“「ITを世界の空気にする」世界を動かす優秀な仲間と共に実現へ向けて、いまは通過点です”

本日はITエンジニア歴25年のKさんに話を伺っていきます。まずはこれまでのご経歴をお聞かせください。

私は、いわゆるパソコンオタクなんです。昔から自作パソコンを組み立てたり、美味しいものを食べるより、パーツを一つ増やすとか、増量する方を優先していました。パソコンの自由度に惹かれ、自分で何か設定をすることで通常とは違う使い方ができる。例えば、パソコンの中のゲームのプログラムを解析し、プログラムの改変をして、弱小キャラクターを突如最強キャラに変更させたりもしていました。
その面白さに魅了され、IT業界への就職を決めました。
最初はメールサポート、障害対応、オペレーターなどを経て、データセンター、ネットワークや運用保守などインフラエンジニアとして経験を積みました。
金融や製造、医薬機関といった特殊な分野でのIT担当、その後、情報システム部門（以下、情シス）や総合商社のITサービスのプリセールスなど幅広い業務を経験し、経営層やCTOへのITコンサル、自ら企画した自社新規事業立ち上げなどにも尽力したあと、エコスフィアグループに入社しました。

食べるよりもパーツにお金を掛けたいほど、魅了されていたことが伝わってきます！新規事業の立ち上げまで経験したのちに、エコスフィアグループに入社した理由はどういったところだったのでしょうか。今後やりたいこともお聞かせください。

転職サイトのスカウトがきっかけです。熱意のある採用担当と、スピード感のある経営層の判断が決め手になりました。面接終了後、すぐに経営陣へ掛け合い内定決定に至ったと伺い、それだけスピード感をもって業務を進めていく姿勢や経営層との近さも魅力に感じ、入社しました。

入社する時にも課題として聞いていたことではありましたが、「経営層のビジョンをしっかり社内に浸透させること」。そして、「現場のボトムアップを進めること」を今後は進めていきたいです。ただ、慎重に進めるべきところもあるので、これまでの知見やスキルを活かしながら、その判断をメンバーで皆で話し合い、丁寧に進めているところです。
帰社日のタイミングでメンバーが集まるので、気になる点は情報共有し、どう整理していくか、どう物事を進めていこうか、常に議題に出し話し合っています。メンバーの中で浸透していくことで、次のアクションに繋がり、それがボトムアップにつながるといいなと思い、積極的に行なっています。そんな私自身も、そこで他のメンバーから新たな気づきを得ることがあり、刺激に繋がっています！

後輩を導きつつ、帰社日がグループ全体のスキルアップを図れる機会になっているのですね。それ以外には、ご自身は現在どんなプロジェクトをご担当されているのでしょうか？

守秘義務があるため細かく言えないのですが、ITコンサルとして、大手企業の運用設計部署でサポートしています。これまで経験から得たナレッジをクライアントへフィードバック出来ており、そこを評価いただいているのでやりがいは感じています。老舗の大手企業のため、ドキュメントのルールやテンプレがしっかり整っており、新たな文化やノウハウを知り、自身の成長にも繋がっています。

前職では、新規事業立ち上げも担当していたので、その経験が生きていると感じています。DXやデジタル化の波が大きかった頃で、製造業や中小の会社はそもそも情報システム部門（以下、情シス）がない企業も多く、そこに目をつけました。私自身が仕組みとサービスプランを考え、常に待機しなくてはいけない情シスの社員を減らし、その部分を切り出してアウトソーシングしませんかと、クライアントのCEOやCTOへ提案していました。

今回のプロジェクトにおいて、意識しているのは「いかに現実的なこととして意識させるか」という点です。実際にイメージできる資料がないと、どうしても話は空中戦になりがち。上層部や経営層に話すにはわかりやすいイメージやインパクトのある数字1つ、2つで作成。現場にはエビデンスになる数字データを盛り込むなど、どの相手にどこまで情報を出すかの判断が重要で、常にそこは意識をしながらプロジェクトに向き合っています。

