空くため、内定後のフォローにも注力しなければなりません。
そのため、中途採用よりも多大な労力を要する点がデメリットといえるでしょう。
2.一定の教育コストがかかる
2つ目は、中途採用と比較して教育コストがかかる点です。
中途採用の場合、即戦力となる人材を採用するため教育コストはほぼかかりません。すぐに現場へ配属し、OJTによって徐々に仕事を覚えてもらうことがほとんどです。
しかし新卒採用の場合は就労経験がないため、業務知識はもちろん、社会人マナーなどの基礎的なスキルも自社で教育しなければなりません。
そのため、まずは数週間〜数ヶ月にわたって新人研修を実施する必要があり、研修マニュアルの作成や外部講師の確保などにも多大なコストがかかります。
入社時期が全員同じであるため一括で効率よく研修できるものの、中途採用よりも教育すべき内容が多いのはデメリットといえるでしょう。
3.就労経験がないためミスマッチが起こりやすい
3つ目は、ミスマッチが起こりやすい点です。
新卒採用の場合、中途採用と違って就労経験がありません。
そのため働くこと自体のイメージが曖昧で、仕事内容や職場環境に対する理解が浅く、結果としてミスマッチが生じやすい傾向があります。
中途採用であれば入社後のギャップを埋めるために必要となる情報は自ら聞き出せますが、就労経験がない学生の場合は、そもそもどんな情報が必要なのかもわかりません。
そのため新卒採用でミスマッチを防ぐためには、学生からの質問を待つのではなく、企業側から積極的に情報を発信していくことが重要です。
このようにミスマッチを防ぐためにより一層努力しなければならないのも、新卒採用のデメリットといえるでしょう。
4.戦力になるまで時間がかかる
4つ目は、戦力になるまで時間がかかる点です。
中途採用の場合は即戦力となることがほとんどですが、新卒採用の場合は一人前の社員となるまで数ヶ月〜1年ほどかかります。
しばらくは会社の利益に貢献しないため、給料や教育コストなどが膨大な「先行投資」となってしまいます。
▼新卒エンジニア採用の質を上げる方法を解説
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5.景気変動に左右されやすい
5つ目は、採用の難易度が景気変動に左右されやすい点です。
一般的に好景気の場合は、求職者数よりも求人数が多い「売り手市場」となります。
売り手市場の場合は求職者が優位となるため、大手企業へ人気が集中し、中小企業が優秀な人材を獲得するのは難しくなるでしょう。
学生からの人気度や知名度の高い企業であれば問題ありませんが、新卒採用をはじめたばかりで認知度が低い企業にとっては致命的なデメリットです。
▼知っておきたい新卒採用の課題と7つの解決策とは?
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新卒採用と中途採用のメリット・デメリットを比較
ここまで、新卒採用のメリットとデメリットを解説しました。
新卒採用と中途採用は、どちらか一方が優れているのではなく、採用目的に合わせて使い分けることが重要です。
下図を参考に、あらためて新卒採用と中途採用の違いを確認しましょう。
新卒採用 | 中途採用 | |
---|---|---|
採用対象 | 高校または大学卒業見込みの学生 | 就労経験者 |
想定料金 | 高校・大学卒業後の4月 | 不定期 |
メリット | ・将来の幹部候補となる人材を獲得できる | ・即戦力を採用できる |
デメリット | ・採用にかかる時間が長い | ・採用コストが高い |
中途採用のメリット・デメリットに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
新卒採用をやるべき企業とは
先ほど、新卒採用と中途採用はどちらか一方が優れているのではなく、採用目的に合わせて使い分けることが重要だとお伝えしました。
では具体的に、どのような採用目的だと新卒採用が向いているのでしょうか。新卒採用をやるべき企業の特徴としては、次の3つが挙げられます。
1.会社のカルチャーを醸成、定着させたい企業
自社のカルチャーを醸成し、定着させていきたい企業は新卒採用が向いています。
