※Tシャツは、今回ご登壇いただいたセブンコードさまより、プレゼント用にご好意でご提供いただいたものです。 https://7chord.com/
こんにちは、メンバーズキャリアの栗田です。ライトニングトークというものをご存知でしょうか、ライトニングトークとは、手短に相手に伝えるためのプレゼンテーション技法です。
ライトニングトーク(英: Lightning Talks)とはカンファレンスやフォーラムなどで行われる短いプレゼンテーションのこと。様々な形式があるが、持ち時間が5分という制約が広く共有されている。(wikipedia)
クリエイター、エンジニア界隈では、勉強会と称して、ライトニングトーク勉強会(LT会)がここ数年一般的になりつつあり、気軽な勉強会として、各地で行われるようになりました。
そんなライトニングトークを使った勉強会が、盛んにおこなわれている弊社で、多数ビアバッシュLT会を開催してきた私がLTを通して学べたこと、伝えたいことがあり、今回はそれを3つほどにまとめてみましたので、ご紹介致します!
LT会を通して伝えたい3つのこと
1. インプットするということ
2. アウトプットすることの重要性
3. これからクリエイターに必要なこと
1. インプットするということ。
私は2年間、会社のイベントスペースを使わせていただきながらこのLT会を開催し、
クリスマスを迎える12月19日(木)に、クリスマススペシャルバージョンと称して、
ビアバッシュスタイルのライトニングトーク会、通称「ビアバッシュLT」会を開催しました!
現在、我々メンバーズキャリアのクリエイター・エンジニア 全国に300人以上、主にクライアント常駐型のスタイルで仕事をしています。私が入社したばかりの時代は、30人程度しかいない小さな会社でしたが、5年で社員10数倍という成長を遂げています。
その中でクライアントの成長・顧客サービスの拡大に向けて、スキルを発揮しているわけなんですが、
長年在籍するとその環境に「最適化」してしまう。
良くも悪くも最適化という事なのですが、、、これが悪さをすることがあります。
現環境に必要のないスキルを身に着けなくなる。スキルを磨くことから停滞する。
私自身、過去何度も転職をし、転職のたびに、プロジェクトが変わるたびに、
苦労はしつつも新しい環境で得た知識や、新チームの育成、またはクライアントの難しいオーダーのおかげで、知らず知らず成長していたのだと、今更ながら思います。
今想像できる範囲の事しか学べない
新しい技術や知識、自分が想像もしてこなかった経験は学びようがなく(書籍やネット検索でたまたま見つけられれば幸いですが、、、)やはり最も手軽なのは、他社の勉強会イベントに出席する事だと思います。
若干受動的ではありますが、単なる文字列だけではなく、人と接して、その考えも含めて直接対面し、コトバやスライドを見て学ぶ。それができるから、文字を見ただけの知識とは大きく異なり、勉強会イベント(LT会)という形式が私にすごくマッチしています。
私もそのようなイベントに、行って・見て・楽しんで、ついでに身になるスキルをキャッチアップする。興味のあったもの、刺激を受けたスキルをそこから深堀し、きっかけづくりも踏まえて他社の勉強会などにも参加し、さらにベンチマークをしてみたり、、、と、私もそんな楽しく学べる交流の場を持ちたいと思ったからこそ、今のビアバッシュスタイルのLT会をやろうと思いました。
私が開催しているビアバッシュLT会は他のライトニングトークのイベントとはちょっと変わって様々な職種の方が登壇しています。デザイナーから、エンジニア、マーケティング系まで幅広いスピーカーが同じ会で登壇してくれるLT会にしているのも、実はそういった理由なんです。デザイナーだからデザインの事だけ勉強すればいい、エンジニアはプログラミングの話だけ聞ければ良いではなく、スキルの領域を超えた交流をしたいという思いが込められています。
単なる勉強ではなく、自分の知らない領域を広げることができる、LT会のインプット勉強法を体感してる人は多いのではないでしょうか
2. アウトプットすることの重要性
参加する側はインプットする立場、それに対して登壇者はアウトプットする立場にいます。
勉強熱心で、誰に言われなくてもインプットができる人、自分で新しい知識をキャッチアップできる人は少なからずいると思います。でも残念なことに、誰もが認める様なハイスキルの方でも、人に教えられない、説明できない、なんだかわからないけどスキルだけは高い!という人、いませんか?
