今回は、リファラル制度を利用した採用成功事例第二弾をご紹介します!
この記事では、リファラルで入社してくれたメンバーはもちろん、
紹介した側の目線も大公開しちゃいます👀
入社を決めたTさん、Tさんを紹介してくれたFさん、お二人のお話をお伺いしてみました。
採用コンサルとしてご一緒していただいている、採用モンスターズのおっしーさんが
インタビュアーとして参加してくれています。
Tさんが入社後のギャップや、入社を決めたきっかけなど、声をかけられた側の視点が盛りだくさんとなっています🤝
正直、リファラルって
- どのように声をかけていいのか分からない…
- 紹介したい人はいるけど、タイミングなどが難しい…
このような方々も、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
これまでのキャリア
Q.ご経歴について簡単に教えてください。
Tさん:
新卒でSESの会社に入社し、2017年までAndroidのエンジニアとして働いていました。そこで、大手のメーカーのアプリを作っていたのですが、2018年にIoT関係のスタートアップ企業に転職しました。転職後は、Androidの開発をやりつつ、デバイスの組み込みなどの新しい業務にもチャレンジしましたね。もちろん、スタートアップ企業なので人数も少ない環境で、リソースのマネジメント、アーキテクチャーの設計など色々任せてもらいました。
おっしーさん:
入社した時は、何人程度の会社でした?
Tさん:
私が入社した時は20〜30人くらいで、50人はいない程度の規模でした。
おっしーさん:
Fさんとは前職で出会ったんですよね?
Tさん:
そうですね、むしろ前職に転職する際の面接官がFさんでした。私の人生はFさんにかかってますね。笑
Fさんとは、SESからキャリアをスタートさせたっていうところとか、キャリアが結構似ていると思っていて。面接の際もその点をよく理解してくれた印象でした。
Q.前々職のSES企業をやめた理由はなんですか?
Tさん:
派遣先がモバイル開発をやってる人しかいなくて、デザイナーさん等とはほとんど関わりがなかったんです。開発以外の仕事のことを全く分からない環境だったので、環境を変えてみたいと思いました。
おっしーさん:
正直、それだと作業者みたいなイメージなので、もっと深く関わりたいと感じたんですか?
Tさん:
作業については独学も含めて深く関われていたと思うのですが、仕事の全体像を理解できなかったんです。企画があって収益がどう変化していって、というプロセスの理解ができなかった。降ってくる仕事をただやるだけのような流れで…。
おっしーさん:
そのキッカケを経て、転職活動では様々な企業の面接を受けましたか?
Tさん:
10社ほど受けて、結果ほとんど落ちました…。文化が全然違うからこそ言葉も違い理解できず、うまく話を伝えきれなかったと思います。面接の中でいろいろ学んで、いわゆる「転職活動」をした感じですね。
それで、最後から二番目くらいにFさんがいる前職の面接を受けましたが、そのタイミングでやっと他社から内定が出てましたね。その会社はそれなりに成長していて、出来上がっている会社という印象がありました。
もしかしたら、そちらにいっても良かったかもしれないですけど、あえて難しい方(前職)を選びました。
おっしーさん:
Tさんの中で、厳しい環境にもまれて成長したいという気持ちが強かったということですか?
Tさん:
当時はそうでしたね。苦しい状況に置かれないとなかなか勉強しないと思って…。修行の意味も含めて転職活動をしたいたので、どうせやるなら厳しい方が良いかなと思いました。
おっしーさん:
それで約3年くらい揉まれたんですね…。入社後は思ってたより厳しい環境でしたか?
Tさん:
そうですね、厳しい環境ではありましたが、厳しい環境になってしまう理由も分かりました。整える方法はいくらでも本に書いてあったり、経験者の誰かが教えてくれたりすると思うんです。でも、その方向にシフトできないのは何故だろうというのを考えさせられました。今いる環境で自分はどこまで出来るのか、どこから諦める意識が必要なのか、理解しました。でも、そんな環境の中でもありがたいことにチャンスはかなり与えられたので、積極的に手を上げて、任せてもらえることは多かったと思います。
おっしーさん:
転職したいなという気持ちは漠然とありましたか?3年目にしてやりつくした感じがあったとか。
Tさん:
人それぞれ能力や気質もあるので、無理してまでやることはしなくていいかな、というラインが判断できるようになってきたと思います。
声をかけられてコインチェックを意識
Q.Fさんに声をかけられたのはどのようなタイミングでしたか?
Tさん:
1年くらい前ですかね。自分がやったほうがよいことと、やらなくていいことの判断がついてきて、業務の中である程度目処が立ったんですね。今後どうしようか、というタイミングでFさんに声をかけられました。ちょうどその時は、現職でどうしようもない気持ちが高まってきていました。気持ちは動き始めていたのですが、ちょうど手掛けている案件が収束しなそうだったので物理的にすぐには動けませんでした。
おっしーさん:
ということはFさんは1年越しで口説いたんですね!