新卒採用は中途採用よりも企業カルチャーが浸透しやすい傾向があり、若いうちからカルチャーを受け継いだ人材が増えれば、自然と組織の一体感が生まれるでしょう。
2.社員の成長意欲を高めたい企業
社員の成長意欲を高めたい企業も新卒採用が向いています。
新卒採用で入ってくる社員は、早く一人前の社会人になれるようにと高い成長意欲をもっていることがほとんどです。
新入社員の成長意欲が高ければ、同じ部署で働く社員や教育担当のモチベーションも高まり、組織全体の活性化が期待できるでしょう。
3.既存事業の規模を拡大させたい企業
既存事業の規模を拡大させたい企業も新卒採用が向いています。
すでに出来上がっているものを吸収する力は、若くて就労経験のない新卒採用の方が優れています。
そのため、業務が体系化されていたり、新人の受け入れ体制が整っている既存事業の場合は、新卒採用によって人材確保するのがオススメです。
▼Sansan株式会社が総力をあげてひとりの学生に向き合う理由とは?インタビューはこちら
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新卒採用よりも中途採用が向いている企業とは
今度は逆に、中途採用の方が向いている企業の特徴を紹介します。次の3つに当てはまる場合は、新卒採用よりも中途採用を行った方がよいでしょう。
1.即戦力が必要な企業
即戦力が必要な場合は、中途採用の方が向いています。
新卒社員は一人前となるまで数ヶ月〜1年ほどかかってしまうため、欠員補充や急な増員には対応できません。
それに対して中途採用は、基本的なビジネスマナーはもちろん、専門知識や過去にプロジェクトを成功させたノウハウなども兼ね備えているため、入社後すぐに活躍してくれるでしょう。
2.事業領域を拡大し、企業競争力を高めたい企業
事業領域を拡大し、企業競争力を高めたい場合も中途採用が向いています。
新規事業を立ち上げたり、競合との差別化を図るためには、自社にないノウハウや高い専門知識が必要です。
したがって経営戦略を成功させるためには、高いコストをかけてでも中途採用によって優秀な人材を採用した方がよいでしょう。
3.先行投資の負担を吸収できる体力がない企業
資金的に余裕がない企業は、新卒採用をはじめるべきではありません。
新卒採用は企業にとって大きな「先行投資」です。社員が利益に貢献できるようになるまでの間、給料や教育コストは純粋に赤字となります。
そのため、新卒採用によるコスト的負担を吸収できる体力がない場合は、まず中途採用によって基盤を整えるようにしましょう。
新卒向けサービス5選
続いて、新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスを5つ紹介します。
▼新卒向け5つのダイレクトリクルーティングサービス
Wantedly
Offer Box
キミスカ
iroots
dodaキャンパス
1.Wantedly
Wantedlyに登録する学生は、ベンチャー企業の長期インターンを探す目的で、就活が始まる前から利用する場合が多く、一般的な就活媒体にはあまりいないキャリア形成意欲の高い学生が多いのが特徴です。
会社の知名度や評判よりも、事業への共感や自己が成長できる環境を求めているチャレンジングな学生に対して、以下の方法で攻めの新卒採用を実現することができます。
・自社の魅力を知ってもらうための発信
・待つだけでは出会えない学生へのダイレクトスカウト
人材の質にこだわった新卒採用をしたい場合におすすめのサービスです。
料金やサービスの詳細は以下の資料からご確認ください。
2.Offer Box
「OfferBox」は就活生の3人に1人が利用している新卒に特化したダイレクトスカウトサービスで す。
自社の活躍人材の適性検査の結果から採用学生の要件定義を作成し、OfferBoxの登録学生を 検索することができます。
また、人工知能による検索アシストシステムにより、検索時間の最小化を実現。学生とのコミュニ ケーションに集中することが可能です。
URL:https://offerbox.jp/company/
3.キミスカ
