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エゾシカ皮製品プロデュースから、あわえへ入社したわけ

久保 えりな

北海道札幌市出身。
北海道の大学在学中にエゾシカの皮を活用した製品をプロデュースし、
地域課題解決のビジネスに興味をもち、あわえに入社。

刺激を求めてドイツへ

 英会話教室をしていた母の影響で、英語は得意でした。それもあって自分の知らない世界を見たい、刺激を受けたいと思い英語圏以外で生活したかったんです。英語圏ではなんとなく、想像できてしまうので。ドイツでの生活は、アルバイトをしたり、地元のオーケストラに参加したり、ヨーロッパを旅行したり、ドイツ語は難しかったですが充実していました。ドイツでの生活がきっかけで、自分のアイデンティティ、日本にいる自分にしかできないことは何か、本当にやりたいことは何かをより考えるようになり、自分の好きな服、特にレザー製品に携わりたいと考えていました。


地域課題×ファッション

 そんな時にふと、エゾシカの獣害被害の話を思い出しました。本州のシカよりも大きめの固有種で、農作物を荒らしたり、交通事故を起こしたりと獣害被害が増加している。私はファッション、特にレザー製品が大好きなのですが、本革は高くてなかなか手に入らない。

ならば、つくっちゃえ!

と思い至り、在学中にエゾシカの皮を使ったスカートをプロデュースしました。本革の製品は、本当に品質が良くて、触り・はき心地もなめらかで、何より長年使えます。合皮のものよりたしかに値は張るのですが、何年も使えるので長い目で見ればコスパはいいです。私の場合はマーケットを調査して・・・というより、自分が欲しいものをつくる!という発想で、好きなことと地域課題の解決がつながった体験でした。


もっと日本の地域と関わる仕事を

地元の北海道でエゾシカの製品作成に携わっている中で、地域活性化に取り組む熱い方々と会えました。きっと、北海道に限らず全国各地に、まだまだ熱いプレーヤーの人がいるのだろうと思うと、もっと全国を見てみたくなりました。そこで特定地域だけではなく、全国の地域活性化支援に取り組むあわえに出会い、応募したのが入社の経緯です。

他社も複数受けていたのですが、エゾシカ製品のプロデュースについて、一番熱心に話を聞いてくれたのがあわえのメンバーで、こういう地域ごとに興味を持ってくれる熱い人と仕事をしたいと思い選びました。入社しての一番の変化は、「日本の地方」に対する解像度が上がったこと。ぼんやりなんとなくあぁ...日本のあの辺...みたいな地域ばかりだったのが、全国津々浦々それぞれ色鮮やかに見えるようになりました。ニュースや天気予報を見ると、「あっ、あの村..!」とか「あの地域は雪降らないって言ってたのに大変そうだな...」とか入社しないと絶対に知ることのなかった地域を知れるのは、とてもおもしろいです。

今後の目標

私のモットーはやりたいこと全部やる!です。やりたい!って思った瞬間のエネルギーや熱量を大事にして、社会にとってステキな公私混同を実現させたいです。

エゾシカ製品のプロデュースをもっとパワーアップしてくれる企業さんとマッチングイベントで出会えたら面白そうですし、この製品のプロデュースのノウハウを自分が支援する自治体でお役に立てられたらうれしいです。



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