営業活動をしない制作会社がコンペを獲るための提案書の書き方 - 前篇
この仕事を20年以上続けていると、提案書を書く機会がかなり多いです。たぶん今まで500件、いや1,000件くらいの提案書を書いてきたんじゃないかと思います。提案書の内容は会社によって様々ですが、うちの会社の提案書は決まった課題に対する既存サービスのソリューションではありません。クライアントが持つぼんやりとした課題に対して、どれだけリアルな改善モデルを提示できるか?というのが弊社で作る提案書のアウトラインになります。これは営業活動をまったくしていない、代理店を挟まない取引が多いという、うちの会社の特徴でしょう。営業をしていないので売るサービスがなく、ほぼ全案件スクラッチでの提案なのです。コ...