今回インタビューを行ったのは、2019年入社の諏訪さんです。入社して3年で2部門を経験し多様な役割を担ってきた、ACCSのなかでも珍しい経歴の持ち主です。
異動や役割の変更があっても、挑戦心と柔軟性を持って取り組んできた諏訪さん。「異動があったことで会社全体を俯瞰的に見る癖もついた」と語ります。そんな諏訪さんのこれまでの変遷と心境の変化に迫ります。
―今日はよろしくお願いいたします。ではまず、諏訪さんの就職活動の経緯やこの業界を目指すようになった理由、ACCSとの出会いを教えてください!
こちらこそよろしくお願いします!
私がACCSに出会ったのは大学3年の冬、たしか12月頃に1dayインターンシップに参加したことがきっかけでした。大学時代は経営学を専攻していたので、ゼミの活動などで経営者や社会人の方々と会う機会も多く、もともとスタートアップやベンチャー企業に興味を持っていたんです。大企業よりも経営者との距離が近く、そのうえ自分の考えを取り入れてもらいやすいというイメージもあって、「挑戦できる環境」を目指していた自分には合うと感じていました。
最初はコンサルティング会社や広告系の企業を多く受けていましたが、活動を進めるうちに社会的な貢献度の高さや、自分の将来のことも考えて、コンサルティング会社に絞るようになりました。
改めて当時を思い出して話してみると、そんなに特別な就活エピソードはないんですが(笑)。自分らしさというか、個性や強みを発揮していける場所、さらに自分の可能性を伸ばしていけるところに行きたいという気持ちが強かったですね。
―ACCSとの出会いはインターンシップへの参加ということですが、就活生時代にACCSについて特に印象的だったことはありますか?就職先として決めた理由も併せてお聞きしたいです。
まずはそこにいる人たちの魅力ですね。先ほどお話ししたように、当時開催されていた1dayインターンシップに参加したのがACCSとの出会いだったのですが、実際にオフィスに行くと、学生だった自分にも対等に接してくれて、まるで仲間を迎え入れるようなウェルカムな雰囲気だったのを覚えています。それが会社の文化として根付いているんだなと感じられる場面が、1dayインターンシップやその後の選考でも多々ありました。シンプルに「いい会社だな」と思いましたね。
インターンシップで話した先輩方は、優しい先生のような面を持ちつつ、営業のスキルも持ち合わせていて、そういう人たちがマネージャーや経営陣にいるということにもとても魅力を感じました。自分が目指したいと思えるロールモデルのような人がいるかどうかも、就職先を決める一つの要素でした。そういう意味で、ACCSは魅力的な人が多い会社でした。
また、メイン事業が士業に特化したコンサルティングという稀有な業態も、クライアントのレベルの高さが想像でき、応募する決め手の一つでした。そして何より、一緒に働く人たちの雰囲気やマインドに共感できたことが一番ですね。「ここで毎日働くんだ」ということを鮮明にイメージすることができました。さらに、私の入社年は新規部門であるHR部門がちょうど立ち上がった時期。興味ある分野だったこともあり、チャレンジできるなら参画したいとも考えていました。
―そういう経緯だったんですね!諏訪さんは入社してから比較的短期間で異動を重ねて挑戦し続けているイメージがありますが、それは自分で希望していたんですか?
