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Rubyに関する日本最大カンファレンス「RubyKaigi 2022」に向けて予習会をしました!

※この記事は、メドピアのエンジニアについてご紹介しているEngineering at MedPeerでも公開中です

メドピアでは、自主的な勉強会や研修が頻繁に実施されています。

先日は、9月8日から9月10日にかけて開催される、日本最大のRubyをテーマとしたカンファレンス「RubyKaigi 2022」に向けて予習会が行われました!ここではその模様を簡単にレポートします!

今回は、予習会に参加した、2023年度入社予定の内定者エンジニアがこのレポートを執筆しました!

なぜメドピアはRubyKaigi 2022に参加するか

RubyKaigi 2022 スポンサーラインナップの一部

メドピアは、Rubyコミュニティや技術への貢献のため「RubyKaigi 2022」に協賛し、今年はRuby Sponsorとなっています。

また、メドピアは、社内のエンジニアに対し、エンジニア自身が技術を研鑽する自主性・積極性を尊重するため、RubyKaigiの参加費(交通/宿泊費含む)を支給しています。

制度:テックサポートについて紹介

なぜ予習会を行ったか?

RubyKaigiは、Rubyを駆使した成功事例、失敗事例、またRubyの機能についての最新情報や先行事例、提案なども多くプレゼンされます。このようにRubyに関心を持つ全ての方にとって刺激的なイベントではありますが、エンジニアの中でも「参加してもついていけるかな」と不安に感じる人もいるかもしれません。

そこで今回、主にジュニア層のエンジニアに向けて、RubyKaigiで最大限に学び尽くすための前提知識を共有する予習会が行われました。

予習したこと

主に以下の5つのトピックに沿って、予習しました。スピーカーの田中さん@ytnk531に主導してもらいつつ、チャットで相槌やコメントを交わしたりして理解を深めました。

※スピーカーのノートも公開!こちらから📒


1. RubyKaigiへ向けた準備

  • RubyKaigi 2021のMatzさんの発表を聴くこと
  • 興味のある発表のAbstructを読み、わからない単語があれば調べること
  • 興味のある話題、登壇者に関連する過去の発表を聴くこと

2. RubyKaigiでは3つのトークテーマがある

  • Rubyの機能の詳しい話(実装の詳細、設計、最適化など)
  • Rubyの未来の話(今後の展望、新文法、新機能)
  • Rubyでこんなこともできるようにしたという話(機械学習など)

3. Rubyの基礎

  • Rubyの処理系、MRI(CRuby)、JRuby、TruffleRubyなどについて
  • CRubyのプログラム実行の流れについて

4. JIT

  • MJIT
  • YJIT

5. 並行性(Fiber, Ractor)

  • GVL(GIL)
  • Thread
  • Ractor
  • Fiber Scheduler

予習会に参加した内定者エンジニアに聞いてみた

内定者エンジニア数名に、特に勉強になったことを聞いてみました。

Aさん

Rubyを高速化させるために、JITや並列処理が出てきたという話は、ためになりました。今まで社内の勉強会で度々JITの話などが出てきましたが、そもそもJITや並列処理の必要性を理解していませんでした。今回の勉強会で、その必要性を理解することができました。

Kさん

まず、Ruby処理系にまつわる話題を幅広くまとめて頂いたことが有り難かったです。MJITとYJITと、口頭で触れていたMIRについての話が特に面白そうだったので、当日までにリンク先の資料等を読んでおこうと思います。

Zさん

何のために今回のRubyKaigi 2022が開かれているのかがわかりました。Rubyの高速化やメモリ管理などの新しい技術を知ったことで、何を学びに行くのかを明確にできました。

予習会に参加した感想

最後に、会に参加した感想も聞いてみました。

Aさん

Rubyの使い方というよりは、Rubyをどう作っていくのかのような話が多いのかなという印象を受けました。話を理解するためには、普段Rubyを使うときよりも深い知識や理解が必要になるため、しっかり予習していこうと思いました!

Kさん

自分がどの分野に疎かったのか、どの話題に面白そうと感じるかを知る良いきっかけになりました。一度挫折し、二度目でなんとか通読し、三度目でようやく理解した「Rubyのしくみ」という書籍に載っている図が説明で出てきたときはなんだか嬉しかったです。

Zさん

現在、23卒で内定者インターンシップをしていますが、Rubyに関してはまだまだわからないところがあり、RubyKaigiにも初めて参加します。RubyKaigiで話されるトピックを聞いて理解できるか不安でしたが、この予習会を通じて、どこをみておくべきか明確になりました!もちろん予習会を終えただけでは足りないと思うので、当日までにまた資料を見ながら予習して1つ1つ理解できるようにします。まずはJITについて!

予習会のあと...同期で復習会もしました!

予習会の後にはわからなかった部分を23卒の内定者同士で復習もしましたそのとき、同期のZさんが難しい用語を易しい用語に変換してくれました!さすが✨

RubyKaigi 2022、本番が楽しみです。学んだことをまた仲間とシェアしながら、技術力を伸ばしていきたいと思います!

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