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【社長インタビュー】ARPEGGIO社長のビジョンと使命

みなさん、こんにちは。ARPEGGIOの人事担当、齋藤です。私たちのオフィスにはバラエティに富んだ経歴を持つメンバーが集まっており、それぞれが得意とする技術やアイデアで会社を盛り上げています。

「テクノロジー」とは、経験者も未経験者も、背景もスキルセットも多様な個性を持ち合わせているからこそ、切磋琢磨し合える場だと私たちは考えています。

「それぞれの個性が融合することで、新しい価値を生み出される」 そんな多様な才能が集うARPEGGIOの一角を少し覗いてみたいと思います。

今回はARPEGGIOの代表である神社長のこれまでの道のりと、ARPEGGIO創立の背景、どんなことをしているのか?将来描くミッションに迫っていきます。 代表の言葉に、私たちの文化や熱意が反映されていることを感じ取っていただければ幸いです。

齋藤:ARPEGGIOの代表インタビューをさせていただきます。神さん、本日はよろしくお願いいたします。

: よろしくお願いします!

齋藤:最初に、神さんの経歴について教えていただけますか?

: 僕の社会人の経歴でいうと、1番初めは、飲食業でした。某三つ星の割烹料亭で料理人をスタートし、バーテンダーなど幅広い業務に携わり、最後はJAZZの生ライブが見れるフレンチレストランの立ち上げを店長として経験しました。 そこから25歳のときに一念発起し、未経験からデザイナーを目指し転職をしました。

齋藤:飲食業から未経験でITの世界に飛び込んだんですね、なかなかの英断…!

:そう、一番最初がARPEGGIOの前の会社でした。入社した当初はARPEGGIOにあるような3ヶ月の研修制度もその会社にはなくて、入社初月から不動産の事務案件に参画しながら、独学でデザインの勉強をするような始まりでした。

齋藤:なかなかのハードワーク。モチベーションを保つのが難しそうですね。

:独学以外の学習方法でいうと、週末はフリーランスのアートディレクターの下で時給600円でアシスタントして学ばせてもらったりしていたんですよね。

齋藤:時給600円ですか!一体いつの時代なんだ…。

:成果報酬とかもあったんで、時給換算するとそんなもんでした。笑

某シューズハイブランドの撮影案件で、5万円だけ渡されて撮影に必要なプロップスを買って余ったものが僕の報酬になったりしていました。後は紙媒体のデザインだったり、ロケ撮影もしたり。

齋藤:デザインだけどWebデザインじゃなかったんですね。

:そうですね。それから紆余曲折あって、Webデザイナーになれてからはとんとん拍子で進みました。

初めてのデザイナー案件では、制作会社に参画し、自分のスキル不足もあって、仕事が終わらず朝から夜までずっと出向先にいて家に帰れず近くの漫画喫茶に泊まることも日常茶飯事。終電で帰って始発で出社することもありました。

そこでは、2週間目でスキル不足と言われ2ヶ月間の契約以降は延長なしと言われちゃった経験も今となっては懐かしいですね。笑

齋藤:2週間でスキル不足はかなり応えますね、でもいい経験になっていそう。

:そこから、2つ目の案件に参画し、僕の師匠と呼べる存在に出会えました。いわゆるデザイン4原則も、紙媒体系のデザインも教えてくれたし、デザインの基礎全てを教えてくれました。

でも、師匠が独立してしまう関係で結局その案件も3ヶ月しか居ることができなかったんですよね。

師匠の会社に面接に行ったくらい、ちゃんと教えてもらえる環境に身を置きたいと思ったこともあったけど、前職の会社にもとてもお世話になっていたのでまだまだここで頑張りたいと思って結局は案件を変えることになりました。

3つ目の案件では、某アニメ系コンテンツのプラットフォーム作成案件で、そこには1年くらいいたけど、WebのUIデザインや企画、ポスターやしおりなどDTPデザインの作成まで幅広く携わらせてもらいました。あとは、JavaScriptが扱えたのでVue.jsでコンポーネント作成のコーディングもデザイナーの僕がやっていました。笑

齋藤:Vue.jsも!エンジニアの領域じゃないですか!笑

:Atomic Designを採用してたから、デザインしたものをVue.jsでコーディングまでして、Organismsまで書き切ったらエンジニアさんにやっと渡す形でやってたり。「もうエンジニアさんいらないじゃん」と思うこともありました。

