1
/
5

連載記事【リーダーシップインタビュー】大冨CMOの語る会社・業界の未来

皆さんこんにちは!ユニークボックス人事担当の菅原です。

今回は連載記事の第2弾として、大冨CMOに「リーダーシップ」をテーマとして取材を行いました!

M&A業界の就活マーケット、会社として心がけていること、「働き方」についてなど経営者インタビューでは取り扱わなかった題材をピックアップしています。

弊社に興味のある方はもちろん、M&A業界に興味のある方も必見です!


M&A仲介業界の就活マーケットは活況!今後の業界の課題とは?

―—それではまず、最近のM&A業界の就活状況について簡単に教えてください。

大冨:まず中途採用に関しては、引き続き活況な形です。

例えば最大手の日本M&Aセンターだと年間100名以上の中途採用ストライクM&A総合研究所もそれぞれ年間100人以上の採用目標を掲げています。かなり大きな市場がありますね。長期的な観点でいうと、日本M&Aセンターは2028年までに現在の売上から300億円以上の増収の予定があります。M&A総合研究所においても、同じようなシナリオを描いていらっしゃいますので、まだまだ人は採用していかないといけない状況にあります。ここ数年は少なくとも100名以上採用する企業が増えていくと考えております。またM&Aのベンチャー企業も年間50名を採用する会社や、新しい企業もどんどん出来てきていますので、まだまだ中途採用のニーズはかなりあるのかなと思われます。

新卒に関して言いますと、大手企業の日本M&Aセンターで70名、ストライクでも50~70名、M&A総合研究所で30名と掲げています。新卒シフトがすごく進んでいまして、ベンチャー企業でも20~30名採用する会社がどんどん出てきています。引き続き、新卒領域においても人材のニーズは高いです。業界としてもそういう流れは増えていくと思われます。

―—大冨さんが新卒当時就活していた状況ともだいぶ変化があるんですね。

大冨:私が入ったときですと同期が5人で3年に一回新卒を採用するというスタイルでしたので、マーケットの市況感はかなり変わったのかなと思います。

―—大冨さんが感じている業界の課題はどんなものでしょうか。

大冨企業と求職者のミスマッチはどうしても発生してしまうことです。せっかく苦労して入社しても思ったようなパフォーマンスを発揮できず、辞めてしまう事例などは課題だと思いますね。企業の文化・考え方が合わないなど様々な要因があると思いますが、転職エージェントとしてはしっかりヒアリングをしてその人にあった会社を紹介する・ミスマッチな求人に関してはストレートにもう一度考え直した方が良いと伝えていくことが必要だと思います。

そして現在、M&A業界が悪目立ちしてしまっている側面があります。メディアで取り上げられ批判的な記事や意見が出ていることも多い。その情報を見てM&Aに興味あったけどやめようかな、という層も一定数いるのではないかと思うので、報道に対して我々がエージェント視点で情報を補足し正しい認識ができるようにサポートしていくことが課題解決していく方法として一つあると思います。

―—報道のマイナスイメージはかなり強く残りますよね。そこを払拭していくためにも、第三者の立場から働きかけられるエージェントの仕事が重要になってきますね。

大冨:どうしてそのような問題が起こってしまったのか、どういう背景があったのかわかりにくいと思うので、そこは客観的な視点からしっかり伝えていきたいです。今後YouTubeでもその内容で動画を作成しようと考えています。

お客様に真摯に、誠実に、愚直に向き合うことが結果的に利益を生み出す

―—マーケットの領域の話から変わりまして、社内で利益を生み出すために社員全体に促していることや目標として掲げていることはありますか。

大冨:二つあります。まず一つは、M&A業界の中途・新卒採用の就職難易度は引き続き高いので、面接対策でしっかりその人の強みや魅力をアピールできるように我々がサポートしてあげることが重要です。その人自身のスキルや経験を上げるということは転職エージェントには難しいです。ですがその人に能力や魅力があるのにも関わらず面接スキルが伴わなかったりうまく自己アピールできないと、求職者だけでなく企業の機会損失にもつながります。そういうことが起こらないためにも、我々がしっかり就活のサポートしていくことが結果的に会社の利益に結びついていきます。どの求職者に対しても誠実に、愚直に対応していくことを社員全体で心がけていますね。

もう一つは、求人をたくさん持っておくこと。何故かといいますと、大手などの主要なM&A仲介会社は採用のハードルがかなり高かったり、採用のターゲットをかなり明確にしていますので、そこから溢れてしまう人も当然います。我々としてはたくさんの選択肢を持っておくことがお客様にできる価値提供の一つになりますので、たくさんの求人を持つことでマッチングの可能性の幅を広げています。会社ごとに様々な社風・カラーがありますので、お客様(求職者)と何度も面談を繰り返して、マッチする会社を紹介しています。求人がM&A仲介会社だけでも50社保有していますので、その中からお客様に合う系統の企業をいくつかピックアップしてご提案させていただいています。

こういった細やかな対応を、社員一丸となってお客様に提供していくことを心がけています。

VALUE「ワンチーム」に込めた想い

―—会社のVALUEに「ワンチーム」とありますが、どういった意味があるんでしょうか。

大冨:これは弊社代表の梶川がよく言っていることなんですが、私たちは少数精鋭の会社です。自分たちが仲が悪かったら実現できるものも実現できないですし、お互い助け合っていかなければうまくいきません。またM&A業界での経験上、お客様のためにも(我々以外の)ステークホルダーに対し高い価値を提供していくことが大事だと考えています。

人を採用すれば、その分様々な考え方が集まりますし、中には利己的な目標を掲げるような人も出てくるかもしれない。そういう時に「ワンチーム」の文化があれば、我々の考え方や共感性など共有しやすいと思っています。みんなが同じ方向を向いて進んでいくこと、会社の方向性を示して都度共有していくことは大事にしています。

社員の未来のために、柔軟に「働き方」を変えていく

―—最後の質問です。昨今「働き方」を柔軟に対応していくことが求められていますが、リモートワークや土日稼働についてどのように考えているか教えてください。

大冨:ここはかなり難しい問題ですね。先ほども申し上げた通り、キャリアアドバイザーのお仕事はお客様ファーストで考えることを大事にしているので、お客様が土日しか都合がつかないということであればそれに対応するべきだと考えています。お客様に寄り添うために、弊社では土日稼働の働き方が常態化していますが、当然休みも積極的に取っていく必要があります。今後はフレックスタイム制やリモートワークの導入など、柔軟な対応を検討しています。一方で、リモートワークは会社と従業員の信頼関係の上で成り立つものでもあるため、入社したての方をいきなり自由にやってくださいとはできない、というジレンマもあります。塩梅がなかなか難しいです。

また、弊社の社員でも結婚や子どもなどライフステージの変化が大きい人が出てきていますので、そういった人生のステージに合わせて会社は柔軟になっていかないといけないなと思っています。

―—バックオフィスではなくキャリアアドバイザーでリモートワークをやっていくのは、なかなか難しそうですよね。

大冨:しかし競合会社や大手企業ではどんどん導入していっていますので、我々も遅れるわけにはいきません(笑)変化に対し柔軟に合わせてみて、試行錯誤していく必要があります。弊社を立ち上げて1年半が経過しました。変化の折に、一緒に働き方を整えていけるような人に来ていただけたら良いなと思っています。


このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
自宅でバリバリ働けるキャリアアドバイザーを募集します!|兼業も可
合同会社ユニークボックスでは一緒に働く仲間を募集しています

同じタグの記事

今週のランキング

菅原 英里子さんにいいねを伝えよう
菅原 英里子さんや会社があなたに興味を持つかも