お客様と気軽にコミュニケーションがとれる関係性を大事にしています
2017年8月にUGに入社したので2年半ほど経ちますが、これまで7社のお客様を担当してきました。1社のみ担当していたときもあれば、複数社を掛け持っていたときもあり、現在は3社を担当しています。
その中で私が意識していることは、「いかにお客様と気軽にコミュニケーションがとれる関係を作るか」ということです。
シェアード社員は、短い時間の中でもお客様と同じ目線で会社の課題に取り組んでいくので、気軽にコミュニケーションができるかによって、仕事の進めやすさも変わってくると感じています。
たとえば、UGに入って少し慣れはじめて2社目に担当したお客様先でのことです。担当者の方がコミュニケーションを積極的に取ってくれる方だったので、物事がとてもスムーズに進んでいました。
週2日の訪問だったのですが、わからないことがあればすぐに確認したり、少ない時間の中でもうまく情報共有をして、大きなトラブルもなく業務を進めていくことができていました。
一方で、あまりうまくいかなかったお客様もあって・・・
オフィスのレイアウト変更をしていたときのことです。
自分としては必要な情報をヒアリングして業務を推進していたつもりが、実際には考慮不足な部分があり、作業後にネットワークトラブルにつながってしまいました。あとから振りかえると、その原因となった部分について十分に話ができておらず、認識に齟齬があったと気づいたんです。お客様は「ここまで確認してやってくれている」と思っていたものに対して、私はその情報に気づかずに進めてしまっていました。普段からこまめにコミュニケーションができていれば、こちらから細かい認識合わせができたり、お客様からも遠慮なく不安な点や疑問点を相談してもらえていたかもしれません。
でも、そういった関係を築けていなかったんですよね。それから、どうしたらお客様と遠慮なく、対等な立場で話せる関係を築けるか、自分なりに工夫するようになりました。
大事なのは、ときには仕事以外の雑談をしてみたり、仕事の上でも自分が困っていること、悩んでいることを素直に話すことだと思っています。
正直、雑談にしてもどこまでOKなのかな?と勇気がいるときもあります。ただ、その「ちょっとの勇気」がとても重要だと感じるようになりましたね。
私はエンジニア気質じゃないと思うんです。
私はやりたい事がころころと変わってしまう性格なので、それを活かして「つぶしがきく人材になりたい!」と考え、大学では経営を学んでいました。
「なるほど!世の中はこんな風に回っているのか!」という気づきがおもしろいと感じていたのですが、この考え方が今の仕事にも通じています。
たとえば、お客様先でシステム導入のお手伝いをするとき、お客様からの要望も鵜呑みにせず、一度自分で考えたうえで、お客様と対等な立場で相談をしながら進めるようにしています。そもそもなぜシステム導入を検討するのか、お客様社員の方はどんな働き方をして何を感じて仕事をしているのか、など全体を俯瞰した視点でお客様と一緒に考えます。その共通認識を持った上で、「今回はこの業務をシステム化する。そうすると業務フローがこのように変わるけど、どんな影響がありますかね?」などと相談しながら進めるようにしています。システム導入一つに着目しても、その会社ならではの理由があって、そこで「なるほど!」となりますし、お客様が「シェアード社員」に期待しているのも、ただ作業をこなすだけではなく、そうやって会社の未来を一緒に考えられる所なんだと思います。
物事の背景を知るということに興味を持ってきたからこそ、今の仕事がおもしろいと感じられるんです。
そういう点で、私は「エンジニア気質」ではないんだろうな、と思っています。
エンジニアは技術的なスキルアップや、自分の担当する範囲についていかに場数を踏むかがフォーカスされがちです。それらは技術を追い求める、スペシャリスト志向のエンジニアとしては大事なことだと思うのですが、私にとってはあまりおもしろく感じられなかったんです。
ずっと一つの事を突き詰めてやっていけるのかな・・・って。
前職は複合機のフィールドエンジニアとして契約企業のサポートをしていました。
その会社に入ったときは、人の役に立つ実感を持てそうな気がしていましたし、実際にお客様から感謝の言葉を多くいただきました。会社としてノウハウも蓄積されていて、先輩からも指導をしてもらえる環境で大きな不満はなかったのですが、ふと「自分が先輩たちと同じくらいの年齢になっても同じことをしているのはなにか違うな・・・」って思ってしまったんです。
そう思って転職活動を開始して、UGに出会いました。
さまざまな業種や規模の会社に社員のように入りこみ、経営やITの課題も各社さまざまな中、個人としてはその課題に取り組むための多様なスキルを身につけながら成長できる。そこに強く興味を持ちましたね。
UGの雰囲気を感じる全社会
1次面談で「組織のフラットさ」について説明を受けたのですが、その時はあまり魅かれるものがありませんでした。しかし、選考の最中、月一回開催している全社会にゲストとして参加した際に実際にそれを目の当たりにしたときは驚きましたね。
まず、社員のほぼ全員が集まる場で、社長や事業本部長が「前月の結果は〇〇でした。」「これからこういうことをやっていきます。」「先日こんな失敗があり、そこからこんな学びが得られました!」等々、とにかくオープンに情報共有をする雰囲気が新鮮に感じられましたし、何よりその社員同士のフラットで活発なコミュニケーションに驚きました。
「なんであんなに和気あいあいとしてるんだろう?」「どうしたらこんなに活発に会話する組織になるんだろう?」
普段それぞれのお客様先で離れて仕事をしているのですが、全社会ではそんなことを感じさせないくらいに自然と会話が生まれます。
話しかけやすそうな人達や社風が、私にとって心地よいと感じられて入社を決めました。
でも、実際に入社してみると最初は慣れなくて、、、
入社してすぐ、社内で仲良さそうに話している人達に「仲良いですね、普段あまり会えないからこそ、なにか意識しているんですか?」と聞いたら、「特になにもないよ」といわれたんです。
「あ、デフォルトでこういう姿勢なんだ。自分もあまり意識し過ぎず、こんな感じでいいんだ」と気付いて、ここでもまた驚きました。
しかも、話している内容がみんな本音ばっかり(笑)
建前的な会話ではなく「本当に思っていることを話してます」という感じの人ばかりで、素直な人が集まっているんです。だから自分も素でいられる、そこが自分にとっては心地よいと感じられたポイントなんじゃないかなと思います。
これから転職する人へ
UGは本当にフラットな組織だと思います。
これまで一般的な縦割りの会社で過ごされてきた方は、きっとこの雰囲気に戸惑います。私もそうでした(笑)
「上下関係、縦の関係を引きずらないように」と頭では考えても、そういう振る舞い方はしみついてしまっているんですよね。
では、いかにしてこの意識を切り替えるか。
その答えは、「自分だからできること、自分ならではの考え方や仕事の仕方を持つこと、今はまだそれができなくてもそうありたいと思うこと」だと感じています。
UGは「フリーランスの集まり」のような組織です。
私も、自分自身を「会社に依存しない一人の社会人(≒フリーランス)」と考えることで、UGの雰囲気に慣れてきました。「自分はこういう知識や経験があります。こういうことにチャレンジしたいです。」というものを共有しあうと、結果的に各々が提供できるものが違っていたり、アプローチや考え方が違ったりすることが見えてきます。それをお互いに尊重することで社会人同士の対等な関係で関わることができるようになるんだと気づきました。
この雰囲気を感じるためには、言葉で伝えるよりも一度UGに来ていただくのが一番だと思います。興味を持った方はぜひ一度来社して、UGの文化や雰囲気をどう感じるか、体験してみてください!
※本記事は2020年02月に執筆したものです。