齋藤:エンジニアさんの仕事がほぼないですね。笑

:その後4つ目の案件に行って、某携帯キャリアの企業様で認知症アプリの新規サービス開発に携わり、5つ目の案件では、実はグッドデザイン賞を獲った介護サービスのデザインシステムを作ったりしていました。

そこからは、UIデザイナ / アートディレクターとして合計で10社ほど参画させていただきデザインスキルを磨きました。 出向業務とは別で、社内ではマネージャーとして、自社内のカリキュラム作成や教育体制(のちに3ヶ月研修に繋がるもの)の構築をし、未経験者の教育やマネジメント業務を経験しました。 その後、2022年の10月にARPEGGIOを立ち上げたという流れが僕のざっくりとした経歴です。

齋藤:波瀾万丈な遍歴ですね…。

経緯と想い

齋藤:では、次は会社を立ち上げようと思った経緯と想いの部分について質問していきたいのですが、そもそも前職でマネージャーとして未経験の教育などやっていたにも関わらず、なぜARPEGGIOを立ち上げようと思ったのですか?

:前職の会社では、かなり厳しく採用をしていて、経験者でも未経験者でも、ちゃんとあらかじめスキルがある人か見ていたり、人間性や社会人経験、後は文化に合うか?など見ていてかなり絞っていた印象がありました。

でも、そうやってお見送りにした方々の中でも、「この人エンジニアやデザイナーになれるな…」と思える人は沢山いて、そういった方々も救っていきたいと思っていて、純粋にエンジニアやデザイナーになれる人を増やしたいなと思って立ち上げました。

齋藤:その思いは自分もすごく感じますね...。

齋藤:そんな立ち上げの想いがある、ARPEGGIOの掲げるミッションやビジョンを詳しく教えてください。

: ミッションは、技術者として活躍するチャンスを生み出す企業。

実現したいことは、業界経験者でも未経験者でも、これから挑戦したいと思っている人に挑戦できる環境を作ってあげることかな。その環境自体がARPEGGIOだと思ってます。

齋藤:ARPEGGIO自体が挑戦の場ということですね。

:そうです。ARPEGGIOで採用するのはチャンスを掴むためだけの入口、RPGゲームの洞窟の入り口みたいな。その中に行き止まりがあったり強い武器が入ってる宝箱があったり、強いモンスターがいたりするからいろんな道を冒険して経験してもらいたい。技術を身につけることができたら技術者としてデビューし、その後は自分自身で自分のチャンスを紡いでいく形になります。

齋藤:自分で決める自由と責任もありつつ、うまく会社を活用してほしいというイメージですかね?

:そう、その行く先々で必要なものは僕らが経験したからわかっていて、「この道に行くならピッケルが必要!」だったり、「そこは弓が飛んでくるから盾持って行きなよ!」って伝えたり、「その道は暗いから松明沢山持っていこう」って言ったりするイメージ。

齋藤:某サンドボックスゲームみたいですね。笑

: そうそう、もはや某サンドボックスゲームみたいに何しても自由だしいろんな可能性が広がっていると思う。

齋藤:なるほど、洞窟探検したり、栽培したり、建築したり、様々ですよね。

齋藤:そんな自由でありながらもしっかりと成長できる環境のあるARPEGGIOの主要な事業内容について教えてください。未経験者をどのように育成し、サポートしているのでしょうか?

:主要な事業内容は、人材教育とSESをやっています。お客様先への技術提供が主ですね。

経験者に関してはスキルに合わせてプロジェクトに参画してもらいます。

未経験者に関しては、まずはARPEGGIOの研修カリキュラムで育成していきます。このカリキュラムに関してはカッツ理論やいろんなものを用いて教育の体制をつくっているので、ここだけでも8時間くらい語れるかも知れないですね。笑

サポートに関しては、そもそも僕たち教育者が全員未経験からエンジニアやデザイナーになっているため未経験から技術者を目指す人へのサポート体制、心持ち、ITの現場の初出向、業務の進め方などを教えています。

プログラミングを教える時に対面の方が良い時もあればオンラインで画面共有した方がいい時もあったりするので、臨機応変な体制づくりを心がけています。

齋藤:神さんご自身も未経験からエンジニア/デザイナーとしてキャリアを築かれたとのことですが、その経験から今のARPEGGIOのビジョンについて感じることは何ですか?

