日本・東南アジアを中心に、強いコミュニケーションで結ばれた「グローバルチーム」を作っているEst rouge。ベトナムのダナンに構えている開発拠点では、どんなメンバーがどんな働き方をしているのか?複数名が集まったグループインタビューで、Est rougeについて語り合ってもらいました!
・Tran Anh Minh(ミン)/Est Rouge Technologies inc. CEO
・Tran Vu Bao (バオ)/Est Rouge Vanguard inc. CEO
・Dang Quang Dan(ダン)/Est Rouge United inc. CEO
・Ton That Duy(ユイ)/Est Rouge Technologies inc. CTO
・Nguyen Cao Thang(タン)/Est Rouge United inc. CTO
・Pham Anh Dung(ズン)/Est Rouge United inc Mobile team leader
・Quan Duc Binh(ビン)/Est Rouge Vanguard inc. CTO
◆Est rougeに入社を決めた理由を教えていただけますか?
バオ:
Est rouge Technologies代表のミンに誘ってもらったことがキッカケです。
前職まではトップダウンの社風の企業で働いていました。社長をはじめとした上層部には、自分の意見を聞きいれてもらえない状況でした。仕事は問題なくしていたのですが、会社の文化に不満があったのです。
Est rougeでは、ベトナム拠点の代表であるミンが各社員の話を真摯な姿勢で聞いてくれます。また、「自分の仕事は自分で決める」という文化があり、主体的に仕事に取り組むことが求められます。私はこの文化がすごく好きで、前職の不満が解消できていてやりがいを感じています。
ダン:
僕の前職も同じような状況でしたよ。会社の方針も自分の仕事も、自分が決めるのではなく会社が決めていました。
Est rougeでは自分の仕事内容も責任範囲も、全てメンバーが自分で決めています。働き方も自由ですし、メンバーは皆、フラットな環境で裁量権を与えてもらっています。その方針についてはミンからも度々発信があるので、全員が納得して仕事に取り組めている印象があります。
タン:
Est rougeに入社をする前は自分で会社を営んでいました。その後、ミンに誘ってもらいEst rougeに入社をしました。
ベトナムのIT企業は、国外の別企業からシステム開発の依頼を受けて納品をする受託開発のスタイルが多いです。その点、Est rougeは受託開発だけでなく自社のプロダクトも持っています。ベトナムにいながら自社サービスのプロダクト開発にも関わることができることは非常に貴重な経験です。
ミンは多くのメンバーから尊敬をされています。信念を持っていますし、周りのメンバーからすごく信頼されています。社内のメンバーとは気軽にコミュニケーションを取ってくれますし、各メンバーも活き活きとフラットな環境で働いています。ランチタイムや夜にご飯を食べにいくこともあり、みんなで働いていてすごく楽しいです。
◆フラットにすることによってメリットもありますが、統制が取れなくなるデメリットもあるかと思います。どう補っていますか?
ミン:
フラットな環境においてもいくつかのルールは設定しています。また、組織の「コアバリュー」を設定しており、そのコアバリューをもとに組織を運営しています。組織の目標も決まっているので、それに沿っていれば良いという考えです。
ベトナムにある一般的なIT企業と比較すると、各メンバーにより大きな裁量権を持ってもらい、自由に働いてもらっています。なぜなら厳しくルールを設定して規制をするよりも、自由に仕事をすることができたほうが良い成果を出してくれることが多いと考えているからです。
もちろんEst rougeから転職をするメンバーもいますが、長く働いてくれるメンバーのほうが多い印象です。
◆ミンがメンバーから好かれているのはなぜでしょうか?
ユイ:
正直に意見をしてくれるからでしょうか。
先ほどから話が出てきますが、ベトナム企業はトップダウンの企業が多いです。代表が何を思っているのかもわかりませんし、信頼感も徐々に減ってきます。ただミンは常に社員に対して正直にコミュニケーションを取っているため、社員はミンを信頼ができるのです。
ミンを中心に設定をした会社のビジョンが明瞭であることも、理由の1つだと思います。そのビジョンを達成するために誠実に歩んでいけば会社は成長をする、と全員が思っていますし、何よりそのビジョンに共感をしている社員が多いことも良いことだと思っています。
ズン:
あとは、ミンと社員の間で格差がないことだと思います。
一般的に企業は階層別に格差が出てきてしまうかと思うのですが、Est rougeでは代表のミンから社員に対してのコミュニケーション量も多く、格差を感じません。また、どの社員にも同じような態度でコミュニケーションを取ってくれる部分はすごく良いと思っています。
◆なぜミンは、Est rougeをフラットな文化にしているのでしょうか?
