※本記事は、2016年10月27日に「opt cafe!」にて公開した記事の転載となります。
「出戻り転職」という言葉をご存知でしょうか。
ひとつのキャリアの選択肢として、注目されるようになってきた最近ですが、オプトでも兼ねてより「出戻り転職」を推奨(参考リンク)していることもあり、これまでにも辞めた社員が再入社をしてくれる事例があります。
本日は、一度オプトを辞めて、また戻ってきてくれたという、トレーディングコンサル2部 鈴木省吾さん、オンラインビデオアドソリューション部 鈴木亘さんにお話を伺ってまいります。
■一度外に出たからこそ見えてきたこと。
菅原:偶然にもお二人とも鈴木さんということで、下の名前でお呼びさせていただきます。
早速ですが、オプトに戻って来られてから、何か変わったことはありますか?
亘さん:そうですね。一度離れたことで、オプトという会社を客観的に見ることができて、自分自身の視野が広がった気がします。
オプトという会社を客観的に見た時に、オプトの理念である「先義後利」や「一人一人が社長」などが、日々の業務の中であたり前に判断基準として共通認識を持てていたことに気づきました。社員が会社の理念に賛同して働いているということに、外に出てみて初めて価値を感じたんです。
いまは「会社を良くするためどうしたらいいか?」と、自分ではなく会社を軸に置いて物事を考えられるようになりました。最初にオプトで働いていた時は、自分の目の前にある世界しか見えていなくて、他人に厳し過ぎるところもあったと思います。戻ってきてから「前は怖い人だと思っていました」と言われることが度々あって、当時の自分はよっぽど尖っていたんだなと反省する点もあったり。
省吾さん:私は、仕事を含め、コトとの向き合い方が変わりました。
転職先の会社で、「どうしたらできるか」「やるための方法」をとことん考える方と一緒にお仕事をさせて頂いたことがあり、その時にオプトでの働き方はどうだったか?をふと考えたのですが、これまでの自分は、できない理由を探すことの方が多かったんじゃないかと感じました。
別の環境で働くことで、オプトでの仕事の仕方を客観的にみることができ、戻ってからは「どうすればできるか」を探すよう意識が向くようになり、仕事の仕方が変わったように思います。
■実現したかったのは、統合マーケティング。
菅原:それでは現在の業務内容について教えてください。
省吾さん:1回目のオプトでの業務は、SEMコンサルタントでした。
業務に携わる中で、SEMとディスプレイの統合運用に将来性や興味を強く感じ、特化した企業へ転職しました。ただ、転職先では、顧客ではなく代理店向き合いが多く、いくら知識を付けて良い提案をしたとしても自分の声が顧客に届きにくい。そんな環境に、徐々に自分がやりたいこととギャップを感じるようになりました。
現在は、SEM・メディアを中心に運用型広告のコンサルタントとして、顧客とも直接対峙しながら業務を進めています。
菅原:やはり顧客と直接やりとりができるというのは、重要な要素だったのでしょうか。
省吾さん:そうですね。
オプトが目指しているのは代理店ではなく企業のマーケティングコンサルタント集団です。デジタルマーケティング全般の知識を持ち、顧客がおかれている状況の全体を見て、世の中から最適なソリューションを探し出し提案していく仕事です。
成果を出すためにはメディア特性はもちろん、クリエイティブの知識や計測周り、さらに言うとIT全般に関する知識までと守備範囲の広さがモノを言います。
専門性を追求して転職した結果、自分が求めているのは個客1社1社に深く入り込み、二人三脚でマーケティング課題を解決していくことなのだと気づきました。再認識したいま、この仕事での成長を楽しみながら仕事に向かうことができています。
■業務を通して新しい価値を市場に提供する。
菅原:亘さんはどうですか?
亘さん:現在の業務は、オンラインビデオの運用コンサルタントです。
デジタルを活用してブランディングを行いたいという広告主に向けて、オンラインビデオの提案を行っています。2015年から、オプトではブランド広告主へデジタル活用の提案を強化しており、お取引も増えています。
デジタルと言えば、ダイレクトレスポンスを思い浮かべる人も多いと思いますが、ブランディングを行う上でもデジタルは欠かせない時代になってきていますよね。どのような指標で広告評価し、どのメディアへ出稿し、どのような動画を制作すべきか、デジタルマーケティングの新しい活用方法を提案しています。
菅原:どんなところにやりがいを感じますか?
亘さん:デジタルブランディングは今から大きな成長が見込まれる市場であり、新たなチャレンジばかりなのと、「自分たちが市場を牽引してやるぞ!」という部の雰囲気の中で働けているので二重三重のやりがいを感じます。
更に今後はブランディングからダイレクトレスポンスまでの一連のコミュニケーション戦略のニーズが加速し、オンラインとオフラインの垣根もどんどんなくなっていくと思うので、自分の業務だけにこだわる事無く、積極的に課題解決するために業務領域を広げていきたいと考えています。
■戻って来られたのは、辞めてからも相談できる人がオプトにいたから。
菅原:戻ってくることに抵抗はありませんでしたか?
亘さん:戻ってくることには抵抗はありませんでした。
もちろん気恥ずかしさはありましたが、退職する際、会社ともきちんと話し合って、自分なりに筋を通したつもりなので、後ろめたさはありませんでした。辞めた後も定期的にオプトの人とは交流しており、戻ってくるきっかけもその方の勧めもあってのことだったので。
恩返しという気持ちだったのか、なんとしてもオプトで実績を上げたい!という気持ちの方が強かったです。
省吾さん:少なからず、最初は抵抗がありました。
一度離れる時にご迷惑をおかけしてしまった方々や、最後まで親身になって相談に乗って下さった先輩方に対して、どんな顔して戻ればいいのかはとても悩みました。ただ、本当に自分が実現したいことができる環境がそこにあるのであれば、成果出してしっかり返していこうという考えも同時に持っていたので、戻ることを決意できました。戻ってからは辞める前以上に必死に業務と向き合っています。
それから、離れてみたからこそ、オプトの風通しの良さを実感することができて、そこも戻ってくる後押しになりました。上下関係に関わらず、言ってはいけないことはなくて、自分が発言したら誰かが必ず反応してくれる。お互いを尊敬し合いながら、一緒に働く仲間として意見を尊重し合う、オプトの社風は共感できる部分もあります。
私も亘さん同様、退職後も定期的にオプトの先輩と交流があり、相談事など親身に話を聞いてもらっていました。そんな先輩から、また一緒に働こうと言ってもらえたことは嬉しかったですね。
亘さん:オプトの良さは、風通しの良いところだと思います。オープンでフラット。
人を良く見て、気にかけてくれる人が多い。自分の人となりを理解してくれている人が会社にいることは、大きな財産だと思います。
菅原:そんなオプトで、今後お二人が実現していきたいことはありますか?
亘さん:オプトグループを引っ張っていく人材として、「100人100社」の構想の1社として事業を立ち上げて、さすがオプトだと言われるような新しい価値を世の中に提供できたらと考えています。
省吾さん:業務で貢献することはもちろんなのですが、社員の成長を大切にし、チャレンしやすい文化があるのは良いことだと思います。その文化を体現する一人として、自分自身が先頭に立ってACTIONしていきたいと思っています。
自分で考え、行動する。自らの成長をとことん追求する。そんなお二人だからこそ、一度オプトを辞めるという決断をしたのだと感じました。
オプトを辞めたことで、見えてきたことを全力で吸収し、次に活かす。
そんなお二人は紛れもなく、オプトイズムの体現者と言えるのではないでしょうか。