「キミスカ」は、登録学生10万人以上、Offer Boxの次に登録者数の多いダイレクトリクルーティングサービスです。
戦略に合わせて「プラチナスカウト」「本気スカウト」「気になるスカウト」の3段階のスカウトが使い分けられ、「気になるスカウト」であれば無制限に送れます。
また、スカウト送信や返信作業の代行サービスもあるため、「ダイレクトリクルーティングサービスを使ってみたいけれど、工数がかかって大変そう…」と採用担当者にかかる負担がネックになっている場合にもオススメです。
URL:https://kimisuka.com/contents/company/
4.iroots
「iroots」は、旧帝大や有名私大などの優秀層が多く登録しており、運営会社であるエン・ジャパン株式会社の独自審査を通過した企業のみが利用できるハイクラスのダイレクトリクルーティングサービス。
最大6,000字の詳細な学生プロフィールと、スカウト開封率85.4%とアクティブユーザーの多さが特徴です。
また、理系学生や大学院生も多く登録しており、プログラミングスキルや保有資格によってユーザー検索できるため、研究職やエンジニア職を採用したい企業にもオススメです。
URL:https://iroots.jp/lp/company/
5.dodaキャンパス
「dodaキャンパス」は、ベネッセによる定額制のダイレクトリクルーティングサービスです。
スカウト開封率が88%と高く、アクティブユーザーの多さが特徴です。
また、就活生だけでなく、大学1〜2年生を対象としたイベント・スカウト機能も充実しているため、早期インターンの母集団形成や採用ブランディングにも適しています。
URL:https://campus.doda.jp/enterprise/business/
▼新卒採用サービス117選はこちら
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/new_graduate_service
新卒採用を成功させるには
企業が新卒採用を成功させるためには、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。
学生のニーズは刻々と変化しており、従来の採用手法を踏襲しても大きな成果を見込むのが難しくなっています。
ここでは学生への調査結果を元に現状の新卒採用市場において企業が心がけるべき点を説明します。
1.新卒採用は学生の意識変化に対応する
長期的な労働人口の減少を背景に、人的資源の活用に取り組む企業が増加しています。終身雇用制度の崩壊による人材の流動化を防止し、優秀な従業員に定着を促すため人材資源の活用を積極化させる企業が増えていることが要因です。
また、業務の高度化や従業員の価値観・働き方の多様化も、従来の人材管理手法から脱却する必要性を企業に迫っています。タレントマネジメントシステムを導入し、スキルや資格だけではなくマインドや志向、コンピテンシーまで把握した上で育成や配置に役立てようとする動きはその一例です。
しかし、従業員管理における人材資源の活用が進む一方で、採用活動とくに新卒採用において同様の変化はあまりみられません。新卒採用を毎年実施している企業の多くが前年の採用活動を継続しがちである点からも明らかです。
企業には新卒採用活動においても、従業員管理と同様に新たな施策の導入が求められています。とくに新型コロナウイルスの感染拡大による影響でテレワークの普及など就業環境が大きく変わり、学生側の意識も年を追うごとに変化しています。
新卒採用に取り組む企業は、対象となる学生の意識変化に対応しながら採用活動を行いましょう。
2.学生の就職先選びは「やりがい」「成長」重視
学生の意識変化は企業を選択するフェーズである「就職先選び」においてもみられています。従来、学生が新卒で就職する企業を選ぶにあたり重視する点は「知名度」や「企業規模」などと考えられてきました。
しかし、ウォンテッドリーが2021年11月に2022年卒~2024年卒までの学生を対象に行なった調査によると、これらはいずれも「就職先選びでもっとも重視する項目」に含まれていません。