・身にならない勉強だけになっていないか
・実戦で役に立たない知識だけになっていないか
・説明できない知識になっていないか
ライトニングトークの勉強会に行っても、ふーん、すごい技術だね、あの話面白そうね。
で、勉強した気持ちになっている人を散見しますがそれは本当にもったいない。
もちろん新しい知識を得て興味が生まれる事は、非常に意味のある事だと思いますが、
そこから何も進まないと表層だけの知識になってしまって、実際に役立た出せるには難しい。
私の場合、興味のあったものは、家に帰ってさらに深堀りしたりしています。
そして次に、人から学んだ事、新しく勉強した事、興味のある事なら何でもいいのですが、
人にそれが伝わるか説明してみると良いかと思います。
エンジニアであれば、プログラムのソースをレビューしてもらう。実際に動かすまでを人に説明する。
どんな技術だったのか、技術ブログに投稿するでも良いです。
脳内のもやもやした知識を言語化すること、それが身につく近道になります。
note や Qiita など、気軽に投稿できるブログを使ってみると良いです。
文章を手軽にクリエイターと読者をつなぐサービス note(ノート)
プログラマの技術情報共有サービス Qiita(キータ)
文章でアウトプットする
アウトプットがブログなどの文章であれば、文字の一字一句をキータッチすることになるので、覚えることも早くなります。記憶は五感を使えば使うほど覚えやすくなるそうです。
文字だけでは伝わらないものは図表を、コードも出来上がった結果だけでなく、そのプロセスを、
アルゴリズムから、変数のつけ方まで、人に見られることで、
恥ずかしい書き方になっていないか、も考えるようになりキチンと書く癖がついていきます。
自分もライトニングトークする
他人のライトニングトークのプレゼンを見て、自分もやってみたい!あの人みたいなトークがしたい!
あの人のスライドがすごくわかりやすくてきれいだった!と思う事ってありますよね。
幸い、わが社では、LT登壇希望者がいたら、添削会やリハーサル会などを、会社の業務時間とは別に有志で集まって勉強することがあります。
どんなに素晴らしいデザインをしても、それをプレゼンしないと伝わらない。なんてことは意外と多く、
なんとなく美しいデザインをするのではなく、意味のあるデザインをし、それが伝わってこそ、
プロのデザイナーだと私は思います。
プログラマーであれば、複雑な処理は複数人でプログラムを分担したり、ペアでコードを書くこともありますよね。そういう時に、仕様があるだけではわからないことが多い。そもそも仕様があるとも限らない。そんな時に、コードではなくコトバという言語化をし、相手のレベルに合わせて説明する必要がでてくるかと思います。ましてや、同じプログラマとは限らないので、言語化もより複雑になる。
説明力と、それを簡潔にまとめるドキュメンテーション能力が必要になるんです。
でもそれって、ライトニングトークのスライドと同じですよね。
スキルが違っても伝わるトーク術(説明力)と、伝わりやすいスライド(ドキュメンテーション力)
まさに文章の組み立てから話す流れ。
だらだらと話すのではなく簡潔に伝える必要があるLTにはもってこいの勉強法だと思います。
3. これからクリエイターに必要なこと
インプットとかアウトプットなど、たいそうな事を書きましたが、結局最後は、人と人との関わり合いがあってこそ輝いていくスキルだと思います。
・苦しく学ぶことが必要な時もあるかもしれないが、どうせ学ぶなら楽しく学ぶこと。
・悩みすぎるより、自分ひとりで解決できないことは仲間に頼れること。
・新しい技術やその知識など、常にアンテナを張り続けることが楽しいんだと学ぶこと。
あまりひと前で話すことが得意ではない私が、なぜこのようなイベントを主催しているのか。
それはもちろん自分の成長のためでもあるし、いろんな方とつながりを持てたのも良い経験になりました。いつの間にか18回の開催を迎えることができたのも、実は運営メンバーや会社のメンバーが助けてくれていたからなのでした。
そして唐突ではありますが、先日のクリスマスビアバッシュ・クイズ大会の景品として商品を提供くださったみなさん、本当にありがとうございました!
イベントの余興ゲームで景品を勝ち取った人たちと記念撮影です。
冒頭の集合写真もそうですが楽しく学ぶってこういう事なのかなって写真ですよね。
皆さんもぜひこういった機会を活用しながら、「楽しく」いろいろな知識を吸収していってください!
まだまだこれからも、ライトニングトーク会(LT会)は開催し続けます!
ぜひぜひご興味ありましたら、ご参加の程宜しくお願い致します。
次回のイベントの予告
次回は19回目を迎える令和2年最初のライトニングトークが、1月24日(金)に開催します。
Web Developers Meetup ビアバッシュLT会 #19
登壇者は今回、エンジニアオンリーで開催します。エンジニアに興味のある方、これからエンジニアを目指したい方、エンジニアの知識を得たいデザイナー、参加者はスキル関係なく募集してますので、ぜひエンジニアのライトニングトークを聞きに遊びに来てください。