こんにちは!株式会社ギャプライズHR推進室の長谷川です!
2回に分けてお届けしている、取締役COO 土井啓二(どい けいじ)のインタビュー。第2回では、今後の課題や組織の魅力について話を聞きました。また、候補者の方に向けたメッセージもお伝えします!
第1回インタビューはこちらからご覧いただけます!
■一貫して変わらない「ビジネスの成功と利益」というミッション
――COOとしてのミッションを教えてください
COOになってからも、「経営理念の旗標のもとに、いかにビジネスを成功に導き、利益を出すか」という私のミッションは一貫して変わっていません。ちなみにここでいう利益は自社だけでなく、提携先や顧客、自社従業員にとってのという広義の利益です。「デジタルでモノが売れる」「事業の成長や分析、施策から結果まで数字で分かる」ということが好きなので、個人的な仕事への感覚の根本的な部分はいちメンバーだったころと大きくは変わっていないようにも思います。もちろんCOOという責任のあるポジションなので、それ以外にも多くの要素を考えています。
また、COOとしてはギャプライズの5つの事業をいかに組み合わせつつ、いかに拡大するかということを考えています。それぞれの事業で順調な年と不順な年があるので、「今はこの事業部が進めやすいから、こういう風に展開していこう」「この事業部は売上を張らずに、チーム全体のモチベーションやメンバーの連携を高めていこう」など、全体を考えながら上手くやっていく方法を常に模索しています。
――今後注力する領域は何でしょうか?
大きく分けて3つあります。1つ目は、順調な事業部のインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといった職種の習熟度を今後どれだけ上げていけるか。事業部の習熟度を上げれば、社内で横展開できるような構造になっているので、これは重要なポイントですね。
2つ目は、マーテックを中心とした新規の提携です。既存のクリックテールやシミラーウェブ、ヨットポ、最近提携したダイナミックイールドは、マーケティングテクノロジーというカテゴリーにあるツールです。最も提携数が多いのがこのマーテックです。創業以来、広告運用の事業もやっているのですが、ここでクライアント様に価値を提供できるようなアドテックツールとの新規提携も推進できればと考えています。
そして3つ目は、マーテックでもアドテックでもない新規の提携ですね。最近ですと、画像認識AIテクノロジー「サイト(Syte)」と提携しましたし、日本ですごく伸ばせそうなツールが現在交渉中のものも含めてたくさんあります。2年後、3年後に、事業の主軸となっていくような新しい事業を創出していきたいと考えています。
現況、事業総体として見ると、ビジネスとしての競合はほとんどいません。SaaSでツールを販売しつつ、デジタルの広告代理店をやりつつ、今までの軸に収まらないツールの規模を拡大していければと思っています。
■今後は商圏を広げるべく、地方展開を視野に入れている
――地方進出も視野に入れているそうですね
まだまだ構想段階レベルで、はっきりした計画までは落とし込んでいないのですが、ギャプライズとしては日本での地方展開も視野に入れています。一昨年頃から「SaaS系の企業が地方で上手くいっている」という話をよく耳にし、大阪のイベントに出展などもしました。ツールによってはすぐに立ち上がる可能性を感じたものもあったので、来年以降に本格的な計画に落とし込む可能性はあります。
■“100人の壁”にぶつかるも、やりたいことができるメリットも
――今年1月で入社11年目に突入しましたが、意気込みはありますか?
昨年はさまざまな壁にぶつかり、正直に言って非常に大変な時期でした。これまで急成長してきたことや、スタートアップとの協業という特殊な環境もあり、事業計画が予算というより努力目標に近いものがあり、これまでなんとか追いつけていたのですが、目標と現実の乖離が明確になった1年でした。
これは学習して悔い改めましたので、今年はその壁が解けるものだと確信しています。「絶対に同じ失敗をしない」「成功できる要因を増やす」ことを意識して歩んでいきたいですね。
――組織が大きくなりましたが、“100人の壁”を感じることはありますか?
“100人の壁”は感じています。当たり前ですが、100人いると、それぞれが従事している業務が細分化され、会社全体の財務への影響度も分散化していきます。また、個々人が認識できる限界もあり、会社全体に対するオーナーシップを感じにくくなります。いわゆる牽引型のリーダーシップだけでは困難な場面が増えた印象でした。リーダーシップだけでなくフォロワーシップも高めていく必要性を感じていました。こういった背景もあり、ちょうど経営者全員がマネジメントや会社のあり方について課題を感じていたので、昨年からマネジメント方針を大きく見直しました。
取り組みの一部を紹介すると、5事業部プラス管理部の6部門すべてで、「こういうものをチームとして目指そう」「こういう行動をしないようにしよう」といったチームビジョンを作ったり、会社全体のコアバリューを全員でディスカッションしたり。メンバー全員がさまざまなことに参加できる制度にした結果、“100人の壁”にぶつかっているにしては、まだまだ良い状況なのかなと思います。
――メンバーが多くなったからこそのメリットは何でしょうか?
単純にリソース(人的資源)価値は大きいですね。新しい取り組みに対して、各人のスキルや能力を活かした、様々な意見の提起や取り組みがおこなえるというメリットはあると思います。
また、事業もポジションもさまざまなので、やりたいことがある人は手を挙げれば挑戦できる環境があります。一事業だけですと、他にやりたいことがあれば転職するしかありませんが、ギャプライズには5つの事業があり、マーケティングやインサイドセールス、カスタマーサクセス、コンサルティングまで職種も幅広いので、社内異動の選択肢も多いですよ。
マーケティングからセールスまで全部やりたければ、新しいツールと提携して社内公募が出たタイミングで手を挙げれば挑戦することができます。メンバーが多くなったからこそ、やりたいことができる環境があると感じています。
■コンピテンシーを持って組織に貢献できる方は大歓迎
――ギャプライズの魅力は何だと思いますか?
ギャプライズはイスラエルのさまざまなスタートアップと提携しているので、グローバルにスタートアップの最前線を経験したいという方には、他にないくらいの好条件だと思います。一つのスタートアップで働きたいという方には不向きかもしれませんが、複数のスタートアップを見てみたいという方や起業したい方にとっては、とても勉強になる組織だと思いますね。
また、イスラエルのスタートアップは一括りにして語られることが多いのですが、組織の作り方は企業によってさまざまです。ベテランと呼んでもいいようなスタートアップと、最近のスタートアップは経営方針も働き方もまったく異なります。ベンチャーキャピタルから資金調達をおこなわず規模を大きくしているスタートアップも出てきています。さまざまな組織のアプローチを見ることができるので、非常に面白いと思います。日本の企業にいると、こういう環境や経験はなかなかないですよね。
――最後に、候補者の方へメッセージをお願いします
自分のコンピテンシーを理解していて、そのコンピテンシーを持って組織に貢献しようということができる方に来ていただきたいですね。シンプルに自分の強みを持って、ギャプライズの理念に共感し、挑戦してビジネスを大きくしていって、利益を上げるということに主体的に取り組める方が理想的です。
それに加えてチャレンジ精神があり、世の中に変化を起こしたいと思っている方だと、なお嬉しいですね。私自身、いちメンバーとして入社したにも関わらず、取締役にまでなっているので、「上を目指したい」「新しい事業を作りたい」という、熱意と覚悟がある方と一緒に働きたいと思っています。
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