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【インターン対談】やればやるほど学びになる。インターンを通じて将来の目標がクリアになった。

大学生活も中盤にさしかかる2年次から3年次。将来の目標があるのとないのとでは、その充実度は大きく違ってきます。今回は、起業や投資に興味を持ち、for Startupsでインターンを始めたふたりが、日頃の業務やチームマネジメントを通じて得た学び、そしてここでしか会えない起業家や投資家との勉強会での興奮体験を語り尽くします。素晴らしい仲間と出会い、将来の目標もクリアになりました。

菅野 桃太郎(かんの・ももたろう)

法政大学 経営学部 経営学科所属。起業に憧れ、スタートアップと関われるfor Startupsでのインターンを志望。1年生の冬に入社し、インターン歴1年余り。


早尾 航希(はやお・こうき)

明治大学法学部法律学科所属。書籍に影響を受け、起業家や投資家に関心を持つ。同じような志向のメンバーを求め、2年生の秋にfor Startupsへ。インターン歴5カ月。

起業や投資への憧れからインターンへ。勉強会では起業家、投資家の熱量に興奮

最初に、インターンを始めたきっかけを教えてください。

菅野:元々、起業したいという気持ちがあって、でも何をやったらいいかわからなくて、「とりあえずインターンかな」と思ったのがきっかけです。1年生の12月にWantedlyで探して、for Startupsをみつけました。まず会社名が抜群にいいと思ってホームページを見たら、ロゴもカッコいい。スタートアップの支援をしている点も良かったし、週に何回か起業家による勉強会があって、それに参加できるのもいい経験になると思いました。

早尾:私は、漠然と公務員になろうと思っていたので、1年生の終わりに、税務署など公務員系の就業体験に行きました。そこで、自分が思い描いていた仕事と少しイメージが違うと思って、スタートアップを目指しました。

スタートアップを目指したのは、私は読書が好きで、たくさん読んだ中の一冊、『エンジェル投資家』(ジェイソン・カラカニス著、日経BP社2018年刊)に影響を受けたからです。読んで起業家、投資家に興味を持ちました。熱がある場所だと感じ、そこに飛び込みたいと思ったのです。そこで、ベンチャーやスタートアップなどのキーワードでインターンを探し、for Startupsを知りました。ここなら、同じようなことを考え、意見交換ができるメンバーがいるのではないかと思いました。

大学では、周りの皆さんは積極的にインターンに参加していますか。

菅野:私の周りには、少ししかいないですね。友だちが少ないのかもしれませんが(笑)。税理士の勉強に力を入れている人が多いかな。なので、インターンを探そうにも周りからは情報収集できない状態でした。

早尾:私も、学内学外含めて、インターンをしている友だちはひとり、ふたりです。ほかは、サークルや、税理士や司法試験、公務員試験を目指して勉強している人がほとんどです。

大学生の皆さんは、起業やスタートアップにあまり興味がない感じでしょうか。

菅野:興味はあると思います。

早尾:そこに飛び込む方法が、わからない人が多いのかと思います。私はわからないなりに、「でも行くしかない。先駆けになってやろう」という思いでした。

飛び込んだ今、「自分はほかの人と違う世界にいる」という優越感のようなものは…

早尾:それは、ないです(笑)

菅野:for Startupsには、私たちが目指す像の一つである起業家の方が来てくれるので、それを見て、まず悲しむ(笑)。「これほどにならないといけないんだ。まだ全然足りてない」と。考え方も話し方も、何から何まで今の自分自分と差があり過ぎて、結構、下げられます。でも、こうやって理想を知ると、そうなれるように頑張ろうと思えます。優越感なんてまったくなく、むしろ焦りますよね。

早尾:本当にそうだと思います。

菅野さんは、勉強会も入社動機のひとつでしたね。

菅野:はい。ただ、起業志向自体は少し変わってきて、必ずしも起業ではなく、自分自分のやりたいことに合う会社があれば、その会社に入ろうと思うようになりました。極論すれば、もし、やりたいことが「仕事」でないのなら、働くのではなく、ただただその活動をするかもしれません。起業ありきではなく、やりたいことありきに変わりました。それは、ここで話を聞き、スタートアップとは、創業者の方のやりたいことが第一にあって、そこから始まるということを知ったから。ならば、起業以前に自分のやりたいことを明確にし、それを突き詰めていくべきだと考えるようになったのです。

