プロフィール
近藤 辰也(こんどう たつや)
2019年に新卒で入社。所属は第2マーケットデザインUnitで、大阪営業所で日々業務を行っている。職種は広告運用を行う”オーディエンスプランナー”であるが、アカウントプランナー(営業)としての役割も担っている。社内ではこんたつ、こんちゃんという愛称で呼ばれている。
-本日はよろしくお願いいたします。自己紹介をお願いします!
2019年新卒入社の近藤です、よろしくお願いします。この4月で4年目になります。
新卒での初期配属で大阪営業所の配属になってから、ずっと大阪で仕事をしています。
-リアルで話すのが結構久々な気がします。ちょっと緊張してたりしますか?(笑)
うん、少し緊張してます。でも、新村さんは引き出すのが上手なので、安心してますよ(笑)。
ちゃんといいこと言えるかな~(笑)。頑張ります!
-ありがとうございます!いつも通り、ありのままの近藤さんでお願いします!
※普段はあだ名で呼び合っています(笑)。
論理を重視するDNAと、人としてのフィット感で決断
休学を選択して決意した長期インターンの経験
-はじめに、そもそも学生時代はどのように過ごしていましたか?
実は大学3年生のときに、一年休学したんです。なんとなくやりたいことが見つからないなと思っていて。このまま就職するのもどうなのかと考えた末に、意思決定をしました。そしてその一年間で、教育メディア系のベンチャー企業でインターンをすることにしました。
具体的に行っていたことは、Webメディアの成果改善や企画などです。「ユーザーがより使いやすいメディアにするには何をおこなえばよいのか」「多くのユーザーに使ってもらうための最適なプロモーションはなにか」「PV数を〇〇倍にするために、サイト内広告をどう変えていくべきなのか」といった課題を解決するために、日々頑張っていました。
-実務に近い経験ですね!とても濃密な経験ができたんじゃないでしょうか?
そうですね、ベンチャー企業のなかで揉まれました(笑)。けれども就職活動を一旦辞めて、覚悟を決めてやったことでもありますし、”しんどい”や”つらい”よりも圧倒的に”楽しい!”が勝っていました。具体的に楽しかった部分は「自分で考えた提案が通ること」「明確に数値でフィードバックがあること」などですね。
でも、実は上司に半分怒られながら仕事していました(笑)。自分ではできている、やれているとおもっていても、「やりたいようにやってるだけじゃだめなんだよ」「なんでこの提案なの?」と言われることなども多々ありました。当時は何かと衝撃を受けましたし、今思い出しても厳しいフィードバックなどを受けてきたなと思います。ただ、一方で成長したいと本気で思っていたので、それでもポジティブに受け止めて頑張ってきました。
とてもシビアにフィードバックされる環境で、ひたむきに頑張っていたことが伝わってきました…!
アイレップとの出逢いと入社の決意
-アイレップとはどのように出逢ったんでしょうか?
もともとはベンチャー企業や広告産業自体に興味をもって、就職活動を行っていました。最初はマス広告の領域に興味を持っていた時期もありました。そしてあるときアイレップの募集を見つけたのですが、「デジタルを起点としながらも、マスアプローチも行っている」という内容を見て、興味を持ちはじめました。
しかし、実はそのタイミングで長期インターン先の企業からも「おいでよ」と言ってもらっていました。自分の中では当然悩みましたね。けれど自分の中で「また新たな環境でチャレンジしてみたい」という想いがだんだんと強くなっていき、最終的にアイレップへの入社を決意しました。
-もともとはマス(総合代理店)領域から、広告業界に興味を持ちはじめたんですね。では実際に、就活時にどんな情報材料をもとに意思決定を進め、アイレップへの入社を決意したんでしょうか。
まずひとつは、非常に論理的であったところに惹かれました。アイレップの採用選考を受けるときに、ある女性の人事の方と出会ったんですよね。その方が非常に論理的でカッコよかったんです。「こういう人がたくさんいる会社なのか!」と思って、いざ内定後に社員面談に行ってみると、まさにイメージぴったりで、身近に感じる社員の方がたくさんいました。就活や面談でのフィードバックも、感情的ではなく、論理的に行ってくれました。いわゆるギラギラとした広告代理店という感じではないなと(笑)。
