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自社サービス『くれいしゅ』のデザイナーにデザインに込めた思いを聞いてみた。

こんにちは、山下です!

自社サービス“くれいしゅ”について改めて紹介しよう!という企画が立ってから、早3本目。
病児保育や自社サービスについてどう考え、どう向き合っているのか。
それぞれの立場から思いの丈を伝えてもらっています😆
過去分もぜひご覧ください。

今回は、“くれいしゅ”の見やすさ・使いやすさを構築してくれるデザイナーへのインタビューです!

インタビュー参加者紹介

デザイナー 高本さん

開発者 平田さん

デザインにも関わりが深い人物として、今回のインタビューでもご協力をお願いしました!
ご参加ありがとうございます!

広報チームメンバー

そして今回も引き続き、議事録 三輪さん・インタビュアー兼くれいしゅ開発メンバーの山下です!
よろしくお願いいたします!

※くれいしゅは『病児保育・病後児保育』を対象としていますが、記事内では一括して『病児保育』と記載しております。

―― これまでの経験やBabyTech配属への流れなど、自己紹介をお願いします!

高本:はい、高本です。
くれいしゅには開発当初から参画していたんですが、最初は開発メンバーとしてガリガリとコードを書いていました。少し経ったころに別のプロジェクトへ移動をして、2022年の4月からデザイナーとしてくれいしゅに戻ってきています。

山下:開発当初の構成だと、デザインは他のデザイナーさんに制作いただいて、所属メンバーは開発に集中するという形でしたもんね。
あまり詳しく聞いたことがなかったんですが、デザイナーへの転向はどういった経緯で決まったのですか?別のプロジェクトでデザインを経験してそこから、とか?

高本:くれいしゅに戻ってくる前のプロジェクトでも開発メンバーとして参画していました。大学でデザインを専攻していたことはあったのですが、実務でのデザイン経験はなかったです。
それでも、今後デザイナーとして活動したいという意向を会社側が汲んでくれて、BabyTech事業部のデザイナーとして配属が決まりました。

山下:それは、ありがたいですね。

高本:はい、デザインができて嬉しいかぎりです。

山下:平田さんは前回自己紹介してますが・・・アピールし足りないところがあればどうぞ喋り倒してください!

平田:はい。えっと、前々回の記事で1mmも名前が出てこなかった平田です。あとは、前回の記事をご参照ください。

※ 当記事用に補足すると、平田さんは前職にてデザインの経験があり、くれいしゅでもその経験を大いに活かしてくれている開発メンバーです👍

―― 担当ポジションや、作業内容について教えてください!

山下:ポジションは、くれいしゅのデザイナーというところでしょうか?

高本:くれいしゅと、きょうの給食というサービスと。半々で進めていますね。

山下:そうだ、きょうの給食も!たしか、年賀状のデザインも毎年高本さんにお願いしていましたよね。
今年も高本さんにお願いしている感じなのでしょうか?

三輪:はい。無事、承諾をいただいております。笑

高本:頑張ります。笑

山下:くれいしゅだけでなくBabyTech事業部のデザイナーとしても大きく活躍していただいているということですね!ありがとうございます!

〜 過去デザインのご紹介 〜

山下:前回の開発インタビューでデザイン作業はFigmaを利用して進めていると伺っていますが、基本的にはずっとFigmaでデザインしているのですか?

高本:そうですね。POと仕様を確認して、FigmaでUIのデザイン作成、開発メンバーにUIを確認した後に実装に入ってもらうという流れで進めています。

山下:仕様確認は当初、平田さんも含め三人で行っていませんでしたっけ?

平田:そうですね。いつの間にか呼ばれなくなりました。笑
本来は開発メンバーなので、高本さんも戻ってきて少し経ったし開発に集中していいよという気遣いかもしれないです。

山下:仕様確認の場じゃなくとも、開発メンバーに共有してくれるときに確認できますもんね。
くれいしゅの場合、高本さんが確定させるというものではなくて、開発メンバーを含めて話し合った結果、デザインに修正をかけてもらうこともよくありますよね。

高本:開発メンバーに共有したときに気づくことも多いですね。目線が違うのか、確かに・・・となることも多くて、助かってます!

平田:結構それぞれ見るところ違うなーってなりますよね。デザイナーは使いやすさで考えるけど、エンジニアは実装することを軸に考えるから見るところも違ったりするのかも。

高本:私もエンジニアだったことを考えると、その目線寄りなはずなんですけど・・・。笑

―― 自社サービスに関わることになった感想

山下:くれいしゅときょうの給食のデザイン業務が始まったのは、同時期だったのでしょうか?