:僕もこんな会社に出会いたかった。という一言に尽きますね。

そしてそう思える会社を自分で作りたかったというのもあります。

最初に何も無い状態で独学でやってきたからこそ、自分で切り開いていくしかありませんでした。何が正解かもわからないので、自分自身を正解にしていくしかなくて...。

こんな会社があればすぐにでも入っていたと思います。
でも、逆にいうとその下積みのような経験があったからこそ挑戦の場を作りたいと思えたと思います。

齋藤:そういう経験をしていなかったら、この会社を作れなかったかもしれないということですか?

:そうだね、作れなかったかもしれない。このガッツというか、体当たりな経験があったからこそ、これって大変だったんだなって思える。この環境っていい環境なんだなっていうのを思いつくことができたと思う。

今のARPEGGIO

齋藤:社長ご自身が経験したことから、未経験からのキャリアチェンジに挑戦する方々へのアドバイスやメッセージはありますか?

:アドバイスとしては、自分自身が何の勉強をしたいのか?なんのために勉強をしているのか?をしっかり軸として持っておいてほしいですね。

「入社までに何の勉強をしたらいいですか?」という質問をよく面接で聞かれます。正直どんな勉強をしても必ずどこかに活きてくるんじゃないかな。

エンジニア/デザイナーという手段を選んだのはなぜか?というのを持っておくことで、それが自分のモチベーションや継続するための軸になると思います。 じゃないと、ただエンジニア / デザイナーになるだけになってしまって辛いこと、大変なことがあったときに逃げてしまうと思います。

だからこそ、自分自身のやるべき目的という軸を持ってほしいなと思いますね。

そういう軸を持っていてエンジニア/ デザイナーになりたい気持ちがあるのなら、迷わずうちに飛び込んできてください!

齋藤:たしかに、ただプロになるだけがゴールでは続かない業界ですしね。

齋藤:ARPEGGIOの社風や働く環境について教えていただけますか?会社が大切にしている価値観や文化について知りたいです。

:やっぱり一番はフルリモートを目指している点。フルリモートを目指しているからこそ、心理的安全性というのをテーマにしています。心理的安全性って難しいテーマだし、一歩間違えるとあらぬ方向に進んでしまうテーマでもあると思います。

齋藤:たしかに、意図を誤るとすぐ違う方向にシフトしてしまいますね。

:そう、相手に寄り添って、相手を思って、だけだと何か勘違いしたものになってしまう。

ARPEGGIOが考えている心理的安全性は、相手への信頼、自分の理解、自己開示、それらを全員が思えているということ。フルリモートを目指すからこそ、質の高いコミュニケーションをするために必要になってきます。

価値観でいうと、メンバーの個を尊重しているというところ。一番に叶えたいのは一人ひとりの達成したいものや叶えたい夢。そのために、目的やありたい姿を明確にしていくような価値観を持ってもらっています。

なんのためにエンジニアやデザイナーになりたいのか?人生において仕事はどんな立ち位置か?達成したいものや叶えたい夢のための手段としての仕事だと思っておいてほしい。

齋藤:個を大切にしたいからこそ、メンバーが自分自身を深く理解しておいてほしいんですね。

ビジョンと展望

齋藤:ARPEGGIOが目指す将来像や、これからの展望についてお話いただけますか?

:将来像としては、技術者ファーストの環境を作っていくということ。

今後は、技術を身につけたメンバーたちが、ただエンジニアやデザイナーとしてだけでなく技術者としてのステップアップとしてPMやPL、ディレクターなどの上流工程への挑戦をしてもらうような環境を作りたい。また、身につけた技術に鬼に金棒のようにプロンプトエンジニアリングのスキルを身につけてこの業界で闘っていけるようになってほしいと思っています。

齋藤:今、プロンプトエンジニアリングは流行っていますし、すごくいいですね。

最後に

齋藤:最後に、読者の皆さんへ社長からのメッセージをお願いします。

:転職に早い遅いは無いと思うので、本当にやりたいと思っているのであれば、とにかく応募してきてください!

それこそ、僕も一番最初に転職した際は何も準備していない状態でWantedlyで「話を聞きたい」ボタンを押して始まった人生でした。まずは話を聞いてみて、どうなりたいか一緒に話していきましょう!

以上、株式会社ARPEGGIO、神和昇代表インタビューでした。

それぞれが持つ色彩が集まり、未来へのキャンバスを彩ります。あなたの色も、ARPEGGIOのパレットに加えてみませんか?

心温まる出会いが、ここにあることを願っています。

齋藤

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