あとこれは入社後に感じたことですけど、上司との1on1などでも感情的に怒られるなんてことは絶対になく、あくまで論理的に叱ってくれるというところはアイレップらしい部分なんだなと思います。ほんとに根が優しくて真面目な人ばかりなんだと思いました。
もうひとつは、「科学する」という考え方に惹かれました。当時は「科学する」という言葉で表現していなかったのですが、会社のホームページや採用選考、人事や現場社員の方との面談でひしひしとそういうニュアンスを感じることができました。当時はアイレップだけでなく同業他社を軒並み見ている、というわけではなかったのですが、このDNAというかニュアンスは個人的にはとても惹かれたんですよね。「右脳で考える領域を、左脳で分解していくというチャレンジをしている」ってめっちゃカッコ良くないですか?そして今、実際にそれを体現していっている会社なんですよね。
広告運用のプロフェッショナルとして、価値ある仕事を創り出していく
大阪営業所というフィールドで、日々向き合っている仕事
-業務について教えてください。
職種としてはオーディエンスプランナーです。いわゆる「広告運用」を行っていて、1年目の初期配属時点からずっとオーディエンスプランナーです。仕事内容としては「クライアント企業のご予算内で、広告成果を最大化する」というものです。
個人的には➀最低限のルールや運用の仕組みを守る➁それらを守ったうえで、運用調整で成果最大化や最適化を行う➂そして最終的にはクライアント企業目線に立って、ビジネス拡大ができること、を順に達成することを掲げて、日々運用業務に向き合っています。
そしてわたしは大阪営業所の配属なのですが、大阪営業所はエリアビジネスを行っています。わかりやすく言うと東京本社案件以外という感じです。大阪営業所は、一人ひとりの距離感が近いことが特徴かなと思います。あとは、少数精鋭部隊でもあるので、上から降ってくる業務を捌くというよりも、自分で仕事を創り出していく環境であることも特徴的だと思います。結果として東京本社のメンバーよりも相対的な守備範囲も広いと思いますし、大きく成長できた部分もあると思います。具体的に言うと、担当するメディアも非常に多いとか、運用以外の領域にもはみ出していきながら提案支援なども行っていく、などですね。
また、前述の通り大阪営業所は個人に任される仕事の範囲が大きいですが、自分一人で仕事が完結するわけではないので「認識齟齬が起きないように先にゴールイメージを合意するなど」して、独りよがりのコミュニケーションにならないよう注意しています。また、上司が毎日ハングアウト(オンライン上のミーティングルーム)をオープンにしてくれていて、いつでも自由に出入りして相談できる部屋などがあるんですよね。特別困ったことが無くてもコミュニケーションをとっています。ほかにも、コロナ禍になってからは東京の人とお仕事する機会も増えて嬉しいです!
思考量と試行量で、1年目から付加価値を作っていく
困難と面白さは表裏一体
-次は、業務の面白さややりがいについて教えてください。
まず、オーディエンスプランナーとしては、クライアント企業と直接向き合うことは少ないです。大前提として、数字と泥臭く向き合い、分析を行っていくということがメインです。そしてその過程で、自分なりの分析や仮説がバシッとはまって、成果が改善したときがとてもやりがいを感じますね。広告運用は計画をしっかりと立てて行っていくことが必須なのですが、あくまで短期的な成果だけを見るのではなく、中長期的な成果改善まで見据えていくことがとても重要です。とはいっても、この中長期的な改善っていうのがすごく難しいんですよ。若干似ている観点ですが、クライアント企業の課題解決の過程で、狙いをつけて増額提案を行い、それがはまって実行までこぎつけたときなども、とてもやりがいを感じますね。やはり日々考えて動いていかないと、クライアント企業も大事な予算を増額させることや、新しい手段に割いてくれることはないわけなので。
-シンプルに聞こえますが、いざやってみると難易度は非常に高いことは想像に難くないですね…。実際にそのやりがいを感じるまでに、困難やハードルはたくさんありますよね?