そうですね。思い返すと内定者時代の長期インターンからさまざまな経験をさせていただきました。当時のインターンは、基本的にインサイドセールス部門での業務がメインだったのですが、途中でシステム部門にも行かせてもらうなんてこともありました。挑戦したいという本人の意思があればなんでもやらせてもらえましたね。とても恵まれた環境だったと思います。
入社してからも業務の幅は狭めたくなかったので、「いろいろなことをやらせてください!」と自分から積極的に手を挙げていた記憶があります。だからこそ、いろいろな視点から会社を見ることができるようになったんじゃないかなと思います。
入社直後は挑戦したかったHR部門に配属してもらい、3年目からは会社のメイン事業である士業コンサルティング部門に異動し、現在はBS(ビジネスソリューション)チームで、主に税理士事務所さんのご支援を行っています。ご事務所の課題感や今後の目標に沿って、支援内容は営業・マーケティング・採用・人事評価・業務効率化と多岐にわたります。
―チャレンジ精神旺盛な諏訪さんだからこそのキャリア遍歴なんですね。では、入社してから今までのキャリアステップをもっと詳しく教えてもらえますか。加えて、ご自身のターニングポイントについてもぜひ教えてください。
入社1年目はとにかくがむしゃらに働いていた記憶があります。配属されたHR部門が新規部門だったこともあり、まだ安定はしていない状態ですし、社内での役割も手探りな部分があったので、とにかく毎日必死でした。業務内容としては、新規リードを獲得するためのWebマーケティング施策の立案や、セミナーの企画・運営を担当していました。
そんななかで意識していたのは、とにかく自分の意見を出すことですね。新卒が新規部門で自分の意見を言うのってなかなか難しいと思うんですが、当時の上司に「みんな新卒の視点や気持ちは忘れてしまったりするから、どんどん諏訪くんの意見を言った方が会社のためになるんだよ」と言っていただいたことで、自分の考え方が大きく変わったように思います。そこから自分の考えを積極的に言えるようになっていきました。
1年目の年明けからはHR部門内で少し役割が変わり、IS(インサイドセールス)担当になりました。この頃はちょうど自社サービスに方針転換があり、新しくインプットしなくてはいけないこともたくさんありました。マーケティング担当からIS担当に切り替わったことは、今思うと自分にとって一つのターニングポイントだったと思います。
そのほか、商材のシステム担当との開発会議や既存のお客様のフォローなど、1年目ながらいろいろなことを任せてもらいました。そして、2年目の4月からは実際にお客様への新規提案をメインで行うフィールドセールスにも携わるようになりました。
お客様のアイディアで商品を新しく作るような経験もしましたね。案件としては、もともと士業コンサルティング部門にあった社内リソースを体系化しながら、一般企業向けにカスタマイズして商品化するというような感じです。かなり大きなプロジェクトで、新しい挑戦だったので大変なこともありました。その分、なんとか商品化してお客様に提供できたときの達成感はひとしおでしたね。他にもHR部門にいた頃にはさまざまなことがありましたが、新規部門だからこそ、新たな業務に取り組んだ時にはそのノウハウを蓄積して、マニュアル化していくという作業も続けていました。
3年目の夏には士業コンサルティング部門のBS(ビジネスソリューション)チームへ異動し、役割が今までよりもさらに大きく変化しました。こうして振り返ると、他の社員と比べてもかなり役割の変化が多いかもしれません。でも、自分の中では常にチャンスだと捉えていました。単純に新しい挑戦へのワクワク感みたいなものもあります。
―HR部門から士業部門への異動は特に大きな変化だったと思いますが、戸惑いはなかったですか?
やっぱり戸惑いよりもワクワクの方が大きかったですね!
特にACCSにおいては士業部門は会社の核です。そこに関わっていくことに対する悩みはほとんどなかったです。HR部門でやってきたことを士業部門でも活かせるんじゃないか、また士業の先生がお客様になるということで、面白さをどんどん見つけられるんじゃないかなとも考えていました。
―入社して3年でこれだけの部署を経験した人はACCSでも少ないですよね。その間で大変だったこと、印象に残っていることは何ですか?