Fさん:
そうですね、もうそろそろいけそうだなっていうタイミングで声をかけました。自分が前職を辞めた後も最近仕事どう?っていう飲み会を少人数で実施したり。
Tさん:
そこで、そろそろどうしようか悩んでいるって話もさせてもらいました。
Fさん:
そういったTさんの話を聞いて、そろそろいけそうだなというタイミングで声をかけました。
「そろそろうちきちゃえば?」みたいなライトな感じで。笑
おっしーさん:
Tさんはその時どう思いましたか?
Tさん:
正直嬉しかったです。でも、すぐ転職するかと言われると、まだやることが残っていたので…。それが片付いたタイミングを目処に考え始めました。
Fさん:
最初に声をかけたのが昨年の年末くらいですかね。そこから初めて面接に来てくれたのが2月くらいでした。
おっしーさん:
その際のコインチェックへの熱量はどうでしたか?いいなと思っていたとか。
Tさん:
前職がIoT関連の事業を行っていたので新しいことはできていましたが、そこで学べそうなことは一通り学べたかなという気持ちになっていたので、そろそろ違うことに携わりたいと思っていました。IoTの業界で食っていきたいと言うよりは、新しいことをやってみたいという考えだったので、コインチェックには興味を持っていましたね。
おっしーさん:
ちなみにその時、Fさんとの信頼関係は築けていたんですか?
Tさん:
そうですね。Fさんとは前職で一緒に働いてお互いのことを理解していたので、そこは安心できると第一に思っていました。それに、一緒に働く人との信頼関係は重要だと思うのです。私は、そんなに選り好みするタイプではないのですが、人間であればどのような人でも、合う合わないはあると思うので。
おっしーさん:
異業種に飛び込んだ形だと思うのですが、違う業界にチャレンジしてみようと思ったキッカケはありましたか?
Tさん:
業界は違えど、結論、経済を回すという観点は一緒だと考えていて。
自分自身、何かを理解したい欲が強いので、違う業界に行った方が考えの幅が広がる感じがしていました。
おっしー:
知的好奇心が強いんですね!
Tさん:
知らないままだと落ち着かないんです。ブロックチェーン等は、仕組み自体がかなり新しいと思ったので、これがどのように社会で利用されていくのか、と考えることはとても面白いですね。
Fさんに声をかけられてから興味を持って、なかなか難しい事が多かったですが、色々調べてみました。
Q.声をかけられた後、期間が空きながらもコインチェックを受けてみようと思った決め手は何かありましたか?
Tさん:
コインチェックを受けてみた理由は、信頼できるFさんにお声がけいただいたのと、新しいことをやってみたい気持ちがあったことです。他の同業他社はそんなに見なかったですね。
Fさん:
Tさんを誘う前に、事前情報として知識を持ってもらった方が良いかなと思って、少しずつ会社の情報を共有していました。それこそ、社内のチームの情報とかポジションの情報とかですかね。
おっしーさん:
最初に声をかけてから、いつ選考を受ける?といった連絡はし続けましたか?
Fさん:
そうですね、しつこくなりすぎない程度に。笑
おっしーさん:
忙しいと後回しになってしまいますからね…。
Tさん:
そうですね、落ち着いて考えられなくなってしまうので…。でも、連絡をもらえていたことが、良い意味で背中を押してもらった感じです。
選考について
Q.選考プロセスはどうでしたか?
Tさん:
最初の面接では、技術的に何を利用しているとか、そういう話をして、最終は役員面接でした。そこで、体制はどう構築しているのかを聞きました。チーム開発をするのであれば、自分も色々と納得して開発を進めたいなと思っていたので。前職ではその点納得できていなかったので、その部分は特に意識して質問しました。全体的に、話したいことは全てお話しできたと思います。
おっしーさん:
面接は2回でしたか?
Tさん:
そうですね、一次面接と、最終面接の2回でした。
Fさん:
実は、そこで申し訳なかったことがあって…。一次面接でチームからNGが出てしまったんです。というのも、当時まだ採用を大きくしていなかった状況だったので、僕の知り合いをねじこんでしまったという風に感じ取られてしまったのではないかな、と。その後、ちゃんと、チームでどういう人を採用したいかという話をして、4月にもう一度Tさんにトライさせてもらいました。そこから最終面接をして、結果的に内定が出ました。
おっしーさん:
そういう過程を通して、Tさんを採用したいと思った理由はどういう点でしたか?
