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【Kumenyana通信vol. 1】『ルワンダという国を知っていますか?』


Mulaho(ムラホ)!こんにちは!

このたび日本から遠く離れたアフリカの“ルワンダ”から一緒に働くこととなりました森本です。

このブログでは、タイトルの“Kumenyana(クメニャナ)”キニャルワンダ語で“お互いに知り合おう”をテーマにちょっとした日常などをご紹介していきます。

ブログを通じてルワンダをもっと身近に感じてもらえると幸いです。

また私も一緒に新たなルワンダを発見していきたいと思います。



―まずは自己紹介

ルワンダの首都キガリ在住。

生まれも育ちも奈良。

趣味は演劇鑑賞、映画鑑賞、海外旅行。

好きな劇団は“維新派”、映画俳優は“チャップリン”

海外旅行はタイ、ベトナム、ラオス、インド、ケニア、タンザニア、ルワンダ、エチオピアなど。

なかでも印象深いのは『エウノト』というマサイ族の伝統儀式。

見習い戦士の修行を終え、一人前の戦士になるための神聖な伝統儀式。

彼らの美しさ、野性味、迫力は圧巻でした。

短大を卒業後、ファッションが好きなことからアパレル会社に就職。

30代に突入し、自分の可能性をもっと広げたいと転職。

アフリカでの長期滞在という長年の夢を捨てきれず退職し、ルワンダへ。

その後日本に一時帰国した後、昨年11月にルワンダに戻る。



―ルワンダという国を知っていますか?

以前に比べると耳にする機会も増えてきたので、ご存じの方もいらっしゃると思います。

でもまだまだ未知の国という印象もあるかもしれません。

ルワンダ共和国は東アフリカに位置する“千の丘の国”と呼ばれるほど丘陵が連なる、とても自然豊かな国です。

周りにはウガンダ、コンゴ民主共和国、ブルンジ、タンザニアがあります。

季節は雨季と乾季が1年に2回交互に訪れます。

また標高が1,600mと高いため赤道に近いものの平均気温は20℃という過ごしやすい気候が特徴です。アフリカの軽井沢と言われることも。

観光名所はやはりこの豊かな自然を満喫できる国立公園。

ルワンダにはマウンテンゴリラが生息していて、ガイドが言うにはゴリラトレッキングに参加すれば100%会えるとのことです。

特産品と言えばコーヒーが有名なのではないでしょうか。

その他にはサイザル麻で編んだ“ルワンダバスケット”や牛の糞で作った“イミゴンゴ”と呼ばれる伝統工芸など。

個人的にはルワンダの蜂蜜も絶品なのでおススメです!

そしてこの国を知る上で忘れてはならないのは、ジェノサイドです。

映画『ホテル・ルワンダ』を観て知っている方も多いのではないでしょうか?

ジェノサイドについてはルワンダの追悼の時期に改めてお話したいと思います。

またジェノサイドについて様々な書籍もありますので、興味のある方は是非一度読んでみてください。

そして現在のルワンダは、現政権ポール・カガメ大統領のリーダーシップのもと治安の改善やICTへの取り組みが功を奏し、急成長を遂げ“アフリカの奇跡”とも言われるようになりました。





―私がアフリカそしてルワンダに興味を持ち始めたきっかけ

私がアフリカに興味を抱いたきっかけは、幼い頃に見た野生動物ドキュメンタリー。

もともと大の動物好きの私は、サバンナで逞しく生き抜く動物たちの姿に心を奪われました。

そしていつかサバンナで野生動物を見てみたいなぁと憧れを持つようになりました。

この頃から私の奥底には「アフリカに行く」という強い想いがしっかりと根を張り始めたのだろうなと、今になって思います。

そしてルワンダに興味を抱いたきっかけは、1994年に起きた100日間で100万人もの人々が殺された(諸説有)と言われるジェノサイド。

子どもながらにニュースで見た凄惨な景色は忘れられない記憶となり、数十年後の私を突き動かすものとなりました。






―大きな転機となった初めてのケニア

学生の時は海外旅行にあまり興味がありませんでした。

ましてアフリカやルワンダはテレビの中の世界。

ですが転機は突然やってきました。

社会人になってすぐ「アフリカに行って、本当のアフリカを自分の目で見て感じたい」という想いがどこからか湧き出し、ケニアのスタディーツアーに参加することに。

これが人生初めてのアフリカで、自分とアフリカの決定的な繋がりを感じる旅となりました。

飛行機からアフリカの赤土の大地を見た瞬間「あ、帰ってきた」と感じました。

この感覚は説明しがたいものですが、この先どこかのタイミングでこの地に腰を据えることになるだろうなとこの時確信しました。

それから私は引き付けられるように、何度もケニアに足を運ぶようになりました。

そして自然とルワンダにも行きたい、ジェノサイドとは一体何だったのか知りたいと思うようになりました。

この調子で今年はルワンダ旅行!と思っていた矢先、先天性の疾病の悪化に伴い治療に専念せざるを得ない時期に突入することに。

数年後、元気になった私は念願のルワンダに行くことに決めました。

この選択がまた私の人生を大きく変えることとなります。



―夢が現実に変わるとき

はじめてのルワンダ。

どこか日本を思い出させるような雰囲気や豊かな自然、そして穏やかで温かな人々。

なぜか懐かしく心地良く感じました。

一週間足らずの滞在にも関わらず日本に帰る頃には、「また戻って来よう」と心は決まっていました。

そして数年後、“普通に暮らす”をテーマに1年間の長期滞在することに。

滞在中は、以前より興味のあったフェアトレードを自分なりにカタチにしようと、現地の身体障碍者支援団体のバスケットや養蜂家支援に繋がる蜜蝋グッズ、ルワンダで活躍するファッションデザイナーたちのアクセサリーを買付けし日本で販売していました。

あっという間に一年が過ぎ、日本へ帰ることに。

同じくしてCOVID-19が猛威を振るい始め、また状況は一転しました。

脆弱な医療、ワンダ空港の閉鎖、この先ルワンダに戻ることが出来るのか…と不安な日々が続きました。

ですが幸運なことに、ルワンダの空港も再開し11月にルワンダに戻れることができました。

そして現在、ルワンダに戻ってきて4ヶ月が経とうとしています。

私はここまで来るのにとても時間が掛かりました。

でも揺るがない夢や目標を持ち続け、想い続けると必ず道が出来ると信じています。

次回からは、そんな私の第二の故郷となったルワンダでの日常を綴っていきたいと思います。

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