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M2X Note: なぜWeb3でもAIでもなく、メンテナンスなのか?

M2X代表の岡部です。前回の投稿では、なぜ起業したのか(Why me)?にフォーカスした記事を書きましたが、今回は最も伝えたかった、なぜいまメンテナンスなのか(Why now)?について書きたいと思います。


M2X創業Note: 新卒で官僚を選んだ40歳が、なぜ起業を選んだのか? | 株式会社M2X
自己紹介:何をやっている会社かはじめまして、株式会社M2Xの代表の岡部と申します。2022年末に株式会社M2Xを立ち上げ、「すべての産業を、確かに、動かす。」をミッションに、メンテナンス効率化S...
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なぜいまをときめくWeb3でもAIでもなく、メンテナンスを事業領域に選んだのか?この領域の①市場の広がり🗺️、②課題の大きさ🪨、③技術的チャレンジの高さ🧑‍💻をお読みいただくと、きっとこの事業領域の面白さをご理解いただけると思います。(3分で読めます!)

面白さ①:市場の構造的変化と広がり🗺️

今後日本では圧倒的に労働力が不足します。2040年には1,100万人の労働力が不足すると言われており、これは、現在の近畿地方一帯の就業者数がすっぽり消滅するのと等しい。

この労働力不足を補う策の一つが自動化・機械化です。ヒトが行っているタスクを最大限機械に担わせていく。今後、製造業に留まらず、飲食業や介護・医療等、様々な産業においてロボットが社会実装されていくと考えます。つまり、日本中あらゆるところに機械・設備が埋め込まれていくことになります。

それら一台一台の設備は導入すれば終わりではなく、トラブルが起こらないようにするための点検や、トラブル時の迅速な対処が必要となります。つまり、社会に実装される機械・設備が増えれば増えるほど、メンテナンスの機会は増えていきます。しかも、それはこれまで自動化の中心地であった製造業を超えて、あらゆる産業に広がっていきます

圧倒的な労働力不足を起点にしたロボット化・機械化の進展。それに伴うメンテナンス需要の高まり、市場の広がりがこの事業領域の面白さ①です。

メンテナンスは機械が代替できない活動です。外資コンサル時代、大慌てで資料をコピーしてたところ紙詰まりが起こり、コピー機が「紙詰まりはこことここで起こっています、紙の取り出し方はこうです」とご丁寧に教えてくれ、「そこまで分かってるなら自分でやれよ!」と思った記憶が…

面白さ②:解くべき課題の深さ🪨

そもそもメンテナンスはなぜ必要なのか?モノ・サービスの提供を止めたくないからです。メンテナンスは、自分たちが作ったモノ・サービスをお客様に届けたい、という思いを下支えする活動とも言えます。

より経営視点で考えると、メンテナンス活動とは、モノづくり・サービス提供の稼働を極限まで高め、機会損失を無くすための活動と言えます。例えば製造業で稼働率を気にしていない工場長・経営者はおらず、ダウンタイムの低さ⇔稼働率の高さは重要KPIの一つです。

M2Xは、メンテナンス活動の主役たる現場担当者の業務の効率化・労働生産性の向上も目指しますが、最終的にはその先にあるこの重要KPIの維持・向上を狙ったプロダクトづくりをしています。

人手不足に加え、今後は更に設備の老朽化も深刻化していくため、設備を問題なく動かし、稼働を維持する重要性・困難さは高まっていきます。現場のみならず経営レベル、更には社会全体に通ずる課題を解きに行ける、これがこの事業領域の面白さその②です。

面白さ③:技術的なチャレンジの高さ🧑‍💻

メンテナンスは様々な関係者が協調しながら行なう活動です。現場のメンテナンス担当者や管理者に留まらず、本社の管理部門、更には外部の装置メーカーやメンテナンス業者が含まれます。これらマルチステークホルダーな取り組みを包含するプロダクトづくりをする際に技術的に重要となるポイントは以下の2点です。

①UI・UXの重要性
メンテナンスは、日々現場で何が起こってるのか、どういう対処をしたのかをデータで残し、次に繋げるのが重要な活動です。

したがって、現場で機械に寄り添うメンテナンス担当者が、如何に解像度の高い情報を低工数で残せるか、これが現場の意思決定の質・メンテナンス活動の成否を分けます。

したがって、現場の担当者が迷いなく自然と使え、業務に欠かせないツールになることが重要で、そのためには考え抜かれたUI・UXが肝となります。

②拡張性のあるアーキテクチャの設計
メンテナンス活動自体が多くのデータを扱いながら行う活動で、それをM2Xのプロダクトでもしっかりと捉える必要があります。

例えば、現場の設備トラブルに関する情報やそれを扱う作業者の情報、更にはメンテナンスの際に交換する部品の情報など、多くのデータポイントが相互に関連しているので、各情報を扱うためのインターフェイスを意識した設計を考える必要があります。

また、メンテナンスはマルチステークホルダーな活動であるが故に、社内外のステークホルダーへの拡張性を睨んだアーキテクチャの在り方(モジュール化等)を思考するのもこのプロダクトのエンジニアリングの醍醐味です。

このように、現場を起点に様々な関係者にシームレスに使ってもらうには、フロントエンド・バックエンド問わず多くの技術的なチャレンジがあるのがこの事業領域の面白さ③です。

ちなみに、表題で「なぜAIではないのか?」と煽っておきながら、ちゃっかり生成AIの実装は進めていたりします。生成AIは弊社が実現したいバリュープロポジションを増幅する重要なピースだと考えています

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いかがでしたでしょうか?大きな市場のうねりの中で、業界横断的な手触り感のある課題をテクノロジーで解決していく、一見地味だけど実はすごくエキサイティングな事業をやっています。

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