我々のビジョンは、「世界中の空を利用可能にする」ことです。
ドローン事業を初めて4年が経ちますが、ドローンには色々な可能性があります。今まで撮れなかった壮大な景色を空撮し、地域の魅力をよりダイナミックに表現する。橋や鉄塔などの社会インフラはサイズも巨大で、点検するにも命がけの場所にあるので、そこに使用する。
農業や林業などの一次産業では、高齢化や人口減少で後継者問題が課題となっています。その運営を自動化するためにドローンを利用したりもできます。具体的には、農作物の生育状態を見分けて育ちが悪い箇所の原因を特定し、対応することもできます。その他にも多くの可能性があります。ドローンは多くの社会課題を解決し、社会をよくしていくために必要不可欠なものです。
ところが、今現在、「空」は自由に利用可能ではないのです。法制度や過去の墜落事故などの影響もあり、社会ではその存在を危険視する声も多く、ドローンはほとんどの場所で飛ばすことは出来ないのが現状です。
私は空撮や測量調査などドローンビジネスを進める中でこの課題に直面し、まずはこの環境整備することが優先だと気づきました。そこで一気にビジネスモデルを転換して、空を利用可能にすることをビジネスにしてしまおうと、上空シェアリングサービス「sora:share」を立ち上げました。
これを通してドローンに対する社会受容性を高め、みんなが空を取引可能だと思うようになり、実際に空域取引が活性化する状況をプロデュースしたいと考えています。