高本:そうですね、4月に戻ってきた時にはもうどちらもデザインのタスクがある状態だったみたいで、最初から半々で進めていました。

山下:実際デザインするようになって、どうでした?

高本:デザイン職は、すごく大変だなっていうのを実感しましたね。
考えることがたくさんあって整理しきれないことも多くて・・・。一部のデザインを修正したら、他の部分も見直さないとおかしくなっちゃうとか。見直していたらどんどん修正箇所が広がっていったりとか。

山下:くれいしゅは仕様が確定できない部分には臨機応変に対応していくことも多かったので、開発メンバーだけでやっている頃はデザインもつぎはぎになりやすかったというのはあるかもしれませんね。
今は全体を見てユーザー導線の見直しをしていこうという動きがあるので、高本さんが主体でその改善に努めてもらっているのは大変そうだなと思っています。

高本:色々と見直すところは多いので、次のバージョンが仕上がった時には結構見た目の印象も変わるんじゃないかなと思います。

――くれいしゅをデザインする際に大事にしていることは?

高本:ユーザーが使いやすいかどうか、ということをとにかく一番に考えています。
保護者側も施設側の画面も大事にしていることは同じです。
ただ施設側は実態がわからないことも多いので、本当に施設のために最適なデザインができているのかという不安はあります。
まずは、私なりに使いやすいUI/UXを意識したデザインを、という思いで制作しています。

山下:病児保育施設で働いた経験があればいいのですが、どちらかというと私たちには保護者側のほうが想像がつきやすいですもんね。
今後ユーザーの方々から要望や意見をもらうことで、機能だけでなくデザイン面でも成長できるかもしれませんね。

高本:そうですね。施設毎に使い方が違う場合もあると思いますが、満足いただけるデザインを作っていきたいです。


山下:くれいしゅときょうの給食でデザインへの考え方に違いはありますか?

高本:きょうの給食はネイティブアプリなので、スワイプで削除するとか、モバイルならではの操作感を意識することが多いです。
くれいしゅはwebアプリなので、そういった制限下での使いやすさを意識しています。

―― チームメンバーでデザインを考えるときに大事にしていること

山下:私も開発メンバーなのでちょっと会話に参加しちゃうかもしれませんが。笑
みんなで話すときはどんなことを大事にしてますか?

平田:自分がデザインした成果物にこだわりすぎないことは大事だと思います。
チームで検討して、実装と改善を繰り返していくのがくれいしゅの開発手法なので、他のメンバーから意見をもらったときには、それを受け入れて自分の作ったデザインでも変更することができるというか。

山下:意見をもらえるメンバーが多いからこそ、そのやり方が進めやすいっていうのはありますよね。

高本:疑問に思ったこととかは率直に意見をもらえていいですよね。

平田:アートを作ってるわけではないから、あくまでもUI/UXを意識しようとするところは強いんじゃないですかね。その上で、コード的に無茶なのか?という視点も重要で、どこまでできるか考えるのも大事だなと思います。

山下:UXの部分でいうと、開発当初はいかにワンクリックで処理を終わらせるか、いかにユーザーが楽に使えるかが軸だった気がしているんですけど、高本さんのデザインではその軸もちょっと変わっているのかなって思ってます。
どちらもユーザーのためにっていう軸は変わってないんですけど、デザインを組み立てる上ではどちらが大事なんだろう?っていうのは疑問でした。

高本:最初の構想からくれいしゅも変化しているので、判断も難しくなりますね。どうなんだろう?

山下:その点もフィードバックがもらえると、更に進化できそうですね!

―― くれいしゅのデザインで苦労した部分って?

高本:割と全体的に苦労してます。笑
特に印象に残っているのは、常勤換算のときですね。何をしたら良いのか、そもそも常勤換算自体はどういう機能なのか。現時点でも対応しきれたかわかってないです。

山下:常勤換算は開発側でも相当あたふたしましたもんね。
前提の知識としてPOからの共有や、メンバーが追加で調査してくれたりと下準備はしていたのに、理解しきれなくて何回聞いても正しいのかこれ?ってなってました。
仕様として複雑なものをどうデザインするか考えるのは、尚のこと苦労しそうですね。

高本:常勤換算以外でも、施設スタッフの働き方とかわからないので探りながらデザインをすることが多かったです。これをリリースしてしまえば変更できない!なんて捨身のデザインで勝負するようなサービスじゃなくてよかったなと思います。

山下:完成形がないからこそ、ユーザーのために次々と変更していけるというのはくれいしゅの強みな気がしますね。

山下:平田さんはLP関係を担当してくれていた認識なのですが、そちらについてはどうですか?

