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インターン生が人生で初めて経験した、事業撤退の決断と反省について書いてみた。

このストーリーは弊社メンバーが投稿したnoteの引用です。


はじめに

お久しぶりです。また初めましての方はこんにちは。株式会社1LDKで新規事業&マーケティングチームリーダー、及び採用担当をしております、こうたろうです。

先月から毎月第二週の出社後すぐに時間を取って会社メンバー全員でnoteを書こうと決まり、今月もnoteを書いている次第です。

今回は今年6月末〜7月頭にインターン生の私が経験した、事業撤退の決断と反省点についてまとめようかと思います。

また私がインターンしている株式会社1LDKがどんな会社かは、下の公式HPを見てもらえれば幸いです!

株式会社1LDK|1LDK inc.MY BEST ROOM, NO VISION COMPANY. 「いちばん好きな、自分といよう。」を合言葉に、居心地を何oneldk.co.jp

人生で初めて経験した事業撤退の決断

実は先月終わり〜今月頭にかけて、私が今年1月に立案し、2月から取り組んできた事業から撤退する決断を弊社代表取締役の朝岡と下しまして、それについて多々思うところを今回まとめます。

撤退した事業の内容

今回撤退した事業は上にも書いたように私が2月から取り組んできた事業で、恋愛系のWebメディア&SNS運営が具体的な事業内容となります。

なんでこのご時世にあえて前時代的なWebメディア事業に取り組んでいたかというと、私が前のインターンで長くSEOマーケティングを担当していたこと、1LDK社では誰もWebメディア運営・SEOマーケティングの経験がなく、会社として一度は打席に立つことが必要であるとの結論に至ったことが理由としてあります。

私も0からのメディア立ち上げの経験はなかったのですが、長くWebメディア運営・SEOマーケティングに携わっていましたし、既存事業とゆくゆくは上手く絡められたら面白いだろうとなという理由で恋愛系Webメディア事業を企画し立ち上げまで行っていました。

事業からの撤退理由

しかし結局のところ、今年2月に立ち上げた事業は今年6月末にクローズしました。

撤退理由として、

  1. 1LDKグループの既存事業から遠すぎる事業ドメインであること
  2. Webメディア事業の特徴として、短期間で大きな成長は望めないこと
  3. Webメディア事業の特徴として、それ単体での収益が小さいこと

の大きく3つが挙げられます。

まとめると、Webメディア事業はスモールビジネスとしては最適な事業ドメインですが、会社の1事業としてやるには小さすぎるビジネスで、また既存のコンテンツ制作事業とはかなり遠い事業ドメインであったが故に撤退との結論に至りました。

上記の理由はWebメディア事業の立ち上げ時にも懸念点として当然出てきたことですが、WebマーケティングのノウハウやWebメディア自体は会社の資産にもなるからとりあえずやってみよう!で進めてしまったことが最初の大きなミスでした。

事業撤退で得た反省点及び自分のイケてなさ

ここまで今回撤退した事業について及びその撤退理由について書きましたが、次は今回の事業撤退から得られた反省点についてまとめます。

現状自分が考えている反省点として、

  1. 計画の甘さ
  2. 既存事業とのシナジーの無さ
  3. 定点観測の不足
  4. プレイングマネージャーとしてのスタンス・実力不足

の4つが挙げられるかと思います。

反省点①:計画の甘さ

反省点の1つ目は「事業計画の甘さ」です。

今回のWebメディア事業の立ち上げにおいてはベンチマークとしたWebメディア(私が以前インターンしていたスタートアップでの先輩が立ち上げたWebメディア)を参考に事業計画を立案しました。

しかしながら1年間でベンチマークのWebメディアに追い付くことを想定した超理想を描く事業計画は到底現実的なものではなく、それ故に全く機能していませんでした。

次回の事業立ち上げに向けた改善点として、現実に即した事業計画を立案すること、外部要因によって事業進捗が変動する恐れがあることから事業計画を実現可能性に即して複数段階に分けて立案すること、の2つに留意しなければなりません。

反省点②:既存事業とのシナジーの無さ

反省点の2つ目は「既存事業とのシナジーの無さ」です。

現状1LDKグループではwebtoon制作及び女性向けコンテンツ制作といった、エンタメコンテンツ制作事業を基軸としています。

一方でWebメディア事業は(Webメディアで量産している記事をエンタメコンテンツとして捉えることも可能ですが)、SEOマーケティングに基づいているがゆえに今後既存事業のマーケティング事業として関連付けることは可能ですが、少なくとも現時点において既存事業とは軸がズレていると言わざるを得ません。