現在の学生が重視しているのは「仕事のやりがい」「自己成長性」でそれぞれ50~60%の回答を獲得しています。「知名度」や「企業規模」は各10~15%程度の回答と少数にとどまっています。
学生側はこのように考えているようです。
「自分の仕事のモチベーションに繋がるから(仕事のやりがい)」
「会社に関係なく個人としてスキルアップしていきたいと考えているから(自己成長性)」
つまり企業における就業が自身のモチベーションやスキルをどれだけ高めるのかという、より主体的な視点から就職先を選んでいると言えるのです。
一方、企業は新卒採用活動で「仕事のやりがい」や「自己成長性」を学生にアピールできているでしょうか。メンバーシップ型雇用である総合職の一括採用では、職種を限定せず新卒採用を行うため難しいのが現実です。
企業の新卒採用活動が学生側のニーズにマッチしていないのがわかります。
【参考】22卒〜24卒の就職活動に関する調査結果を発表
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/373096
3.学生は企業発信のリアルな情報を求める
学生が就職活動で求める情報に関しても特徴がみられています。ウォンテッドリーによる同調査によると、学生が就職活動で参考にしている情報源の上位は「各企業のウェブサイト」「就活イベントの情報」「各企業の採用動画」となっています。
それぞれ94%、73%、72%と大多数が「参考にしている」と回答していますが、情報源が「役に立った」かどうかについての回答は傾向が異なっているのです。「各企業のHP」「就活イベントの情報」「各企業の採用動画」が「役に立った」と答えたのは67%、26%、31%となっており、「就活イベントの情報」が低くなっています。
学生は就職活動において「ウェブサイト」や「採用動画」など企業が直接発信する情報に高い価値を見出していると言えます。そして、学生側は情報源を問わず「リアル」な情報を重視しているようです。
【参考】22卒〜24卒の就職活動に関する調査結果を発表
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/373096
4.これからの新卒採用にマッチする手法とは
新卒学生は就職先を選ぶ際、「仕事のやりがい」や「自己成長性」を重視しています。したがって、多くの企業が利用している給与など条件面をベースとした就活ナビサイトなど従来の採用手法では新卒採用を成功させるのが難しくなっています。
また、働き方や価値観の多様化に対応する社会の進展とともに、充実した人生を実現するための「やりがい」や「成長」への期待は今後も高まっていくに違いありません。そのため、従来の採用手法を続けている企業にとって新卒採用はますます厳しくなっていくと考えられます。
では、「新卒採用がうまくいかない」と悩む企業はどのような採用手法を取り入れればよいのでしょうか。
「仕事のやりがい」や「共感」に注目し、人材が自身の成長を促す企業との出会いに活用できるのがWantedlyです。企業訪問アプリ「Wantedly Visit」では企業のミッションや働く人の想いが語られており、「話を聞きに行きたい」ボタンで企業とカジュアルな接点を持てるようになっています。
新卒採用で学生が重視する「仕事のやりがい」を軸に就職先を探せるため、2024年卒の学生68%が参加している長期インターンシップの募集も17,000件以上掲載されています。
また、Wantedlyは企業が直接情報発信できる採用広報プラットフォームとしても利用されているのが特徴です。学生が求める「企業が発信する情報」の中でも、社員インタビューや社内行事など「リアルな情報」が充実しています。
企業への「共感」を通じて学生が「仕事のやりがい」や「自己成長性」を重視した就職先探しを「企業が発信する」「リアルな情報」から実現しているのがWantedlyです。
従来の採用手法では難しかった、学生の意識変化やニーズにマッチする新たな新卒採用の一手であるWantedlyについての資料はこちらからご請求ください。
Wantedlyで新卒採用に成功した事例
最後に、新卒採用をスタートし、採用成功した企業事例を5つ紹介します。
