多様なバックグラウンドと農業変革への想いを持ったメンバーが集まるアグリメディア。今回はHR事業本部で「あぐりナビ」のリクルーティングアドバイザーとして、農業経営者への営業を担当されている田中美希さんに話を伺いました!
営業が社内で協力し合える環境を求め転職活動へ
── はじめに、アグリメディア入社までのご経歴をお聞かせください。
これまで4社で営業などを経験してきました。学生の頃に食品・調理系の勉強をしていたことから食品や調理器具に関わる仕事を希望し、新卒では家庭用品卸の会社に入りルート営業に従事しました。その後はベンチャー企業でのカスタマーサクセスや通っていた大学の研究助手、IT企業の新規営業といった業務を経て、アグリメディアに入社したのが約一年前です。
── アグリメディアに転職した背景やきっかけは何でしたか?
前職の営業職は競争が激しく常に成果を取り合う環境でしたが、せっかく同じ会社で働くならば社内で協力し合って成果を出す関係を築きたいと思っていたんです。今後のキャリアも考える中で、これからの時代に需要が高まりそうなキャリアアドバイザーの仕事に興味を持っていたこともあり、人材事業の企業を志望し転職活動をしていました。
その中で出会ったのが、アグリメディアがHR事業として運営する求人サイト「あぐりナビ」のリクルーティングアドバイザーの募集でした。農家をクライアントとする営業活動では、自分が培ってきた営業経験・スキルを活かして当初希望していた食に関する仕事ができると思ったことや、一次面接で上長がフランクにお話ししてくださったことから、この環境で働きたいと思い入社を決めました。
農家の人手不足に向き合う中、生産者側の視点で消費活動を考るように
── 「あぐりナビ」のリクルーティングアドバイザーとして、現在はどのような業務に携わっていますか?
人手不足の課題を抱える農家に対し、いつ頃人的リソースが足りなくなるか、どういった人材を求めているかなどをヒアリングした上で、適した求人広告やエージェントサービスを提案しています。私は主に東海エリアを担当していて、月に二度は出張に行き現地の農家を回っています。
最初は農業界の知識もゼロの状態でしたので、自分の足で現地に赴き情報をインプットしていきました。企業の人材採用とは異なり、大半の農家では収穫の時期に合わせて人手を確保しますが、作物によってそのシーズンは変わります。いつの時期に人手が足りなくなるか、この時期はどんな作業をしているかなどを農家の方々に教えてもらいながら、お米農家では田植えと稲刈りの時期、いちご農家では冬から春など、作物ごとの農閑期・農繁期を把握しながら現場のニーズや課題を学んでいきました。
── 農業現場とも向き合い続ける中で、やりがいを感じるポイントがあればお聞かせください。
人材不足は農家経営にもダイレクトに関わってくるため、農家の方々が困っていることを解消できることにはやりがいを感じます。「田中さんのおかげで良い人材を採用できたよ」「今期の収穫も無事に終えたよ」といった言葉をいただけたときはとても嬉しいです。
この仕事を始めてから一次産業の重要さを現場で体感し、もっと大切にしていきたいと思うようになりました。たとえば近年、卵の価格上昇が騒がれていますが、養鶏屋さんや卵屋さんからすると安定した経営のためには適正価格で販売することが必要です。日々生活する中でも、消費者目線だけではなく生産者側の視点で物事を考えられるようになったと感じています。
── アグリメディアで、当初希望していた「協力し合える環境」を実現することはできましたか?
営業部に限らず、社内には基本的に協力体制が整っているように感じます。営業部では、良い結果を出したメンバーがいたらチームでもナレッジや情報を共有しようという意識でやっています。一人でエリアを担当していると個人プレーになりがちですが、そうならないように悩みも相談し合える環境なので「これは言っちゃダメかな?」と思うことが全くありません。自分にとっては一緒に働く人が一番大事な要因だなと、改めて気が付くことができました。
一人の働く女性として、営業のロールモデルを作っていきたい
── 今後、アグリメディアで実現していきたいことや目標があればお聞かせください。
多くの農家の方々と関わる中で、農業ってかっこいいと感じるようになったんです。それまでは泥臭い体力仕事だというイメージを抱いていましたが、実際は体力だけではなく戦略・計画的な経営が必要であり、多様なスキルが求められる仕事でもあります。そういったかっこよさや一次産業の大切さを「あぐりナビ」を通じて世間に発信していけたらと思いますし、農業に挑戦できる人をもっともっと増やしていきたいです。
また、社内では一人の働く女性として、長く働き続けられる環境づくりを推進していきたいです。最近、営業部の先輩が産休・育休に入られたのですが、復帰後もご自身の希望するように働けるサポート体制を率先して整えたいと思うようになりました。出張の多い営業部でも女性メンバーをもっと増やしていきたいですし、そのためにも働き方のロールモデルを自分で作っていけたらという思いでいます。
── 最後に、未来の仲間に向けたメッセージをお願いします!
もしも、未経験・異業種での転職はハードルが高いかも……などの理由で踏みとどまっているのならば、安心してください!アグリメディアは、バックグラウンドに関わらず「まずはやってみよう」と挑戦させてもらえる環境なので、農業に対して思いがあったりベンチャー企業にトライしてみたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
「あぐりナビ」を扱うHR事業では、私を含めみんなでメンバーをサポートしていきます。皆さんのご応募、お待ちしております!