早尾:それ、私も共感します。勉強会は、自分自分が目標に向かって進むためのインセンティブになります。起業家、投資家の方々は熱意がすごい。燃えているのではないかと思うくらい情熱がすごくて、聞いていると「もっと焦らなきゃ」、「自分自分は全然足りていない」と思いますね。最初の勉強会のときは、とにかく興奮しました。普通に過ごしていたら会えない人、聞けない話ですから。すごいビジョンを持ってそこに向かっている人は、分野を問わずカッコイイ。シンプルにそう思いました。

データベース運用とメディアマーケティングを担当。チームのために頑張る人ばかり

今の仕事内容を教えてください。

早尾:インターンの仕事としては、メインが、for Startupsが運営するスタートアップの情報プラットフォーム「STARTUP DB」の運営で、このほか、コンテンツを制作するメディアマーケティングチーム、インターンの採用や組織活性化を行うHRチーム、業務効率化などに取り組むプランニングチームに分かれ、それぞれのチームの仕事をしています。加えてデザイナーと、今後はエンジニアのインターンも増えてくると思います。

菅野:私らはふたりともメディアマーケティングチームにいて、記事の執筆とSNS運用を担当しています。インターンが担当している記事は、スタートアップ企業の資金調達、IPOに関するサマリー、資金調達ランキング・時価総額ランキングに関する記事のほか、業界動向などについても執筆しています。私らが執筆した後、社員の方と外部のパートナーにチェックしてもらい、公開しています。

最初からスムーズにできましたか。

早尾:いやー、最初は難しかったですね。

菅野:みんな、記事を書いたことがないので、最初は執筆自体が難しいですし、期日にも間に合わせなければいけないし、基本業務のデータベース業務とも両立しないといけません。今も、業務の優先度を考え、スピード感を持って遂行していくことが難しいですね。

出社はどのくらいのペースで?

菅野:今は春休みなので週4。普段、学校があるときは週3日です。

早尾:私も、菅野さんと同じく春休みは週4。学校があるときは週3日ですね。

菅野:午前の授業と夕方の授業の間に中抜けして来ることもありますね。

自分自分のやるべき業務を終わらせるために、やりくりして来ているのですか。

菅野:それもありますし、あとは、業務のほかに、メディアマーケティングチームを良くしていくための活動を頑張っています。私らが抜けた2年後も、下の代につなげていけるようなチームをつくりたいと思って取り組んでいます。まだ全然足りていないですが。それで言うと、早尾さんはすごいんです。入社からまだ半年も経っていないのに前向きで。今入社してから何カ月?

早尾:5カ月ですね。

菅野:私がそれくらいのときは、記事もまだ全然書けていなかった。そう考えると彼の成長スピードはすごい。

早尾:最初から、結構やる気があったんです。高校まで、部活動で剣道に打ち込んできたので、大学でも、チームで何かを創りあげることに一生懸命になろうと思っていました。で、for Startupsでも、「組織のために何ができるか」とずっと考えていて。でも、思いはあっても、実際に意見を出すのは難しいんですよね。入ったばかりのときは専門用語もわからないし、どのような構造で、どのように動いているのか、みんなが何を考えているのかも全然わかりません。それで主体的に行動できなくて、口惜しく思っていました。

先輩から見てどうですか。

菅野:でも、彼は食らいつくんです。その気持ちが、まず普通の学生には持てないものですよね。社員ならともかく、インターンでそこまで打ち込めることがすごい。だけど、彼のほかにも、そのような気持ちで取り組んでいる人がたくさんいます。本当にいい環境だと思います。

