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5人しか来なかった説明会

2010年ぐらいのことだったと思います。大学で同じゼミだった先輩とお茶をした時の話です。なぜかDeNAの話になりました。

「凄い成長だよね〜。俺が就活の時、南場さんが京大に来てて、大学の近くの会場で説明会開いてたからね。でも行ったら学生5人ぐらいしかいなくて、南場さんなんかしらけちゃって端で携帯いじってたもんな〜。説明会をセッティングしたイベント会社の人超気まずそうだったよ笑。それが今では時価総額も凄く大きくなっちゃって。」

その説明会が行われた7年後の2013年。

登壇イベントで京大を訪れた際、南場さんが基調講演をしていました。その時は、500人収容できるホールが満席。質問タイムになったときに、男子生徒が勢い良く手をあげて、ハキハキと「僕はDeNAの内定者なのですが!」と言って嬉しそうに質問していました。今では京大からも、毎年多くの学生がDeNAに入社するそうです。

5人しか来なかった時代が2006年だとすると、それは8年前。8年もあれば、こうも変わるものかと驚きます。

当時のDeNAと今のDeNA

どっちの方が面白いか。

どっちの方が大変そうか。

どっちの方が、人生充実するか。

どっちの方が、やりたいことができるか。

今DeNAへの就職を志望する学生と、当時親の反対を押し切って入社した学生もまた、視点や考え方が大きく違いそうです。

これはDeNAだけにとどまらず、ここ10年で「ゼミの先生もよく知らない小さなベンチャー」から「誰もが知っている大企業」へと成長した会社全てに当てはまるものです。

考えてみると、面白いですね。

※冒頭のグラフはアニュアルレポート2013 ダイジェスト版から抜粋してます(売上高/売上収益の推移)

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