ミン:
私が過去に勤めていた企業の代表もトップダウンでした。
ただ、代表が一人で全て決めるのは大変だと思います。そして、たくさんのメンバーが在籍していながら組織のトップが一人で方針を決めるというのは、社員からしても寂しいものでした。
今、Est rougeはうまく組織が回っていますが、創業直後はこのやり方がうまくいっていなかった時期もありました。これまでのベトナム企業の文化とは大きく異なるやり方でしたので、社員も戸惑ったかと思います。ただ、徐々にみんなも慣れてきて、フラットな文化を作ることに成功をしました。
Est rougeは全体で100名程度の組織で、役割ごとにグループ企業としていくつか分けています。その上で、各企業がそれぞれ主体的に業務に取り組んでもらえるように文化形成をしています。
◆仕事内容を教えていただけますか?
バオ:
Est rougeのメインクライアントであるイープラスのプロジェクトを担当しています。イープラスは国内最大級のチケット予約・購入・販売情報サイトを運営しています。Est rougeはイープラスからの要望を具体化し、どのように解決できるかを技術側の知見で提案します。指示された通りに受託開発を行うのみではなく、プロジェクトのゴールを理解した上で、技術要素の提案から実装業務まで全体的に手がけているのが特徴です。
イープラスとの取引は日本法人創業当時から取引があり、新規プロジェクト開発の他にも、過去に開発をしたシステムのメンテナンスも並行しています。
また、イープラスのプロジェクトでは、ビッグデータ・データマネージメント・AI・IoT・AWSなども導入しておりますので、ベトナムのIT企業だとなかなか体験することができない技術にも触れることができます。
ビン:
会社に2つある自社プロダクトの開発を担当しています。
1つは、記事を自動的に生成するためのシステム。もう1つは、旅行関連のサービスです。Est rougeでの仕事は、イープラスからの受託開発がまだ比較的多い割合を占めている中、自社プロダクトの開発に携わる貴重な経験ができているのはありがたいですね。
◆自社プロダクトとクライアントからの受託開発では、どちらにやりがいを感じますか?
タン:
どちらもやりがいを感じています。
イープラスのプロジェクトは、ただシステムを開発するだけではなく、どのような技術を
用いてイープラスの要望を実現できるのか?という提案から携わることができます。つまり技術選定ですね。これはものすごく貴重な経験です。一般的な受託開発プロジェクトよりも、案件に深く関わることができます。
さらにイープラスのプロジェクトは、Est rougeグループとしても非常に力を入れています。プロジェクトの実現要件は常に高く今までにプレイガイド業界ができていなかったことを実現していくため、世の中に出てきている新しい技術を使ってシステム開発をする必要があります。そのため、直接プロジェクトに関係のない技術の研究なども、会社として積極的に投資し、新しいプロジェクトに適応できるようにしています。
また、自社のプロダクトにおいてはプロダクトの企画から携わることができるため、貴重な経験です。ビジネスアイディアも、メンバーから提案することができます。
◆イープラスは日本企業ですが、コミュニケーションを取ることに対しての難しさはありますか?
ミン:
やはり最初は言語の壁はありました。ただ、コミュニケーションを重ねることで改善が進みました。時間が経つにつれて、クライアントも英語を用いたドキュメントの受け入れやオンラインコミュニケーションを率先して取り組むような姿勢に変化してきたと感じています。日本の一般的な大手企業は、対面でのミーティングを好むことが比較的多いです。そうした企業文化が大きく異なる者同士で一緒にプロジェクトに取り組む経験ができたことで、Est rougeもコミュニケーションの質的な成長を遂げることができたと思っています。
日本企業でもベトナム企業でも変わらないことですが、
プロジェクトを始める前に、クライアントとEst rougeの間でビジネスアイディアを練るための議論を深めた上で、開発スタートをしています。開発途中でお互いの意図が異なってしまうことは、プロジェクトの遅延に繋がります。そうならないためにも、言語の壁を超えてうまく要件定義をする必要があります。
ベトナム拠点のメンバーからの生の声を通じて、Est rougeという会社の特徴を少しでもご理解いただけたのではないかと思います。社内のレポートラインにおいても、開発のクライアント企業との関係においても、常にフェアでフラットな文化を大事にしています。
彼ら・彼女らとともにEst rougeでグローバルチームを組み、一緒に働くことに興味を持っていただけた方、ぜひご応募お待ちしております!