次回の事業立ち上げに向けた改善点として、既存事業とシナジーがある(エンタメコンテンツ制作を軸としている)事業を企画する必要があります。

反省点③:定点観測の不足

反省点の3つ目は「定点観測が不足していたこと」です。

私のチームが組成される前、すなわち私が1人でWebメディア事業を進めていた時期にはWebメディア事業に関する定例MTG等は設定できていませんでした。

チームが組成された後は定例MTGを設定したものの、役員は参加せず現場メンバーに日々の進捗を報告してもらうだけの内容に終始してしまっており、定点観測を目的としての定例MTGは効果的に機能していたとはとても言えません。

また反省点の1つ目に挙げた事業計画の甘さ故、定例MTGにて事業計画と照らし合わせた際も「この計画は超理想論でしかなく、現状ビハインドしていても問題ない」との結論しか出せなかった事象も発生していました。

次回の事業立ち上げに向けた改善点として、事業計画と照らし合わせる定例MTGを週に1度は実施し続けること、定例MTGには役員にも参加して頂き、会社として現状を正しく認識できるようにすること、に取り組む必要があります。

反省点④:プレイングマネージャーとしてのスタンス・実力不足

反省点の4つ目として、「プレイングマネージャーとしてのスタンス・実力不足」が挙げられます。

私は前インターンしていた会社でもチームメンバーを複数人抱えていました。ただコロナ禍だったこともあってフルリモートで、コミュニケーション不足からマネジメントが上手くいかなかった経験があり、それ故にマネジメントに対する苦手意識を持ってしまっている節があります。

またプレイングマネージャーとしてメンバーのマネジメントをしながら自らの仕事を進める必要もあり、その配分や進め方について戸惑ってしまっていた感覚もあります。具体的には、メンバー自身の仕事であってもできていない場合は見かねて私が代わりに進めてしまったり、またメンバーの仕事はメンバーが能動的に動いて進めるべきだと考えて過剰に任せ過ぎてしまったり、といった事例です。

マネージャーである以上、メンバーの成長にコミットする必要はありますが、それは決して仕事を肩代わりすることでも任せ過ぎることではありません。また苦手意識を持ったままマネジメントを行うのも得策ではないでしょう(できる!と思っていなければ何事も上手くいかないので)。

次回の事業立ち上げに向けた改善点として、苦手意識克服&マネジメントのノウハウ・知識獲得のためのインプット&アウトプットを進めること、メンバーの成長にコミットするため、メンバーの成功が私を含めたチーム全体の成功につながるような目標設定を行うこと、を挙げたいと思います。

新たなる事業の展望

Webメディア事業はクローズしてしまいましたが、現在は次の事業立ち上げに向けての市場調査を進めており、7月末〜8月頭にかけて新しい事業を立ち上げるスケジュールで考えています。

これまではWebメディアの事業でしたが、次の事業は、

  • 電子コミック事業
  • 既存事業のマーケティング事業

を考えており、ついに1LDK社でも連結子会社の株式会社LOCKER ROOM同様、漫画を作り始めることになります!!!

作る漫画のジャンル等々はまだ検討中ですが、読んで下さる方に少しでも楽しんで頂けるような漫画を作りたいなと思っています。

最後に

私が立ち上げた1つ目の事業をクローズさせる結果となってしまって悔しいですが、それ以上に会社に対して収益面で貢献することができず非常に申し訳ないです。

だからこそ今回の事業撤退で得られた反省点を元に、次の事業を必ず成功させられるよう今できる精一杯を尽くさなければなりません。

決してめげずに、次の事業の成功に向かって前を向いて頑張っていきたいです。

以上簡単にまとめると、

  • 1LDK社では今年2月にWebメディア事業から6月末〜7月頭にかけて撤退した
  • 事業撤退から得られた反省点として、事業計画を緻密に立てること、既存事業領域と関連性がある事業にすること等が挙げられる
  • 1LDK社では次の事業として、電子コミック事業や既存事業のマーケティング事業を考えており、立ち上げに向けて様々準備を進めている

といった内容になります。

このnoteを読んで頂けた方に少しでも1LDK社がどんな会社なのか、エンタメ業界のスタートアップでインターンをするとかどういうことか、を知ってもらえたら嬉しいです。

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