お正月と言うことで、子供たちを連れて毎年恒例の凧上げに行ってきました。
今年は風が弱めでしたが、なんとか付属の凧糸のマックスまであげることができました。
ありがとう、ありがとう。応援してくれた子供たち、ありがとう。
さて、凧も無事上がったし満足満足ということで糸巻いて帰り支度をしていると、少し離れたところでキャッチボールをやっている父子がおりました。
息子さんの方は小学校2年生くらいでしょうか。
でもどうもうまくいかない。だんだん投げ方が雑になってきて、取るのもいい加減になり、お父さんも息子さんも険悪な雰囲気に。
「おい!ちゃんと投げろよ」
「パパだって変なとこに投げてるじゃん!」
「ちゃんと取れよ」
「パパの球が弱すぎるから取れないんだよ!」
と言い争いが始まりました。
いいぞ、やれやれ!
いや、正月からこの雰囲気はよくないですね。楽しく行きたいものです。
ついに、息子さんは後ろに逸らしたボールを拾いに行かず、ふてくされてうつむいたまま立ってます。
「おい・・・!取りに行けよ」
「・・・やだ」
「そんなんだったらもう終わりにするか?」
「・・・やだ、まだやる」
ここからは、ちゃんとやれ、いやだ、終わるか?、終わらない、の言い争いになり、息子さんはお父さんから渡されたジャンパー振り回してお父さんをムチ打ち始めました。ワロタ。
私ならこうなってしまってはもう仕方ありません。ゲンコツの一発もぶちかますところですが(そもそもパパがそういう最終兵器を持っていることを知っている宅の息子はそんな危険な挑発行為をしません)そのお父さんはヨワヨワで、全然反撃もせず、「わかった、わかった。やめろ、やめろ。」と言ってるだけです。
なーんだ、情けないお父さんだな!
そう思って、夜、奥さんにこの話をすると、
「そのお父さんは確かに情けないけど、でももしかしたら単身赴任とかでずっと海外に行ってたりして、今日は本当に久しぶりに子供と遊んであげていたのかもしれないよ」
と言いました。
・・・おお!確かにね。
もしそういう境遇であれば、「お?パパに向かってジャンパーで攻撃したらこうだ!」となんらか制裁を喰らわせることも憚られるかもしれません。
私は、その発想にいたること無く(なにやってんだよ、パパ!)と思ってしまったことを恥じました。
何か自分の理解しがたい状況を見たとき「そんな判断は間違っている!」と思うのは簡単ですが、そうではなく、まずは最大限その判断が正しい状況にはどんなものがあるだろうかという想像力を働かせるのが大事だなーと
20170101 乗蓮寺 「ベビーカーご利用自粛のお願い」
https://togetter.com/li/1066768
こんな議論を見ても思うわけです。
申し遅れました。
新年明けましておでとうございます。今年もなにとぞよろしくお願い致します。