当初はパートナー関係でビットリバーとの業務を始めた薮兼さんですが、後にビットリバーへ社員として入社します。過去の職場でも、社内・社外インフラ担当し、AWS環境整備や社内環境整備を担い、そこで培った技術力(そして雑談力!)でビットリバーを支えています。
休日は自宅サーバー運営、個人でのプロジェクト開発なども手がけているそうです。根っからのエンジニアであり、40代での転職を果たした薮兼さんに、お仕事内容、ビットリバーでの働き方魅力、目標をインタビューしました!
現在の仕事内容を教えてください
社内インフラエンジニアでもあり、他のエンジニアのサポートも担っています。
社内環境整備に加え、ナレッジ共有や業務フロー改善に向けたドキュメント作成などを行っています。ビットリバーが成長していくうえで「やらないといけない、でもやる人がいない」というタスクを片付けたり。半分事務、半分開発みたいな感じですかね。あとは、スタッフの困りごと相談、社内の困りごと解決など…、何でも屋ですね。
プログラミングの傍ら、社内全体を見て気付いたことを都度調整していますが、必要だからやっているという感じです。過去の経験でもそうなんですが、肩書もなくふらっと何でもやるような人間が社内に一人いると、チームって上手く回るんですよね。
仕事で嬉しかったこと、達成感が得られたことを教えてください
提案したことについて、裁量を持ったうえで実施できる。提案したことが少しでも誰かの役に立つと、嬉しいですね。入社以来、チーム戦ができる組織づくりのために、情報の共有化を中心に自分ができることをやってきたつもりです。
あと、社内のコミュニケーションのハブ的な存在になるのも好きですね。誰かが困ったらそれを聞き、必要に応じ本人の許可を得たうえで安藤(ビットリバーCEO)に伝えることもあります。組織の問題として対応する。という態度を見せるのは重要ですから。ただ、言ってすぐに変わるんだったらとっくに変わってます。また、できないことを言い続けるのは単なるいじめです。ですから、できると思うことや変わって欲しいことを角度を変えて言い続けています。
逆に安藤のことを他の人に伝えることも必要です。例えば何かあったら謝罪に行くのは社長の仕事といえども、その姿は社員には見せませんし。会社として社員のボーナスを死守するために、それだけ頭を使っているかを知らない人も多いわけですから。
今の仕事の半分は、お客様に直接的に関わるものではありません。ただ、自分の考えとしては、社内全体の底上げ、働く環境の改善に貢献できればと思っています。
ノウハウとナレッジを共有することで、チームで個人以上の力を発揮できること、また共有されたものが新しい人に受け継がれ後輩が育っていくこと、それが私にとっての喜びです。そもそも、ノウハウが属人化すると、その人も休めず潰れてしまう。会社にとっても、その人に何かがあった時はリスクでしかない。将来的な利益を考え、スケールするために、チーム全体の力を高めることは不可欠だと思っています。
ビットリバーならではの働き方・働く環境の魅力とは?
代表がエンジニアなので、技術に対する厳しさはある。ただ、ものが言いやすい環境。
多少の愚痴、言い合いもありだと思っています。みんなが文句も言わず、上に対しても「社長はすばらしい!」と褒めそやし、腹では何を考えているかわからないというのは健全な組織とは言えません。
あと、技術に対する厳しさはありますね。代表が高い技術力を持ち、理想を持っているから当然ですが。でもやってみて駄目だったら、変えれば良いんです。まずはやってみるという考え方を、ビットリバーの文化にしていきたいですね。
ビットリバーには、他にはない魅力を持った人が集まっています。面白い人を探して採用するのがうまいんですよ。
今後の目標を教えてください
組織を大きくするため、チームプレーに向けた土壌づくりです。
組織が組織として機能するには「人との信頼」「敬意」が必要不可欠です。そのための土壌づくりが私の当面の目標ですね。
今までは個人が力を発揮し、スタンドプレーで仕事をこなすスタイルでした。でも、組織を大きくするため、今は変わる時期なんだと思います。創業以来一貫してリモートワーク中心でしたが、ハブとなる新しい事務所も設けられました。会社の方向性も変わってきているのを感じます。チームプレーで、個人が持つ力を超えた大きな価値を生み出したいですね。
やはり創業時の想いって、様々な障壁にぶち当たることで揺らぐことがあると思うんです。でも、そこで折れてほしくない。チクチクと「創業の想いと変わってますよ、揺らいでますよ」と指摘することも、私の役割ですね。
「インフラ関係を中心に、驚くほどの知識量」と社内で評判な薮兼さんですが、ご本人は「雑務をやっているだけです」とのこと。インタビュー中も、自然体な薮兼さんのご様子から、社内コミュニケーションのハブであることが伝わりました!