こんにちは!
T.V.B会計事務所/株式会社T.V.Bコンサルティングの鈴木です。
記念すべき、第一回のインタビューは代表である小林にお話をお伺いしてみました!
「税理士を目指したきっかけ~T.V.Bグループを作り上げるまで~今後の方針」を
前編・後編でお伝えできればと思います!今回は前編!!!
==============================================
そもそもなぜ税理士を目指したんですか?
印刷業を経営していた祖父がお金の面で税理士を頼りにしていて、それを私も間近で見ていたというのが税理士を目指す最初のきっかけです。祖父はアナログな人なので手書きの帳面を付けて商売をやっていました。印刷業は薄利な業種で、一部刷って1円、2円という世界。その1円を積み上げていく商売なのですが、祖父だけでは管理できません。それを助けているのが税理士なのだと知りました。
高校時代は、周囲に優秀な友人が多く、実は勉強に対して意欲が低かった時代がありました。
進学校に通っていたものの大学に行くつもりもなかったのですが、偶然高校3年生のときに大学生の先輩から「資格を取って独立できる仕事が合っているんじゃないか?弁護士とか、税理士とか…」と言われ、それなら祖父を助けていた税理士のようになりたいと思いました。税理士試験は大学の単位がないと資格受験が与えられないので、急遽高3の秋ごろから大学受験の勉強を始めました。
大学は、税理士を目指す人向けの専門コースがあり、そちらを選びました。予備校の先生が来て週2回授業をしてもらえる学科だったこともあり在学中に簿記論と財務諸表論に合格をしました。卒業後も少しフリーターをしながら勉強に専念していたのですが、このまま税理士に合格するまで就職しないのもリスキーに感じましたので25歳のときに、東京都・豊島区にある税理士法人AIFという会計事務所に就職しました。
なぜ、独立しようと思ったんですか?
結論、自分の力を試してみたいと思ったんですよね。
前職の税理士法人AIFは、元々は代表が専門学校の講師をしており、学校のような会計事務所でした。
当時、私のほかにも税理士試験の勉強をしている同僚が何名もいて、平日は17時半になったら皆で会議室を使い自習を開始していました。土日も事務所を使わせてもらえたので、朝から晩まで。こちらの事務所で働いている間に科目が揃って、26歳のときにちょうど実務経験も2年あったので税理士登録をしました。
税理士になったあとも、裁量を多く与えてもらえて、お客様を開拓するのは自分の力。何かあったときにはある程度は自己責任だけれど、最終的には事務所が責任を持ってくれる、という社風でした。
また、事務所が会計業界に向けて資金繰りソフトを売ったり、セミナーをしたりしていたので、私も人前で話すことに慣れていきました。全国の会計事務所の所長さん向けや新人向けなど、いろいろなセミナーを担当しましたね。普通の業務に加えて、年間何十日かはセミナー講師をしていました。こうしたアウトプットが自分の力になったと思います。セミナーの企画もさせてもらえました。
独立となると、これまでお付き合いのあったお客様を手放さないといけなかったんじゃないですか?
独立をするにあたり当時の代表に相談したところ、「自分で開拓したお客様と採用したスタッフは全部引き継いでいい」と言っていただけたので独立直後から顧客とスタッフを抱えてオフィスを構えることができました。
税理士の方の中には、いろいろなことを学びたいと考えて事務所をいくつか転職される方もいますが、私の場合は一つの事務所しか経験していません。10年間の中で友人から転職の誘いを受けることもありましたが、所内で様々なことに挑戦ができる環境でしたので、毎日変化があったり、新しいお客様に出逢えて楽しかったですね。
独立後のハプニングなどはありましたか?
そこまで大きなハプニングではないですが、事務所移転の際に、想定以上にスペースが少なくレイアウト等に苦労しました(笑)
今もメンバーが増えておりますので、増床をし会議室を近所に借りて対応しました。
弊社は当初は、独立に当たり前職からのスタッフがついてきてくれ、13人で立ち上げました。
その後は求人媒体や リファーラル採用とで、今では17人までメンバーが増えております。
ゆくゆくは、社員の意見も取り入れながら事務所のレイアウトを考えていきたいですね!(笑)
事務所名の「T.V.B」とはどういう意味なのでしょうか。
イタリア語で「あなたを大事に思っています( ti voglio bene)」という意味の頭文字を取っています。手紙の文末にT.V.Bとサインをする、「大事に思っている」という意味がいいなと思って。
私たちはお客様の紹介でしか拡大していません。目の前のお客様や目の前の所員など自分の手の届く範囲をより良くしていけば、その輪が広がっていくだろうという考え方です。お客様との関係にしても、上下ではなく左右だと思っています。
所員同士の繋がりも大事にしたいと考えておりまして、あるスタッフから「もっと所内でコミュニケーションを取りたい」という話が出たので、普段一緒にお昼に行かないメンバー同士でグループ分けをして、ランチ費用を事務所で負担する制度を導入しました。
すごく社員想いですね!では、今後目標としてどのような会社にしてきたいですか?
会社で働くメンバーとお客様にとって、当社や自分と関わって良かったと思われるような会社 です。
5年後や10年後のビジョンを最近よく聞かれますが、組織の人数や売上にとらわれず、スタッフにとって働きやすく、お客様にとっては経営上の重要なパートナーは当社だったり、 当社の所員だと言われるような会社であることが目標です。
==============================================