仕事をしている中では、それぞれの過去は見えないものですが、話してみるとその意外性に驚くことがあります。今回は落ち着いた雰囲気からは、想像できないような過去をお持ちの梅原さんにお話を伺いました。こちらを読んでくださっている方も、ご自身の過去にとらわれず、少しでもネクスウェイという会社に興味をもっていただけたら、ぜひ一度お話してみたいです。
梅原康平(うめはら こうへい):2017年5月入社。入社当初はダイレクトマーケティングを支援する部署に所属。大学を辞めた後、飲食店を経て前職の会社へ入社。その後転職し、ネクスウェイは2社目。現在は利益の中枢を担うFAX帳票を扱う部署の営業を担当している。
大学進学は、思い描いていた理想とは異なっていた
高校時代はバンド活動に明け暮れてた。中学生のときに友達の兄ちゃんが聞いていた洋楽に自分もハマって、その影響でギターを始めて。私服OKの自由な校風、でも進学校っていう高校の影響を存分に受けて、大学は美術系の学部を志望した。なんか、憧れたんだよね、美術系の大学に(笑)
滑り止めで受けた大学だったけど、合格したから進学したの。でも、授業が始まると、自分が想像していた感じと違ったんだよね。楽しい仲間と制作して、そのまま卒業して…そんな風に思ってたけど、現実は甘くなかった。
高校時代から続けてきたバンド活動を、当たり前のように大学でも続けるつもりが、教授が「サークルなんて入らず、制作に時間を費やせ」って言うわけ。そんなの嫌だし、お金かかるからバイトもしなくちゃいけないし、音楽もやりたい。そんなことを思っていたら、気付いたらあまり大学に行かなくなった。
25歳のとき、立ち止まって将来を考えてみた
バンド活動は年齢を重ねるにつれて、辞めていく人が多かった。だからパソコンで曲を作るようになって。短編映画を制作してる若手映画監督へ曲を提供したり、WEB広告用に30秒くらいの曲提供をしてた。当時はこれを3人のチームでやっていたから、報酬を3人で山分けするわけ。そうすると、とても手取りだけでは生活できない。
だからイタリアンでアルバイトをしていたけど、
ふと立ち止まったときに、これでいいのかな?
って思ったんだよね。気付けばもう25歳。大学も辞めている自分の将来が不安になった。傍にいてくれている人のためにも、正社員として働こうって覚悟を決めて、今までの生活とはお別れすることにした。
時間も無く、お金も無い。すごく切羽詰まっていた時期
就職斡旋会社が主催する研修を20日間くらい受けた後、正社員として就職することはできた。定職に就く、という目的は果たせたものの、そこから先は本当に大変だった。
営業職として働くものの、全然うまくいかない。でも自分の過去もあるから、
3年は絶対ここで働かなきゃっていう思いが強かった。
その思いだけで毎日会社に行っていた。でも、やっぱりしんどくて。今俺は何をしているんだろう、という漠然とした思いに駆られるようになったのは、2年くらい働いたときだった。
寝る時間も全然無い。家に帰るといきなり涙が出てくる。夢遊病みたいなものも出だして、人間として俺もう駄目かもってところまで来てた。そんな時、周囲の人に「お願いだから職を変えて」と言われ、転職活動をはじめてみることにした。
ワクワクしながら働けている"いま"
これまでの経験を活かして、新しいことに取り組んだり、向上心ある人と一緒に成長できる会社で働いてみたかった。エージェントに紹介されたネクスウェイは、面接の雰囲気を見ても「人」を大事にしている感じが伝わってきたし、元リクルートという点から向上心溢れる人が多そうだと感じたかな。だから割とすっと入社を決めた。そんな風に感じる職場って、たくさんあるわけじゃないと思うから、自分が感じた気持ちを大事にしたかったんだよね。ちなみに就職活動では、3年働いていないと不利なんてことは微塵もなかった(笑)
入社してみて、元々思っていた通りの雰囲気や人に溢れていると思った。あーこの会社に入ってよかったなあって何回も思ったかなあ(笑)仕事も楽しいし、ワクワクしながら働けてる。
これって、当たり前じゃなくて本当にすごいことだと思ってる。
だから会社の未来をもっと良くしていきたいっていう気持ちが強いかも。利益を生み出しているサービスには利益を生み出すヒントがある。だから、今やってることと別なことじゃなくて、近いことからたくさんヒントを得てもいいんじゃないかなって。そんな思いを大きな声にするためには、まだまだ素養が足りないので、自分自身をどんどん磨いていきたいなと思ってるよ。
いかがでしたか?売り手市場と言われる現在の転職市場ですが、本当に自分が楽しく働ける職場と出会うことは難しいかもしれません。梅原さんのように働いてきた年数にとらわれず、興味をもったらまずはお話ができると嬉しいです!
ネクスウェイでは、中途社員の皆さんの記事を連載形式で更新しています。ぜひ合わせてご一読頂けますと嬉しいです!(文:中川)