早尾:そうですね。チームのために頑張れる人が集まっていますよね。

では「私たちはインターンだからここまで」という線引きはないですね。

早尾:ないですね。違うセクションの業務でも、自分が意見を出せるところなら「こうしたほうがいいんじゃない?」とか、「こんな情報があるから見てみたら」などと言います。セクションを超えて意見を出し合い、協力し合う空気があります。

菅野:業務自体が、みんなで回さないとできないということも理由だと思います。インターン生は、学業やそのほかの活動があるので、それらと両立しないといけないし、来られる日数にも限りがある。そのなかで、社員と同じようなタスクがあります。いかにみんなで分担できるか、試行錯誤しているので、チームで回すという意識を強く持つようになるのだと思います。

インターンは全部で15人ほど。上級生が5、6人いて、私は本当に、彼らに成長させてもらいました。特にセクションのリーダーには、「仕事をする上で、このようにすると私自分も成長するし、業務も回る」と、成長の種のようなものをもらえました。それをきっかけに、私のなかで変化が起きて、ブーストがかかったと思います。次は私らがそのような存在にならないといけないし、超えないといけない。部活みたいですよね。先輩が後輩を育て、成長が連鎖していくイメージです。

インターン活動を通じて将来の目標が明確に。さらに力をつけつつ次のステップへ

ここで見つけたものは何でしょうか。今後の展望もあわせて教えてください。

早尾:元々興味があった投資のほか、IPOやM&Aなどにも関りたいと思うようになりました。でもそれには、まだまだ机の上の勉強が足りません。もっと勉強をしなければ。これまでは、情熱が先行して動いていたので、少し頭がついてきていないような焦燥感があります。for Startupsで「自分自分が何をしたいか」が見えてきたので、そのために学ぶべきことを整理して、あとは勉強しかないですね。

菅野:私もちょうど、やりたいことが見えてきたところです。それは、ゼロイチで創造している人を支援すること。これからの人生の指針にしようと思います。振り返ると、ずっと本が好きで、編集者になろうと思っていたんです。それは、何かを創造すること、人への憧れだと感じました。創造できる人に何かをして、「ありがとう」と言ってもらえたら、すごく嬉しいだろうな、と。

ゼロイチの創造は、作家だけでなく、会社や事業もあてはまるし、将来的にはもっと多様な創造をしている人の支援ができたらいいです。そのようなことができる会社を目指すのか、具体的な道筋はまだ見えていませんが、とりあえず目標は決まりました。

また、将来、どんな道に進むにしても、チームで回すことができないと、何もできないと思っています。ひとりでは何をするにも規模が小さ過ぎます。そうできる人間になりたいと考えると、ここの環境はベストだと思います。裁量に限りがなく、任せてもらえるので、学べることは無限にあります。3年生・4年生の間にここで力をつけつつ、自分自分のやりたいことを、より早く実践できる道を探したいです。

早尾:私自分は3年生から、会社法のゼミに入ることが決まったので、そこで専門性を培い、学んだことをどんどんアウトプットしていきたいです。自分自分の意見を言ったり、学んだことを要約したり、人に話したり。私は、そのような知識や情報を目に見える形にする努力が本当に足りないので。インプットは、人よりはしていると思うのですが、やはりアウトプットをしないと状況は変わりません。

その点、今、担当しているIPOの記事は、とても意味のあるものだと思います。IPOについて知れるほか、記事を書くために情報をとってきて、それを整理して文字にして、生み出す。メディアとして出て、目にした人からのフィードバックもある。インプット、アウトプットの流れができているので、本当に学びになります。加えて、次は3年生になるので、チームマネジメントについても、今の3.4年生や社員から盗み、身につけたいと思います。

「働く」というより学びに来ている感覚しかない。ここで得た仲間も財産に

学校と違った仲間もできましたか?