Fさん:
Tさんは真面目で、自分が知らないことをきちんと知ろうとしてくれる。前職でも、やったことのない分野の開発にチャレンジして実績も出してくれていました。だからこそ、経験のない暗号資産業界でも結果を出してくれると思いました。ここでTさんを逃したら一生後悔すると感じてましたね。
おっしーさん:
一度NGになってしまったところからのどんでん返しも、これからリファラルをしてみようと考えている方にとっては良い情報ですよね!
Fさん:
例えば、面接の時点で暗号資産に興味がない人は意外といますけど、そういう人でも入ってから興味を持ってくれるケースも多いので。まさに、Tさんはそういうタイプだと思いますし。
おっしーさん:
リファラルを行う上で、暗号資産に興味がある人しか誘えないと思っている人もいると思うので、とても良いお話が聞けました!
入社の決め手
Q.面接を受けてみて入社の決め手はどこでしたか?
Tさん:
一度NGになってしまったけど、やっぱり入りたいという思いがあリました。最終的な決め手はFさんに誘っていただいたというのは大きいです。
もう1社オファーも出ていて、エンタメ系の会社だったんです。エンタメ系と金融系で悩んだことは事実です。それに実は、私は金融系に苦手意識があって...。
でも、だからこそ苦手な方を選びました。苦手だけど、勉強しようと。お金の勉強もしていきたいと思いましたし、投資の考え方も勉強になりそうだなと思いました。
前職でチームがうまく機能していなくて、そもそも何故こうなってしまうんだろうと考えた時に、経営の判断をも大きく関わってくるのだと感じて。投資の判断とかもそうですし。下がどんなに頑張っても、上の判断で全て変わってしまうこともあると思うので。
おっしーさん:
もう1社ありながらも、Fさんのお声がけがあってコインチェックに入社したんですね!
リファラルで入社したからこそ良かったと感じる事はありましたか?
Tさん:
第一に、Fさんがいることですね。話がしやすいです。知ってる人が誰もいない環境だと、自分を知ってもらうところから始めなければいけないですよね。でも今の環境には、既に知っているFさんがいたので、スタートの時点から気持ちが楽だったのはあります。
おっしーさん:
人間関係の打ち解けやすさは大事ですよね。
Tさん:
知ってる方がいて、仕事しやすい環境だと分かっている方が精神的にも働きやすいと思うんです。
お互い知り合った上で、こういうチームにした方が良いんじゃないかという議論をして、それを会社の価値として認めて欲しいと思っていました。その理想をFさんと一緒に創っていけたらと思って。
Fさん:
僕からすると、Tさんのキャッチアップがすごく早かったんです。入社する前は、Androidの開発をあまりやっていないと聞いていたので、キャッチアップが必要かと思っていましたが、入ってすぐ自走してくれました。
Q.入社後のギャップはありましたか?
Tさん:
結構ミーティングが多い印象がありましたが、意外とそうでもなかったです。むしろミーティングを減らして作業時間を増やそうという感じでした。
Fさん:
僕自身もミーティングは好きではないので。笑
Tさん:
本には、コミュニケーションの頻度についてもよく書いてありますけど、今のモバイルGのメンバーは、ひとりで集中してパフォーマンスを上げていく方が向いている気がします。
なので、結論良いギャップでした。やり方は状況によって違うと思うので、少なくとも勉強になりました。
おっしーさん:
やりづらさもあまり感じなかったですか?
Tさん:
物事の伝え方は考えましたね。どのように説明をすれば分かってもらえるかなと。話を聞いていただける場はあるので、そういう動きは取りやすかったです。
Fさん:
結構ミーティングは減らしてはいるものの、疑問に思っていることは声に出すという空気にはできているかな、と思います。
コインチェックのリファラル採用について
Q.今後のリファラル採用を推進する上で良いアイディアはありますか?
Tさん:
前提、暗号資産について事前に知識がある方に限定しなくていいと思います。
誘うのであれば、半年くらいのペースでちょいちょい様子を伺うこともいいと思います。私もFさんに声をかけられて、そういうことを言ってくれるんだ、と嬉しく感じた経験もあるので。
しつこくなりすぎない程度に声をかけ続けることは良いことだと思います。
Q.コインチェックを分かりやすく一言でいうならどんな会社?
Tさん:
個人的に興味があるのはNFTです。新しい仕組みを、どうすれば一般的な経済圏にしていけるか考えるのが楽しいので。そして、新しい経済圏を創りたいですね。
今まで評価されてこなかったものが価値になる世界って素敵だと思うので。
Fさん、Tさん、お忙しい中ありがとうございました!
コインチェックではリファラル採用の強化に向けて、社内協力体制を絶賛構築中です💪
まずは、気軽な気持ちで紹介できる環境であるために
そして、安心感を持って選んでもらえる環境であるために。
まだまだできることがたくさんあると思っています!
社内での取り組み事例や、施策など、今後も発信していく予定ですので
次回もお楽しみに〜!!