新卒採用をはじめた理由や、採用活動における工夫や成果を中心に紹介しますので、新卒採用をはじめるべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.株式会社TBM
株式会社TBM様は、以下の方法で3ヶ月という短期間の中で内定承諾率9割以上、11名の新卒採用に成功しました。
・Wantedlyにおけるトップページ広告
・リクルーターによる学生への魅力づけやフォロー
・オウンドメディア「Times Bridge Media」の活用
2.ディップ株式会社
ディップ株式会社様は、以下の方法でコロナの影響を受けながらも結果として2000名以上の応募、5名の内定承諾、過去最速の採用活動終了と21卒新卒採用に成功しました。
・オウンドメディアの運営
・Wantedlyにおけるストーリー投稿、スカウト
・選考過程での長期間のリモートインターン
3.リスタンダード株式会社
リスタンダード株式会社は、ポテンシャルが高くビジョンを体現できる人材を採用し、組織を拡大させるために新卒採用をはじめました。
学生からの認知度が低く、就活ナビサイトでは大手企業に埋もれてしまうことが課題だったため、新卒採用ではダイレクトスカウトサービスを利用。
自社とマッチングの高い人材へ直接アプローチしたことで、1年間で7名の採用に成功しています。
4.株式会社スタートライン
株式会社スタートラインは、企業カルチャーを浸透させ、社員の教育環境を整えるために新卒採用をはじめました。
企業理念に共感する学生を集めることが課題でしたが、Wantedlyの「フリーワード検索」を利用することで、自社とマッチングのある学生に絞ってスカウトを送ることに成功。
結果として、スカウト経由で接触した学生のうち4人に1人が内定となり、採用における工数を減らすことにも成功しています。
5.株式会社オープンエイト
株式会社オープンエイト様は「会社のカルチャーは、やはり新卒が作って行くもの、新卒に作ってほしい」という想いから新卒採用を開始しました。
コスト削減と今までにない採用数の新卒採用の成功を目的とし、Wantedlyを導入。導入後は無制限に出せる募集とスカウトを利用することで想定していた以上の応募を集めることができ、当初の目的を達成することができました。
6.平安伸銅工業株式会社
平安伸銅工業株式会社は、ビジョンやカルチャーを継承していくために新卒採用をはじめました。
自社の魅力を言語化し、カルチャーに共感した人材を集めることが課題でしたが、Wantedlyを活用することで等身大の魅力を発信することに成功。
また、採用人数が年間1〜2名と少ないため、コストの高い大手媒体はあえて利用せず、Wantedlyで新卒・中途両方の採用を行うことでコスト削減にも成功しています。
参考記事:「採用は逆張り」大阪の突っ張り棒メーカーが仕掛けた新卒採用術とは / 平安伸銅工業株式会社
7.株式会社タンバリン
株式会社タンバリン様は組織規模拡大、自社の文化の醸成のために新卒採用をはじめました。新卒採用をはじめた当初は学生からの認知度が低く、競合他社や大手に比べて優位性を確保できていませんでした。
そこで社風やカルチャーの伝達こそが採用成功につながると信じ、Wantedly内のブログ機能を通してリアルな情報の発信に注力。
その結果350以上の学生から応募されるようになり、3名もの新卒採用に成功しました。
参考記事:知名度がなかった受託開発企業が優秀な新卒エンジニア・デザイナーを採用できるようになった秘訣
まとめ
今回は、新卒採用のメリットやデメリットを解説しました。
新卒採用における学生側のニーズ変化に企業の新卒採用活動が追いついていない点についても説明しています。
新卒採用と中途採用は、どちらか一方が優れているのではなく、採用目的に合わせた使い分けが重要です。
ぜひ今回の内容を参考にし、新卒採用をはじめるべきかどうか検討してみてください。
新卒採用を実施する場合は、「やりがい」や「成長」からの就職先探しを「企業発信」の「リアルな情報」から可能なWantedlyが学生のニーズにマッチしています。
また、以下に新卒採用の最新トレンドや、優秀な学生を採用するコツをまとめた資料を用意しています。新卒採用の具体的な方法が知りたい方はぜひチェックしてください。