「自分がなんでもやらないと終わらない環境です」
まるでベテラン社員のようにそう語るのは、入社1年目の森野さん。なんでもやらないといけないFITSの環境とは?森野さんは1年目にして、どのようなお仕事をしているのか?お話を聞かせていただきました!
<プロフィール>
森野 達平(もりの たっぺい)
2021年新卒入社。セールス担当で、ディスカウントショップを取引先として営業活動を行う。兵庫県出身で、2021年に京都大学大学院を卒業。学生の間は小学校から13年間続けていたラグビー部での活動や、リハビリテーションに着目した医療関係の研究活動に注力。週末の楽しみは、新しい本屋さんや本が読める喫茶店、美味しい酒場を開拓すること。
ーー森野さんは入社1年目ということですが、現在の業務内容を教えてください。
私は、いわゆる営業マンとして、大手ディスカウントショップ様の東京・千葉・神奈川・北海道の約30店舗を担当しています。また、最近では営業のお仕事のほかに、現在進行中の新規事業のプロジェクトリーダーにも挑戦しているところです。
FITSの営業は、1年目でここまでやる。
ーー営業について、具体的な業務内容を教えてください。
担当の店舗を回ってニーズを聞きながら、売上を上げるための施策を店舗の担当者様と一緒に考えています。実は、売上の8割は既存の商品をリピートしてくださるお客様のご購入で、残りの2割が新商品や新しいお客様のご購入で構成されているため、その8割に対しては在庫の管理を行い、残りの2割について施策を一緒に考えるようなイメージです。
一般的な企業の営業1年目では、まずは「お取引先の法人様への売り方」を試行錯誤して考えることが多いと思います。しかし、FITSでは、1年目で担当の法人様に売った後の「一般消費者への届け方」も考え、施策の提案まで行います。これがFITSの営業の醍醐味であり、1年目の自分が想像していた営業とは全く違った仕事でした。
ーー営業活動の中で自分が成長したと感じることはありますか?
担当者様との会話のラリーが上達したと感じています。会話の相手である担当者の方は、それぞれ担当する商品カテゴリーが違い(香水担当、ワックス担当など)、見ている在庫や売上の数字も違います。はじめはそれぞれの担当者さんに適したラリーを打ち返すのが難しかったのですが、回数を重ね、自分の視野も広がってくると、だんだんとラリーの精度があがってきたと感じます。
また、施策の提案についても、自社のメリットだけでなく、きちんと小売のお取引先様やお客様の視点を考えることができるようになってきました。例えば、お客様の目につきやすい棚の上段に自社商品を置いてほしいと考えた時、それが自社商品以外の棚全体の売上にも繋がるか(小売視点)、お客様が商品を探しやすい棚構成になっているか(お客様視点)ということを併せて考えます。このように、メーカー、小売、お客様という3者にとって最適な提案を心がけ、お取引先様と長期的に良好な関係を築くことができるように努めています。
「本当にやりたいこと」だから、挑戦する。
ーー森野さんは営業のほかに、新規事業のプロジェクトリーダーを任されているということですが、どのような経緯でプロジェクトリーダーになったのでしょうか。
もともと私がFITSに入社を決めた理由として、大学在学中に研究していたヘルスケアの領域に斜めからアプローチしたいと考えていたことがありました。そこで、新規事業チームの話し合いの中で、医療的な目線で、ある成分の使用を提案したところ、その成分を扱っている会社との商談が上手くいき、プロジェクトとしてまとまったことがきっかけです。私がその分野について強く興味があったこともあり、先輩が「プロジェクトリーダーやってみない?」と言ってくださいました。営業の業務と並行することになるため、業務量的にはキャパオーバーになる提案でしたが、自分のやりたいことに挑戦できるチャンスだと思い、「やりたいです」と返事をしました。(入社の詳しい経緯については、ストーリー記事「『私がFITSに入った理由』21卒内定者座談会」に掲載されています!)
ーー新規事業は営業の領域とは関係ない分野になると思いますが、FITSでは所属しているチームに関係なく挑戦するということはよくあるのでしょうか。
所属のチームや領域に関係なく挑戦している人はたくさんいます。実際に、私の営業チームの先輩にも、商品開発の事業に参加している方がいますし、同期を見ていても、どんどん自分の領域を超えて挑戦していこうという気概を感じます。
「何でもやらないといけない」=「何でもやらせてくれる」環境で成長する。
ーー1年目にして様々な業務を担当されている森野さんですが、FITSでの1年目を過ごしてみて、現在FITSに抱いている印象を教えてください。
今までお話しした通り、FITSには「なんでも自分がやる」という環境があります。FITSは社員130人ほどの小さな会社で、大手企業の100分の1くらいの規模です。だからこそ、「自分の業務はここからここまで」と区切られることはなく、むしろ「自分が何でもやらないと終わらない」ような環境です。大変そうに聞こえますが、私はその方が早くから仕事の全体像が見えるため、早く仕事を覚えることができ、自分の成長スピードも速くなるとポジティブにとらえています。実際に、今の営業のお仕事でも「こんなところまでやるのか」と思うような業務もあり大変です。しかし、だからこそ「自分が何をすべきで、何はしなくてもよいか」を効率的に考えることを学べる環境だと思っています。
ーー入社前の印象とギャップなどはありましたか?
入社前に抱いていた「やりたいことに挑戦できる」「若手でも責任の大きな仕事に挑戦できる」というイメージについては、いい意味で一部ギャップがあったと感じています。自分の意見をしっかり発信することや、「やりたい」という意志の強さや熱意があってこそ、若手でも挑戦させてもらえるのであって、責任の大きな仕事が自然に降ってくるわけではないということを実感しました。
ーー最後に、就活生へのメッセージをお願いします!
就職活動での会社選びについて、私は「直感」でいいと思っています。もちろん、会社の特徴を比較して、自分の軸を定めて考えるのも整理されていて良い絞り方だと思いますが、実際には、「やってみるまで何もわからない」というのが私の考えです。
FITSに直感で何か感じるものがあって、FITSの「なんでもやる」という大変さも乗り越えて「面白いことやってやるぞ!」という人には楽しい会社だと思います!
森野さん、貴重なお話をありがとうございました!