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部署を超えて全社をつなぐ。PRONIコーポレートチームが目指す事業貢献の在り方

こんにちは!PRONI採用担当です。

PRONIは今年(2024年)でサービス開始から10周年を迎え、事業も組織も順調に成長しています。今後さらなる飛躍を目指すべく、経営を支えるコーポレートチームの体制強化を進めています。

今回は、事業運営を数字管理の面からサポートするPRONIコーポレート部門を代表して、取締役CFO・工藤さんと、経理部長・牟田さんにインタビューを実施。コーポレートチームのこれまでの歩みや具体的な業務内容をお伺いしました。

次代のPRONIコーポレートチームの理想像、それらをともにつくり上げるメンバー像を紐解きます。

コーポレートチームが目指すのは「事業のコントローラー」

――まずは、コーポレートチームの体制と業務について教えてください。

工藤さん:コーポレートチームは、経営企画部・経理部・HR部の3部門からなるチームです。経営企画部では会議体の運営や、IPOに向けての種々の取り組みの先導、法務業務等を担っております。会社経営の先導役として、会社全体をリードする役割ですね。

HR部はその名の通りの採用、人事制度の企画運営、労務・総務業務に加えて、当社では情シスの役割も担っております。当社はカルチャーを非常に大事にしている事もあり、それを実現するための制度設計や採用は非常に重要であり、当社を支えてくれています。また、IPOを目指すに当たっては、労務・総務、情シスは会社の基礎を支える重要な役割を担ってくれており、両者ともにとても重要な役割を果たしてくれています。

牟田さん:経理部では、一般的にイメージしやすい仕訳や経費の精算、支払業務といった通常の経理業務に加え、経営企画部や事業部と連携したIPO準備、予算編成や統制といった管理会計領域、内部統制の構築等、経営管理業務全般を担っています。経理部といっても会社のステージや個社の状況によって担う部署の役割は異なりますが、PRONI経理部では会計を起点として会社の様々な業務や関連する部署に主体的に関わっていける点が一つの特徴だと思います。

経理部には私を含めて4名、経営企画部には4名在籍しています。中途採用で入社したメンバーも多く、商社や銀行、証券会社などさまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。歩んできたキャリアや身につけているスキルがそれぞれだからこそ、チームには相手の立場を理解しながら議論し、連携を取り合う空気があると感じます。

――コーポレートチームのこれまでの変遷を教えてください。

工藤さん:現在は経営企画部と経理部は独立しているのですが、以前はひとつの部署として、「何でも屋のコーポレート」といったかたちで様々なアドミニストレーション業務を一つの部署で一括して担当していました。

ただ、会社の規模が大きくなるにつれて、財務・経理、HR、経営企画とそれぞれの業務が大きくなり、複雑化していきました。また、それぞれの重要度や専門性も変わってきます。経理・財務で言うと、会計処理や税務処理が複雑化してきたんです。適切なルールに則って、より細かく経営状態を管理する必要性が高まったため、経営企画部から独立するかたちで、現在の経理部が新設されました。

――なるほど。機能が細分化されてきたのですね。

工藤さん:ただ、今は完全に分業はしていなくて。経営企画部と経理部がそれぞれに独立しながらも、相互に連携しながら業務を進めています。
というのも、コーポレートチームは会社のコア業務をサポートするチームだからこそ、「自分の仕事はここまで」と担当領域を限定せず、会社全体の状況を見た上で「事業のコントローラー(※)」として動くべきだと考えているからです。

自分の担当領域のプロであることは大前提として、単に会計や経理の仕事として取り組むのではなく、自分たちが会社を動かしていく意を持って日々業務に向き合いたいと思っています。

(※)コントローラーとは…財務報告、計画策定、予算作成、予実差異分析、予測、業績分析(ビジネスレビュー)、事業部門との調整、情報システムおよび内部統制が含まれる役割


数字の“裏”を見て、本質的な課題にアプローチする

――コーポレートチームで働く上で求められる部分とは何ですか?

牟田さん:問題が起きたときに、ボトルネックとなる課題を見つけて再発防止に努めるために、関連する部署の状況を把握・その背景まで理解する姿勢が求められます。

例えば、一度計上された売上を取り消すケース(売上戻り)が起きたとしましょう。私たちは経営や事業の実態に合わせて経理処理が適切になされることはもちろん、経営や事業の目線でそこに課題がある場合は根本の原因と起きた背景まで理解・特定し、事業部と一緒に解決策を講じる必要があります。経営や事業のコンディションが数値となって最終工程として集まってくる経理だからこそ気づける現場の情報は数多くあります

しかし、そのためには事業部の意図や情報を把握して、一緒に解決に向けて動く必要があり、単に計上された数字だけを見ているだけでは新しい手立ては行えないのです。

工藤さん:「想定より人件費がかかっている」との声が挙がった際も、その原因と解決策にたどり着くためには、単純に人件費の金額を確認するだけでなく、そのチームで今何をしているのか、誰が在籍しているのか、など1つの数字を多方面から捉えなければ実情は理解できません。つまり、コーポレートチームには数字を立体として見る目線が求められます。


――コーポレートチーム内のみならず、他部署とも密に連携することが求められるのですね。円滑なコミュニケーションや数字を立体的に捉えるために、工夫されていることはありますか?