菅野:はい。どうしても学校だけにいると、視界が広がりません。漫画やゲームの話は私も好きなのでわかるのですが、インターンを始めてからは、学校での普段の話に少し物足りなさを感じるようになりました。寂しいようですが、少しだけ学校が色褪せてしまったかもしれません。

早尾:ここは社会の最前線で刺激的だし、いろいろな情報を得られます。学校も楽しいけども、本当に速度が違いますよね。社会と学校では。

学校はゆっくりしに行くところに…

早尾:ぬくぬくと勉強しに行くところに(笑)。でも、それではいけませんよね。最近は、社会に直結する授業を取るようにするなど、授業を社会にどう活かすか、自分自分で考えるようになりました。3年生から授業を選ぶ幅が広がるので、取り方を工夫しようと思います。「楽勝」とかではなく、ディスカッションが多めなど表現や発信に直結した、実益のある授業を取るつもりです。

菅野:私は、取れる科目は抑えつつ、どうしてもこれを学びたいという授業をできるだけ多く取ろうと思います。ちょうど履修届の提出が始まるので、しっかり取捨選択して。

多少、物足りなくなっても、結果的にfor Startupsに来たことで学校も充実しますね。

菅野:はい、それは本当に思います。

早尾:以前よりも、意義を持って学校生活に臨めるようになったと感じます。

インターンメンバーは、どのような方々ですか。

菅野:先輩たちをみていると、それぞれにやりたいことを持っていると感じます。先輩のfor Startupsのインターンメンバーは「尖がっているのに、先端は丸い人が多い」というのを聞いたことがありますが、まさにその通り。みんな個性があり、でも尖った個性で突くのではなく、互いにその個性を尊重しあう空気があります。

早尾:私もその言葉、「尖っているのに、先端は丸い」を多用しています。インターンの面接で、「どんな感じの雰囲気ですか?」と聞かれるとよくその話をします。インターンのメンバーを表す、本当にいい表現だと思うので。付け加えると、やはりチームで何かを成し遂げようと考えられる人が多いですよね。困っているときは声をかけてくれるし、私自分もかけるし。

菅野:そうですね。声、かけたくなりますよね。人は入れ替わりますが、これからもこの環境を、アップグレードしつつ、私たちがつくっていかないといけないと思います。

素敵な仲間たちですね。社会人になって、それぞれの場で活躍するようになっても、ゆるくつながっていたいですね。

早尾:つながっていたいですね。卒業する先輩たちも、「このつながりを残しておきたい」、「何かできることがあれば、力になりたい」といってくれています。

菅野:ゆくゆくはOBOG会をしたいですね。全世代で。

早尾:本当にそう。みんながどのように活躍するか、楽しみです。

最後に、インターンを考えている人たちへのメッセージをお願いします。

菅野:学生が最初に入るインターンなら、ここが日本一だと思います。「知識をつける」、「仕事ができるようになる」という面で、とても整っています。

早尾:働くというより、学びに来ている感覚しかないですね。スタートアップの知見がかなり深まりますし、絶対、刺激を受けると思います。例えば「私自分はこれしかやりたくない」という人が来ても、いろいろな選択肢があり、どれも魅力的なので、やりたいことに関して視野が広がるし、付随的に「こっちもやろうかな」と、自然と思えると思います。もちろん、まだ何をやりたいか定まっていない人にとっても、必ず何かしらの目的が見つかるのではないでしょうか。

菅野:なんとなくアルバイトをするなら、是非一度、話を聞きに来ていただきたいです。

早尾:やればやるほど、学びがあり、のめり込む感覚はありますね。だから、学びに貪欲な人には、素晴らしい場になると思います。学びの根源が尽きることがない。今、社会で求められている人材、伸びる市場、「こういう会社が人々の支持を集め、投資が集まるんだ」といったことが、肌で感じられますし。

菅野:素直な人なら、なおいいですね。素直であればあるほど、力がつく環境だと思います。早尾さんはまさにそう。素直の権化みたいな人です(笑)
将来について、ぼんやりと何かを成し遂げたいと思っている人は多いと思います。for Startupsでは、その「ぼんやり」がクリアになって、より解明度高く、やりたいことが見えてくる。私もまさにそうで、何かをしたいけど、よくわからなかった。そのような人で、素直でどん欲ならベストマッチではないでしょうか。

学びが尽きず、得るものは本当に多い場ですね。少しでも関心を持ったら、是非一度話を聞きに来てほしいですね。今日はありがとうございました。


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