平田:LPのデザインやコーディングは外部の方に依頼していたので、その頃は少し確認を入れさせてもらう程度で基本的にはお任せしていました。
今はくれいしゅの改修に合わせて、いただいたLPに対しても適宜、変更してますね。リリースノートや利用規約を同じところに載せたり、中のコードも自分たちが触りやすいように少し変更させてもらっていたりしてます。

山下:苦労した部分はありました?

平田:タイムラグというかコミュニケーションロスがあるところ。いつも連絡をとっている開発メンバーとは違って、確認を挟むだけでも大変さを感じました。
責任者の竹内さんが外部の方との窓口を担当してくれていたんですが、人を動かす能力というのも重要なんだなと思って。笑

山下:顔を見ないコミュニケーションなら余計に、この文面で意図を伝えられるのか検討することは大事な気がしますね。

山下:保育博(展示会)関係のデザインはどうでした?サービスやLPの苦労とはまた違いますか?

平田:保育博の場合は、突然の依頼でもあったので単純にスケジュール的に厳しかったです。
切望されていたので、可能な範囲で対応した記憶があります。

山下:バタバタだったんですね。厳しかったというのは、もっと時間があればもっと品質を高められたのに・・・といった意味合いもありますか?

高本:うーん。時間があったら良いデザインができるかというと、また違う気がします。
そもそも依頼をもらった段階では載せられる情報が少なかったので。。。現時点では伝えられる情報が増えたので勿体ないなぁとは思います。

山下:デザインで伝えて欲しい情報については上役から細かく指示あるんですか?

高本:特にはないです。必要そうな情報を自分たちで洗い出してからデザインに起こして、レビューの際にこの情報も欲しいと要望をもらって修正するといった流れでした。

三輪:それはーーー、厳しいね。笑

山下:LPの話でも同様ですが、自分の中で完結しない仕事は、待ち時間に何ができるか、どう対処したらスムーズに進められるかといったところは大事そうですね。

高本:今後のそういったコンセンサスは麻生さん・江本さんのPOを頼りにしていきたいと思ってます!笑

―― 今後くれいしゅのデザインを通して表現したいこと

山下:最後の質問です。これまではくれいしゅを通して、と伺っていたのですが、今回はせっかくなのでデザインを通して実現させたいことがあれば教えてもらえますか?
高本さんから、お願いできますでしょうか!

高本:はい。
幼稚園や保育園とかでも、結構トラブルが増えていて社会問題にもなっていますよね。
最近そういった問題に対して、システムを利用している施設だと少し信用できるといった意見を聞くことがありました。
それを聞いて、作り手側の私としては正直びびりました。

山下:信用できるというのは、情報で管理されていたほうが安心感がある、ということですか?

高本:そういうのもありますね。システムを導入するお金がある施設なんだとか、それを子どもたちのために割いてくれそうとか、しっかりと予約できている安心感とか。

山下:なるほど。システム導入然りデジタル化していること自体が信用に繋がる世の中に変化しているんですね。

高本:そうですね。なので、くれいしゅの導入が安心感に繋がる。そして施設の特徴や独自性も大事にできる。そして社会的信用にも繋がるサービスにしていきたいなと思っています。

山下:平田さんは、デザイン面で伝えたいことはありますか?

平田:デザインを通してに繋がるかはちょっとわからないですが。
フロントエンジニアなので、デザインとエンジニアリングを組み合わせて考えられるようにデザインシステムを構築したいと思ってます。新しい機能を作る上でも実装スピードが増すし、可能ならば早めに準備していきたいですね。

山下:真面目な回答ですね?お二人ともありがとうございました!笑

平田:9割は真面目な平田です。お疲れ様でした。

高本:ありがとうございました。笑

あとがき

はい!ということで、くれいしゅインタビューは一旦ここまでとなります!
それぞれメンバーの思いが詰まって出来上がっているサービスだということがこの複数回で伝わってきて、その一員である私も更に頑張らねばと鼓舞されるストーリーになりました。笑

記事内の話題以外に知りたいなどありましたら、ぜひお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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