外資コンサルから中小企業経営者に転身して目の当たりにした現実
2005年に家業を継ぐために長野に戻って以来、毎年のように後継者不足を理由に廃業をしていく仕入先・取引先を目の当たりにしてきました。これらの会社の多くは黒字であり、中には日本中でその会社しか作っていないオンリーワンの優良会社も少なくありません。しかしながらこれらの会社の多くは売上が数億円未満の中小企業であり、この規模の会社のM&Aによる事業承継を引き受けてくれるM&Aの専門家はいませんでした。小規模な会社のM&Aは、かかるコストに対して得られる報酬が少なすぎるためです。中小企業のM&Aでは、売り手と買い手をマッチングさせるためのソーシング活動に時間とコストが最もかかっています。そのボトル...