牟田さん:事業コンディションを適切に把握し、次の手立てを適切に打つためには、事業の実態やポイントに合わせた会計数値での「見える化」とその運用のための「仕組み化」が重要だと考えています。この前提で、コーポレートでは会社全体や事業の方針・施策を理解し、そこと照らし合わせて見える化できるか、そのために仕組み化できるかがキーになります。先ほど工藤さんからお話しがあった人件費についても、費用を細分化してポイントを見えやすくしました。

この仕組み化を実現するにも当然ながら他部署との連携が必須なのですが、PRONIにはバリュー「まっすぐ」に共感しているメンバーばかりが集まっているので、非常にコミュニケーショが取りやすいですね。


工藤さん:同じ志を持ったメンバーが集まっていて、風通しが良い環境だからこそ、細やかな意思疎通がしやすいですよね。
一般的に経理と事業部は対立関係になりやすいのですが、私たちはそれぞれに果たす機能が違うだけで、「同じビジョンを持ち、1つの会社に属する仲間」という広義の意味ではワンチーム。相手の部署の立場やモチベーションを把握しながら連携することで、それが事業部の働きやすさにつながり、結果としてお客様により高い価値を提供できると考えています。

相手へのリスペクトを持って、価値を最大化できるコーポレートチームへ

――コーポレートチームは現在、新たなメンバーの採用に向けて動いていますよね。今回はどういった背景から採用を進めているのでしょうか?

牟田さん:私たちは現在、ビジョン「受発注を変革するインフラを創る」の達成に向けて、中長期的な事業成長の一つのきっかけとして株式上場を見据えています。会社が新しいステージに向かって歩みを進めている状況であり、PRONIの継続的な成長を支えるためには、その成長ステージに合わせた適切な仕組みは常に見直しが必要となります。

そして事業の成長速度に合わせて、この仕組み化のスピードもさらに上げていきたいと考えています。今回の募集背景はここにあります。

――募集中の採用ポジションと業務内容について教えてください。

牟田さん:現在経理部として募集しているのは、中長期的な視点を持って、会計税務の目線から会社の戦略を検討し、施策をリードする「会計税務スペシャリスト」です。

今後は、中長期的な目線で税務を内製化することも視野に入れているため、まずは申告業務の内製化、システムの検討・導入や、それに向けた顧問税理士との連携などの業務をご担当いただく想定です。また経験に応じて、会計を起点とした業務フローの再構築や、管理会計領域にも一緒に取り組んでもらいたいと思っています。

――どのような方にメンバーとしてジョインしてもらいたいですか?

工藤さん:PRONIのバリューにもある「まっすぐ」で、一人ひとりに対してリスペクトを持って仕事できる方に来ていただけると嬉しいです。

コーポレートチームには他部署との連携が求められるので、自分の立場に加えて、それぞれが抱える想いや考えを理解した上で、最適な落としどころを探ることも重要な任務になってきます。

会計や税務知識があることはもちろんですが、経営全体に興味を持ち、相手をリスペクトしながら信頼を積み重ねていける方は、コーポレートチームで働きやすいと思います。

牟田さん:経営に直結する課題を解決するコーポレートチームですが、自分が持つ強みだけでは会社全体の課題を解決することはできません。各メンバーとの協働により、自分一人では生み出せない価値が発揮され、それが結果的に自分自身の経験やキャリアを強化することにもつながります。

工藤さんがおっしゃった通り、他者に対するリスペクトを持って、協働しながら成長していきたい方にはぜひジョインしていただきたいですね。


――最後に、PRONIのコーポレートチームに興味を持っている方へメッセージをお願いします!

工藤さん:今後のコーポレートチームに求められるのは、事業全体を捉える視点を持つことです。

自分の仕事にプロ意識は持ちつつも、その立場に固執せず、俯瞰して意見が言い合える雰囲気を、新たなメンバーとともにチーム全体でつくり出していけたらと考えています。

会社のカルチャーでもあるのですが、PRONIには自分の仕事としては面倒なことであっても、全体を考えて必要なほうを選択できる人が集まっています。そんな環境に興味を持ち、コーポレートチームの思想に共感してくださる方と出会えることを楽しみにしています!

牟田さん:私たちは、それぞれがプロとしての意識を持ちながら、常に「全体にとっての最適解」を考えられるチームでありたいと思っています。

先ほど「他者に対するリスペクトを大切にしてほしい」とお話ししたとおり、仲間と一緒に取り組んで、その先にビジョンである「受発注を変革するインフラを創る」を達成できたときには、何事にも代え難い感動があるはずです。そのときはきっと、私たちにとっての仕事としての経験だけではなく、私たちの人生における財産にもなりえると思っています。

これからコーポレートチームとしても、仲間と協働してビジョン達成を実現できる環境をさらに整えていきますので、ぜひ一緒に実践していきませんか?



――工藤さん、牟田さんありがとうございました!


※本記事はPRONI株式会社公式noteへ2024年6年に公開された記事の転載です。


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