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ディップ株式会社
こんにちは、ディップでインターンをしている安元一耀です。
突然ですが最近、ライブ配信アプリに関して調べたり考えたりしています。
※ライブ配信アプリ=誰でも気軽に生放送を視聴/配信できるアプリのこと。SHOWROOM、ツイキャス、LINE LIVE、17LIVEなど
今回は、ライブ配信アプリって今後どうなるのか?や、いろんなライブ配信アプリのポジショニング・特徴など、自分なりに最近考えてみたことを書いてみました。
ライブ配信アプリで話題になりやすいことの1つとして、炎上が挙げられます。
最近の炎上事例では2017年9月に、Youtuber ねおさんがディズニーランドでLINE LIVEを配信して数多くの批判を受けました。
ディズニーランドではライブ配信が禁止されているにもかかわらず、Youtuberのねおさんはそれをやってしまい炎上したというわけです。。。
ディズニーランドでライブ配信が禁止されている理由は、他の人と衝突してケガをするリスクがあることや、他の人の顔を映してしまうからだと言われています。
SHOWROOM・ツイキャス・LINE LIVE・17LIVEなど、すでにライブ配信アプリはいくつか存在しています。
では、それぞれのライブ配信アプリにはどんな特徴・ポジショニングがあるのでしょうか?
今回は、有名なライブ配信アプリであるSHOWROOM・ツイキャス・LINE LIVE・17LIVEを取り上げてみました。
縦軸は配信者に芸能人が多いのか、一般人が多いのか?
横軸は視聴者が不特定多数なのか、身内(知り合い、SNSなどでつながっている)が多いのか?です。
SHOWROOM、LINE LIVEなんかは芸能人の配信者が多いです。(SHOWROOMはAKB48で物凄く盛り上がってます)
私の感覚では、ツイキャスはSNS連携機能を利用することで配信者が話す内容も身内ネタになってしまうこともしばしばです。
これからは一般人のライブ配信者が増加するという仮説ならば、今後は黄色の領域(下図)にポジショニングをするサービスがいくつか出てきてもおかしくありません。
左下(身内・クローズドかつ一般人配信)の領域に関しては、インスタライブが該当するのではと感じています。なので、今後は右下(不特定多数かつ一般人配信)の領域にポジショニングできるサービスが特に増えると予想しています。
※DMM(グループ)は最近「LIVE commune」や「CHIPS」という一般人向けのライブ配信アプリをリリースし、右下の領域を狙っているように思えます。
「これからの時代はモノよりもコトだ!」なんて言葉をよく聞きます。
すると、「コト消費」が増えていくにつれて「人自身や人とのコミュニケーション」の価値が上がっていくという仮説が立ちます。ライブ配信というのは、配信者と視聴者のコミュニケーションそのものです。
人は、「あるものを繰り返し見ると慣れや親しみを感じるようになる」という性質を持っています。(これを認知容易性と言います)
そして、人はモノよりも人(人間・人格)に対して慣れや親しみ、愛着を持ちやすい傾向にあります。
ライブ配信はまさに人(人間・人格)が主体なので、ユーザーが認知容易性をより発揮しやすい設計になっています。これがライブ配信の強みだと思います。
その結果、ライブ配信アプリでは視聴者が配信者に価値を感じ(共感、応援したいなど)投げ銭が頻繁に行われています。
今はまだライブ配信をするということに抵抗を感じる人も多いでしょう。
しかし、以上の光景を目の当たりにしたインフルエンサーや、一般人が芸能人よりも身近に感じる存在の人達がライブ配信を行うことによって、一般人の中でも「私もライブ配信をやってみよう!」という人が増え、ライブ配信をするハードルが下がっていくと考えています。
とは言っても、まだライブ配信をすることに対して抵抗がある一般人が多いというのが事実です。
現状、一般人の多くは以下の3点がネックとなり、ライブ配信を行うのをためらっていると考えれられます。
①ライブ配信をしても話すネタがない(何を話せばいいかわからない)
②友達にライブ配信をしているのがバレたくない(恥ずかしい)
③炎上や配信者が不快になるコメントが来そうで怖い
一般人のライブ配信が当たり前の時代になるには、以上の3点を解決していくことが必要です。
①に関してですが、ライブ配信では配信者が視聴者のコメントを拾ってコミュニケーションを取るというのが基本です。
なので、(私の感覚ですが)視聴者からコメントが付かないと視聴者とのコミュニケーションに困ってしまう配信者は結構います。。。これを解決するには視聴者がコメントを付けやすい設計にすることが何よりも重要でしょう。今後はこの設計ができるかどうかが一般人配信者の獲得に大きく影響しそうです。
②に関しては特に問題視することはないかもしれません。LINEやTwitterなどのSNSと同じく、当初はSNSをやろうと思ってなかった人の多くは、みんながやっているとやり始めます。(俗に言う「ネットワーク効果」です)
今はライブ配信をためらっている一般人でも、ライブ配信者が増えるにつれて「私もやってみようかな?」という気になり、ライブ配信を始めるでしょう。
③に関しては、既存のライブ配信のほとんどが24時間体制などの厳重な管理体制を取っています。しかし、先ほど紹介したYoutuber ねおさんのように、配信者が良かれと思ってやったことが実は違法なことであったため炎上してしまったという事例はよくあります。運営会社は配信者に対して、どんな配信が違法になるのか?などをしっかり伝える必要があります。
と今回は、現状のライブ配信アプリについて感じたことを書かせてもらいました。また機会があれば何か書こうと思います!以上!
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