はい、当然ありますね(笑)。もちろんオーディエンスプランナーだけではないですけど、良い成果を出すためには地道に泥臭く頑張るしかない反面、失敗って一瞬で起こってしまうこともあるんですよね。僕の場合は、頑張っていた姿を上司や周囲の方も見てくださっていたのだと思うのですが、1年目の後半から大型案件にアサインしていただくことができました。もちろん気合もバッチリでやる気満々だったのですが、その想いとは裏腹に時間が過ぎるにつれてどんどん案件が炎上していってしまって…。最終的に他社リプレイスになってしまったことがありました。
他にも、小さなものから大きなものまでミスが続いてしまうタイミングがあって、それもとてもつらかったです。そしてこういったミスはヒューマンエラーであることが多いので、自分がミスしたこと自体にも悔しさがあるのですが、それ以上にクライアント企業のあるべき姿を達成できないというのがとても悔しいです。あとはリアルな話、僕のミスで営業の方がクライアント企業に質問攻めにあうとか、謝罪をしなくてはいけないときなどは本当にへこみますね。
1年目からこだわった「付加価値」の創出
-実際にへこむこともあったとのことですが、「具体的な乗り越え方」について教えてください。
具体的な乗り越え方は、「反省・内省する時間をたっぷりと取る」ことです。僕は、人から答えをもらったり、納得いかないまま進めたりすることが苦手なんです。良いことも悪いことも、起こったことについて、なぜ?を5回繰り返す。そして自分の腹落ちできるところまで落としこむ、というのを自発的に行っていますね。このあたりは僕自身の癖みたいなものなのですが、休みの日やプライベートの時間でしっかりと時間を取ってやっています。趣味みたいなものですね(笑)。
あとは「営業の方々との関係性をしっかり作っていくこと」ですね。やはりアイレップは日々さまざまな職種や部門の方とコミュニケーションをとっていきますけど、クライアント企業と対面している営業の方々とそれだけ意思疎通を図れるか、を大事にしています。小さなことでも確認を怠らない、自分から意図や背景を聞きに行く、など小さなアクションこそ大事にしています。実際1年目の時は、大阪営業所内を一番歩き回った自信があります(笑)。
-さまざまなアクションをされてきたと思うのですが、「自分のなかで大事にしてきた考え方や想い」、自分なりの軸のようなものがあればお伺いしたいです。
「仕事」「人と向き合う」という2つの観点に分けて話しますね。
”仕事という観点”では、「段取り」「再現性」「実行力」をとても大事にしています。やりたいことや目指す成果にたどり着くには、分解して、逆算して、アクションに落とし込むまでをやり切らなくてはいけないです。何事も自分一人では完結しないという前提に立つと、常に「相手を動かすこと」を大事にしなくてはいけないし、「自分の仕事を誰かができるようにする」ことも意識的にやっていってこそ、自分のチャレンジの幅を広げられるとも思っています。そしてあとはやり切るということですね。相手に期待する部分と自分が変わる・頑張る部分を分ける、ということも自分のなかでは意識しています。
もうひとつ、”人と向き合うという観点”では、「笑顔」「謙虚」「覚悟」を大事にしています。こういった気質やポリシーをしっかり持っている人は、人として素敵だなと思うんですよね。誰についていきたいか、などにも関わってきますし。また、覚悟というのをキーワードとしてあげていますが、個人的には何をやるにしろ、”自我”や”意志”がないと面白くないと思うんですよね。今こうして大層に言っていますけど、僕自身が配属された当初に隣の席だったマネージャーから受けた影響もとても大きいです。
-”1年目”にフォーカスすると、どんなことを意識して、行動に移していましたか?
誤解を恐れずに言うと、「質より量」は自分のなかで意識していました。広告業界なので、量の話をすると悪いイメージがどうしても先行してしまいがちなところもまだまだあると思いますが、そういう意味ではないです。ただこなすだけでは意味はないので、思考量と試行量をどちらも両立させていくことは大事にしていました。
例えば、上司に報告をしてフィードバックをもらった際には「どうすればフィードバックをもらったポイントをつぶせるか」ということをひたすら考えました。ほかには、常に「先輩ができないことはなにか」を考えて、自分がやっていくようにしました。できることといっても、能力やスキル的な話だけでなくて、ちょっとした飲み会の企画や小さいけど大事な業務連絡を自発的に共有・展開するなどという感じです。あとは、運用型広告の主流であるダイレクト領域(獲得領域)に加えて、「ブランディング領域も包括した広告戦略・マーケティング戦略を立てられるようにもなりたい」というキャリアや在りたい姿をずっと念頭に置いていましたね。
そしてこれらを積み重ねてきたことで、前述したように1年目から大型案件にアサインしてもらえたり、自分なりの付加価値を生み出すチャンスを取りに行けたりしたのだと思っています。苦い思い出もありますが、それがいま「成長できているな」という実感に強く繋がっています。
最後に
-最後に「学生時代の過ごし方に関するアドバイス」「新入社員の方々に期待すること」を教えてください!
結構たくさん話しましたね(笑)。自分自身でもあらためて大事にしていることを考えなおせてよかったです。とても素敵な時間になりました。
ではまず、「学生時代の過ごし方」ですが、シンプルにやり残したことがないよう、勉強も遊びも頑張ってください。学生のうちに出会える人やモノゴトに出会うことはとても価値があると思います。あと今のうちに読みたい本は読んでおくとよいと思います。マーケティングの勉強、という堅苦しいもの以外でいいです。
次に、「新入社員の方々に期待すること」ですが、貪欲な成長意欲をもって入社してくれることを期待しています。仕事がはじまって、成功したり失敗したり色々経験するようになると思いますが、経験を糧にしながら貪欲に成長する意欲をもってください。そうすると自分が成長するだけでなく、僕含めて周りも自然と応援したくなっていると思いますし、そんな人がより早い成長サイクルを回せるのだと思います。
-ありがとうございました!