エンジニアの仕事でやりがいを感じるとき、忘れられないエピソードなどあれば教えてください。

社会に影響のあるシステムやサービスに自分のプロジェクトが関係した時、社会を動かす一部になったのだと実感しますね。大手企業のサービス立ち上げに絡んでいたプロジェクトだったのですが、いまも全国規模で使われているサービスに携われたことは自分の誇りです。社会にどう関係してくるか、日本規模、世界規模でどう貢献しているか、というところに気付けるとそれはやりがいに繋がります。
あとはやっぱり、感謝されたときです。お客様もそうですが、一緒に働くメンバーからのお礼も自身のモチベーションに直結します。打ち合わせの中で、「そうそう、それそれ！」と共通認識で通じ合えた時。考え方や知識の交流で繋がる、その表現を共有した時の「伝わった！」という喜びが大好物です！

大好物という言葉からも、Kさんの笑顔が伝わってきます！今後チャレンジしたいことはありますか？

一つは、国を巻き込んだサービス。世界と連携するシステムや、人間の能力を超える技術を生み出していきたいですね。面白そうじゃないですか！
AIとかインターネットとか、人間よりも優れたように見えるものは、所詮人間が作り出した物の最大公約数でしかないと思っています。「すべての人間の過去から現在に至る全て」を超えるものは出せてはいない。もっと優れたものを出すにはどうしたらいいのか、人間の殻を破る何か、国の垣根・生物の垣根を超える何か、そういった技術ができたら面白いと思っています。

もう一つは、「ITを世界の空気をする」を実現したい。エコスフィアグループに入社した頃から言っているのですが、200年前には想像しなかった電気や自動車、飛行機。それと同じように、ITが生活の中に浸透し、当たり前の存在になっている、そういう世界に持っていきたいです。無接触で充電できたり、スマート家電という概念さえもなくなるような、新しい概念を生み出すクリエイティブな部分をやっていきたいです。

今までにない世界や概念をイメージすると、それだけでワクワクしてきます。最後に未来のエコスフィアグループのメンバーへメッセージをお願いします。

面接で「入社前にどんな勉強をした方がいいですか」って聞くのはやめるべきだと私は思います。受身型はこれからの時代通用しません。歯車では、AIやロボットに置き換わっていくため、指示待ち姿勢では低賃金で働く未来しかないと考えています。こんな勉強をしているがベクトルが違っていたら教えて欲しいといった動き始めたあとにアドバイスをもらう姿勢が大事。もっと新しいことをやりたい、もっと稼ぎたい、もっと世の中を動かしたい。そんな野望があれば、「この質問」は出てこないと思います。

私たちは、プロフェッショナルサービスを推し進めていくグループです。そのため、自分で考え、率先して動ける人に仲間になって欲しい。そのマインドセットがあるかないかは重要です。意識から変えましょう！チャレンジした結果に関して、先輩社員からアドバイスをもらうのは良いと思いますが、なんでも丸投げ、受身でやる姿勢は変えていきましょう。そうすると自身の知識で足りないところはどこか、任された業務で勉強すべきところは何か、自分自身で考えられるようになります。この姿勢で物事に向き合える人は必ず伸びます。

視野を広げる事、日々接することに興味を持ち疑問を持つ事、相手の立場のその先を想像してみる事。
例えば、この街路樹は何の木だろう、なぜこの木なのだろう、どうやって植えたのだろう、剪定をする業者さんの工賃はいくらだろう、電線に引っ掛かったら何が起こるだろう、依頼をしたお客様も、その上司に業務命令を受けているかもしれない、その内容はなんだろう、お客様のビジネスにどう影響するだろう、と想像する。日々こうして視野を広げる訓練をすることで、より適切な解決案を提示する事ができるようになります。

世界を動かす優秀な人材が集まるコミュニティがここです。ぜひその仲間になっていただき、優秀な方が能力を発揮して活躍できる空間を、共に創っていきましょう！