そうですね。一番の試練は先ほどお話しした、HR部門にいた時の商材開発案件でしょうか。
また、士業部門に異動してからは特に税理士の先生とのコミュニケーションが多かったので、最初は専門的な知識をインプットするのがとても大変でした。先生方と同じレベルで話ができるようになるにはそれなりの時間が必要でしたが、先輩方にOJTやOFF-JTでしっかりと研修してもらいつつ、社内の資料などを使って自分でも学んできたという感じです。
どんなときでも、接するお相手の期待値を超える仕事をしたいというワクワク感と緊張感は持っていました。そのおかげでインプットも頑張れたのだと思います。また、税理士事務所の組織課題など、人事系の相談を受けた際にはHR部門の知識を活かせる場面も多かったですね。
あと印象的だったというか、開業したばかりのお客様を担当して、着々と成長される姿をサポートしながら近くで見られるということには喜びとやりがいを感じましたね。あとは士業の先生方は本当に良い方ばかりです。こんな若者に対しても、仕事はもちろん仕事以外でもよくしてくださる人がとても多いですね。
―これまでの経験の蓄積が見事に活かせているんですね!ちなみに諏訪さんが入社後に意識していたことはなんですか?
「当たり前の基準を高く持つこと」と「自責化できる範囲を広げること」です。 どこを自分の当たり前の基準にするかによって、物事の考え方や人として成長の可能性は変わってくるのかなと思っています。そのため、できるだけ当たり前の基準を高く持つこと、そして当たり前の基準が高い人と仕事できるように努めてきました。
また、自分の責任でコントロールできる範囲を広げることも意識してきたと思います。そのためにも自分の能力と役割を少しずつ広げていけるように心がけてきました。この2つは今後も変わらず意識していきたいことです。
―なるほど。では、ACCSに入社して出会った人たちのなかで、特に印象的な人や影響を受けた人は誰ですか?
たくさんいるんですが、例えば入社当時の上司からは、先を読む力や計画の立て方を叩き込んでもらいました。当時の上司は私よりも私のスケジュールを把握しているような方でしたね(笑)業務の細かなアドバイスはもちろん、客観的な意見なども言ってもらえたことが、今の私のベースになっていると思います。
同期にも刺激をもらってます。特にお客様との関係性構築が抜群にうまい同期がいて、よくアドバイスをもらいます。性格やコミュニケーション面で自分とは少し違うタイプですが、常に刺激をもらえるとても大切な存在です。
今の上司にあたる笹澤さんはマネジメント能力やチームを牽引する力、コミュニケーションの取り方が他の人よりも抜きん出ていて、何気ないことでも「こんなに深い部分まで考えたり、読み取っていたのか」といつも尊敬しています。周りの人たちから多くの学びがあるのもACCSの魅力です。
―魅力的な人との出会いもACCSならではですよね。では、入社して一番嬉しかったこと、やりがいを感じたことは何でしょう?
やはり何よりもお客様に喜んでいただけた時だと思います。この仕事をしていてよかったなと一番感じる場面ですし、それがまた自分の新しいモチベーションにもなっていると感じます。
―これからコンサルティング業界、ACCSを目指す学生さんたちに「若手の成功法則」を伝えるとしたら、どんなことを伝えますか?
自分の得意なことや好きなことを見つけてみることが大切じゃないかと思います。そのための一歩として、まずは目の前のことに全力で取り組んでみることもおすすめです。目の前のことに夢中になっていたら、それがすごく得意になって、いつのまにか好きになるかもしれません。
自分の弱みをカバーするよりも、強みを見つけることのほうが大事だと思うので、尖ったスキルを見つけて磨いていくことも大切ではないでしょうか。
―では最後に、ACCSで働き続ける理由とこれからの目標を教えてください。
ここには優秀な仲間がたくさんいます。日々の業務のなかで刺激や学びを与えてくれる先輩や同期は、自分にとってとても大きな存在です。そして、社会的なインフラともいえる士業業界にコンサルタントとして関わるということは、希少性が高く、社会貢献をも担う業務と言えると思います。他ではできない経験がACCSならできると考えています。もちろん、自由な企業風土など働きやすさも日々実感しています。
個人的には、これから入社いただく若い人たちのロールモデルのような社員になれるよう頑張りたいと思います。そしていつか、「諏訪さんがいるからACCSに入りました」と言われたいですね!